スマートソニックレシーバーの体験コーナーも!

10月1日(火)から5日(土)の期間、幕張メッセ(千葉県)で開催されたIT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2013」において、京セラのブースではスマートフォンのタッチアンドトライや、厚さ1mmの超薄型スピーカー「ピエゾフィルムスピーカー(製品名:スマートソニック サウンド)」のデモ展示を行っていた。

スマートフォンや携帯電話においては、国内向けのほかに北米市場に展開するスマートフォンの展示やタッチアンドトライも行われていたので紹介しよう。

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京セラブース


■スマートフォン・携帯端末
京セラは、国内向けにau、ソフトバンクモバイル、ウィルコムの3社にスマートフォンや従来タイプの携帯電話・PHSを開発、供給している。今回は、それらに加え北米向けのスマートフォンも展示していた。

当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でも以前お伝えしたように、日本国内メーカーとしては、ソニーに続く第2位の出荷台数をほこるメーカーとなっている。


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スマートフォン・携帯端末の展示とタッチアンドトライ

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Hydro ELITEとTORQUEのタッチアンドトライ

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Hydro ELITE

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TORQUE

ベライゾン・ワイヤレス向けの「Hydro ELITE(ハイドロ エリート)」と、スプリント向けの「TORQUE(トルク)」はタッチアンドトライが可能だった。どちらもスペック的にはミドルクラスのモデル。

Hydro ELITEは、OSにAndroid 4.1.2、RAMは1.5GB、ROMは16GBを搭載し、国内向けにも採用されている「スマートソニックレシーバー」や、IPX5/IPX7等級の防水性能を備える。また、「Starter Mode」を搭載し、大きなアイコン表示や「Menu」をタップして推移した画面でも、アプリのアイコン・アプリ名が大きく表示され縦にスクロールする「設定」画面のような表示で、いわゆるシンプルモードのような画面表示となっている。

説明員に聞いたところ、海外でもやはり“分かりやすい”“シンプル”というニーズはあるようで、そういったユーザー層に向けた機能やカスタマイズをしているとのこと。

TORQUEは、少し前のモデルで、OSにAndroid 4.0.4、RAMは1GB、ROMは4GBを搭載したモデル。スマートソニックレシーバーにも対応しており、米国軍用規格「MIL-STD 810G」に対応した堅牢スマートフォンである点が特長だ。

なお、このTORQUEはCEATEC JAPAN 2013で発表された「米国メディアパネル・イノベーションアワード2013 Mpbile Technology部門賞」を受賞している。


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情報通信関連製品

スマートフォンの需要拡大により、さまざまな通信機器向けの部品も製造しているという。会場では、薄型カメラモジュールパッケージや、コネクタ、基板などが展示・紹介されていた。


■ピエゾフィルムスピーカー
ほかにも、独自のファインセラミック技術により厚さ1mmという超薄型のスピーカー「ピエゾフィルムスピーカー」の体験、紹介を行っていた。


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体験コーナー

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ピエゾフィルムスピーカーを搭載したLG製のテレビ

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テレビの足元部分の左右にピエゾフィルムスピーカーを搭載する

体験コーナーでは、従来タイプのスピーカーとピエゾフィルムスピーカーから実際に音を出してその違いが体験できた。音の指向性が広いため、従来型のスピーカーに比べこもった音は感じられず、前面にクリアに音が出ている印象受けた。

超小型スピーカーのため、どこにでも設置できる点も優位性があり、体験コーナーでは、このピエゾフィルムスピーカーを採用したLGエレクトロニクス製の「曲面型3D 有機EL テレビ」を紹介。テレビの左右の足元部分にある小さな四角い部分がピエゾフィルムスピーカーとなっており、この小さな部分から音が出ているとは思えないほどのサウンドが鳴っていた。

なお、このピエゾフィルムスピーカーは、CEATEC JAPAN 2013の開幕に合わせて発表された「CEATEC AWARD 2013」において「経済産業大臣賞」を受賞している。



■関連リンク
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「CEATEC JAPAN 2013」出展のご案内(京セラ)
京セラ
CEATEC JAPAN 2013