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Xiの高速化エリアが拡充!

NTTドコモは22日、2013年春に発売する予定の新モデル「2013年春モデル新商品・新サービス発表会」を行い、そのプレゼンテーションの中でdocomo LTEサービス「Xi(クロッシィ)」のサービスエリアを拡大することを明らかにした。

具体的には、Xiの高速化エリアについても順次対応しており、下り(受信時)最大100Mbps/上り(送信時)最大37.5Mbpsのエリアについて、今年度末までに22都市、6月までに50都市で利用できるようにする予定だという。

また、37.5Mbpsの2倍の75Mbpsに高速化することにも取り組んでおり、2012年12月末時点で対応基地局数が500局だったが、今年度末までに4000局、6月末までに1万局まで増加させるとのことだ。


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なお、今回の発表において、通信速度が「2012年冬モデル」から対応した受信時最大100Mbpsをさらに上回る受信時最大112.5MbpsとなるUE Category 4に対応した機種が登場した。スマートフォンでは「Ascend D2 HW-03E」の1機種、モバイルWi-Fiルーターでは「HW-02E」の1機種の合計2機種。その他の発表された2013年春モデルについてもXiの受信時最大100Mbpsに対応している。

一方で、発表会の質疑応答では、100Mbpsや112.5Mbpsといったものが地方から導入されており、都市部では高速化を体感できる状況ではないことが指摘された。ドコモでは比較的電波状況に余裕のある1.7GHz(Band3)も利用できる状況にあるが、このBand3を使ったLTEサービスの展開について話が出てこないが、今後どうするのかといった質問があった。

それに対し、加藤氏は「(都市部での高速化が体感できない点について)少しご迷惑をおかけしているかと思うが、37.5Mbpsを75Mbpsにすることは説明した通りだ。また、112.5Mbpsや100Mbpsが地方(周辺部)から入っているのも事実。一方では、色々な周波数があり、1.5GHzや1.7GHzなどがあるが、端末(チップセット)の周波数対応が前提となっているので、グローバル(海外)で利用されている周波数については対応が早いが、そうでないのは少し時間がかかっている。」とし、「Band3でのLTEなどもできるだけ早く導入していきたいと思っている。Xiの契約数も1000万契約に達しようとしており、周波数の利用効率を上げていかないといけない。」とした。

Band3についてはグローバル調達という意味で、iPhone 5なども対応しており、ソフトバンクモバイルがイー・アクセス(イー・モバイル)の電波を利用する方向で動いていることもあり、チップセットの対応も比較的進んでいることからドコモでも導入が期待される。

記事執筆:S-MAX編集部


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