ひとあしお先に開けちゃいます! |
来る16日、NTTドコモからXi(LTE)に対応した無線LAN(Wi-Fi)ルーター、「L-04D」が発売されます。LG Electronics製のXi対応無線LANルーターとしては、「L-09C」に継ぐ第2弾。ホワイトとレッドの2色展開で、Xiを含め、LTE対応の無線LANルーターとしては今までにないほどコンパクトな筐体となっています。
この度、S-MAXのメディアパートナー「AppComing」のご厚意で、発売前の検証用パッケージをお借りしました。この記事では、そのパッケージを開封してみたいと思います。発売前の“予習”になれば幸いです。
L-04Dセットの同梱品は本体、電池パック L17、専用ケース(試供品)、取扱説明書(接続ガイド)と、かなりシンプルです。ここで注意しないといけないのは、ACアダプタやマイクロUSBケーブルが添付されない点です。最近のスマートフォンを持っていれば、同梱品にマイクロUSBケーブルなどが付いているでしょうから、添付されないことが直ちに問題となることは少ないと思われます。もしも、別途充電用ACアダプターやマイクロUSBケーブルが必要な場合は、ドコモがスマートフォン向けに販売しているものや、サードパーティー製のものを購入して使うことになります。対応オプション品には、ドコモ純正の「ポケットチャージャー01」や「ポケットチャージャー02」も含まれています。 筆者の利用方法では、ポケットチャージャーの類はなくても十分でしたが、特にLTEエリア内でとてつもなくヘビーに通信される方は、併用を検討してみてもいいかもしれません。
気になる電池パック容量は1650mAh。昨今のモバイルルーターと比較すると、若干容量が少なめな印象も受けます。連続通信時間はLTE(Xi)時で約4時間、3G(FOMA)時で約5時間、連続待ち受け時間はLTE時で160時間、3G時で約320時間です。サイズを重視した故、仕方のない面もありますが、L-09Cと比較するとやはり短めになっています。使い方次第ですが、先述の通り、ポケットチャージャーもオプション品として用意されているので、併用を検討してもいいかもしれません。
SIMスロットは、ドコモのデータ通信専用端末としては初めてのマイクロSIM(ドコモでは「miniUIM」と呼んでいる)規格になっています。既存回線の契約変更、または機種変更で購入する場合、従来サイズのFOMAカード、またはドコモUIMカードを利用している場合は、再発行手続きが必要となります。UIMカードのサイズ変更に伴う再発行手数料は、1回目は無料ですが、無料交換日を起点として、1年以内に2回目のサイズ変更をする場合は、通常通り3150円(税込)かかります。注意して下さい。
工場出荷時のSSID(無線LANアクセスポイント名)と暗号化キーは、本体のバッテリーをはずした銘板の部分、または本体に同梱されているIMEI(製造番号)シールキットに書かれています。初期設定の際には必要となります。バッテリーを外せば、本体に書かれている、ということは、セキュリティ上、初期設定時に速やかにSSIDと暗号化キーを変更することを強くオススメします。簡易設定としては、WPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応しており、本体にもWPSボタンが付いています。
取扱説明書セットには、取扱説明書そのもの、かんたんセットアップマニュアルと2.4GHz機器使用上の注意事項が入っています。かんたんセットアップマニュアルは、初期セットアップの方法や、Windows PC、PSP、ニンテンドーDS、iPod touchで無線LAN接続する方法を解説してあります。詳しい設定方法などは取扱説明書に書いてあります。
今回は、パッケージの開封をしましたが、肝心の“中身”のレビューも今後していきますので、お楽しみに!
※今回開封したパッケージは、発売前の試作機のものです。製品版と構成が一部変わる場合があります。ご了承ください。
※この記事は、筆者の個人的なブログ「せうの日記」のエントリー「Xiルーター"L-04D"を発売前ですが開封しました。」をもとに、S-MAX向けに再編集したものです。
関連リンク
■NTTドコモ L-04D製品情報
■LG Electronics Japan L-04D製品情報