どっちの方が「速い」…? |
ASUS(エイスース)製の「ASUS VivoTab TF600T」とともにWindows 8のARMプロセッサー向けバージョン「Windows RT」を使っていくレビューの5回目です。
3回目ではデスクトップアプリを、4回目では新UI「モダンUI」で使えるアプリなど、アプリ環境の検証をしてきました。今回は、実際にWindows 8搭載パソコンと比較して動作パフォーマンスにどれくらい差があるのかを検証してみます。
Windows 8およびWindows RTのどちらでも動作するベンチマークプログラムを使って数値で比較してみることにしましょう。なお、電源オンから起動するまでの時間を比較したレポートは2回目で紹介していますので、そちらもあわせて参考にしてみてください。
■使ったベンチマークプログラム
Windows RT環境では事実上Windowsストアアプリしか稼働しません。そのため、ベンチマークプログラムもWindowsストアアプリから選択することになります。
現在、Windowsストアにあって、なおかつWindows 8でもWindows RTでも動くベンチマークアプリはいくつかありますが、実績のある著名なものはまだありません。一応、クロスプラットフォームベンチマークプログラムとして生まれ変わった「3DMark」のWindows RT版が現在準備中ではありますが、記事執筆時現在ではまだありません。
そこで、今回は、Jujuba Softwareが無償で配布している「PC Benchmark」を使うことにしました。Windows RT環境でのベンチマークテストアプリ不足を受けて開発されたようで、ディスクの読み書き速度、CPUの計算速度、RAM(システムメモリー)の読み書き速度、GPUの処理速度をテストすることができます。
■早速ベンチマークを!
今回、TF600Tとベンチマーク比較するのはLenovo ThinkPad X121eのAMD CPUモデル(3051-RP6)です。2回目のレビューで起動速度を比較したあいつです。システム構成は変わっていません。
このモデルで採用されているAMDのAPU(グラフィック機能を内包したCPU)は、同等のIntel製CPUと比べるとCPUとしてのクロックあたりの演算パフォーマンスが劣る面があるものの、グラフィックパフォーマンスは優れている、という特徴があります。とは言え、パソコン向けプロセッサーなので、それなりの力はあります。
ご覧頂ければ一目瞭然ですが、基本的にはThinkPad X121eが圧勝しています。ただし、TF600Tは4キロバイトファイルの読み書きと、512KBファイルの読み込みで勝利しています。Windows 8 UIベースで使っている限りは、Windows RTなTF600Tの方が何でもスムーズに動くので、意外な結果ではあります。
Windows RTはARM CPUに合わせて徹底的な軽量化・パフォーマンス調整が行われています。それが、このようなベンチマークテストで出る数値上の差をあまり感じさせない結果につながっているようです。
次回は、周辺機器に関して紹介していきます。
ASUS VivoTab RT TF600T グレー ( Windows RT / NVIDIA Tegra 3 / モバイルキーボードドック付き / Microsoft Office 2013 RT Preview) TF600-GY32D
■関連リンク
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Windows RT環境では事実上Windowsストアアプリしか稼働しません。そのため、ベンチマークプログラムもWindowsストアアプリから選択することになります。
現在、Windowsストアにあって、なおかつWindows 8でもWindows RTでも動くベンチマークアプリはいくつかありますが、実績のある著名なものはまだありません。一応、クロスプラットフォームベンチマークプログラムとして生まれ変わった「3DMark」のWindows RT版が現在準備中ではありますが、記事執筆時現在ではまだありません。
そこで、今回は、Jujuba Softwareが無償で配布している「PC Benchmark」を使うことにしました。Windows RT環境でのベンチマークテストアプリ不足を受けて開発されたようで、ディスクの読み書き速度、CPUの計算速度、RAM(システムメモリー)の読み書き速度、GPUの処理速度をテストすることができます。
■早速ベンチマークを!
今回、TF600Tとベンチマーク比較するのはLenovo ThinkPad X121eのAMD CPUモデル(3051-RP6)です。2回目のレビューで起動速度を比較したあいつです。システム構成は変わっていません。
このモデルで採用されているAMDのAPU(グラフィック機能を内包したCPU)は、同等のIntel製CPUと比べるとCPUとしてのクロックあたりの演算パフォーマンスが劣る面があるものの、グラフィックパフォーマンスは優れている、という特徴があります。とは言え、パソコン向けプロセッサーなので、それなりの力はあります。
ご覧頂ければ一目瞭然ですが、基本的にはThinkPad X121eが圧勝しています。ただし、TF600Tは4キロバイトファイルの読み書きと、512KBファイルの読み込みで勝利しています。Windows 8 UIベースで使っている限りは、Windows RTなTF600Tの方が何でもスムーズに動くので、意外な結果ではあります。
Windows RTはARM CPUに合わせて徹底的な軽量化・パフォーマンス調整が行われています。それが、このようなベンチマークテストで出る数値上の差をあまり感じさせない結果につながっているようです。
次回は、周辺機器に関して紹介していきます。
記事執筆:Sho INOUE(せう)
ASUS VivoTab RT TF600T グレー ( Windows RT / NVIDIA Tegra 3 / モバイルキーボードドック付き / Microsoft Office 2013 RT Preview) TF600-GY32D
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