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NTTドコモがドラクエスマホ「SH-01F DRAGON QUEST」を発表! |
NTTドコモは10日、今冬および来春に発売・開始するの新モデルや新サービスを披露する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、ロールプレイングゲーム(RPG)の代表作「ドラゴンクエスト」(以下、ドラクエ)とコラボレーションしたスマートフォン「SH-01F DRAGON QUEST」(シャープ製)を発表しています。2013年12月上旬に発売開始予定。
SH-01F DRAGON QUESTは、先日9月30日に行われた「NTTドコモ×スクウェア・エニックス共同発表会」にて両社が今後提携していくことが明らかにされ、その第1弾としてスクウェア・エニックス(以下、スクエニ)の代表的なRPGのドラクエとコラボレーションしたスマートフォンとして限定3万台が販売されます。
すでに10月1日から5日まで千葉・幕張メッセにて開催されていた「CEATEC JAPAN 2013」にて先行展示され、ドラクエに登場するモンスター「メタルスライム」をモチーフにした外装を纏い、専用アプリ「ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス」がプリインストールされていることがわかっていました。
今回、正式に発表され、同時に発表された今冬のハイスペックモデル「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」がベースとなっており、5インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶や2.2GHzクアッドコアCPU、2GBメモリー、3日間持つバッテリーなどとドラクエの世界観が堪能できるだけではなく充実したスペック・機能となっています。

基本性能は、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fと同様で「余裕で3日間使えるIGZOスマホ。さあ、充電を気にしない毎日へ。」と銘打たれたバッテリー持ちの良さを前面に打ち出したスマートフォンとなります。
カラーバリエーションは、AQUOS PHONE ZETA SH-01FのNavy、Red、Whiteの3色とは別にメタルスライムが用意されます。
コンセプトは、ドラクエ内のミニゲームとして導入されている冒険者が集めた「メタルのかけら」で作られたとされる高級感のあるメタルボディーとなっており、冒険者が「かいしんのいちげき」で倒したメタルスライムが落とした「メタルのかけら」を集め、職人が丹念に鍛え上げてできあがったスマートフォンとなっています。
デザインとしては、メタルスライムをイメージした鏡面仕上げのシルバーの背面パネルには、スライムやドラキーなどの人気モンスターがあしらわれており、ずっと触っていたくなる高級感溢れるメタルボディーに手に馴染む優しいラウンドフォルムを採用し、長時間ゲームをしていても手が疲れにくいように持ちやすさと使いやすさを実現しているとのこと。
プリインストールされているドラクエコンテンツも多数あり、ゲームアプリ「ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君」のほか、スマートフォンを使うほどレベルが上がるオリジナルゲーム「ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス」、壁紙やアイコン、着信画面、着信音など、すべてがドラクエ仕様となっています。
ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイスは、先行展示でもプレイできるようになっていましたが、職業を自由に選択し、スマートフォンを利用することでモンスターと戦いながら経験値を貯め、ダイスを振って宝箱のアイテムをゲットしたり、ちいさなメダルを集めたりしていき、レベルを上げることで壁紙や着信音などのさまざまなコンテンツが開放されていくゲームとなっています。
また、レベルを上げるためにはより多くダイスを振ることが求められますが、ダイスが振れる回数は制限されており、スマートフォンを操作することによってダイスを振る回数を増やすことができるようになっています。具体的には「歩数計」や「spモードにおけるメールの送受信」「データ通信」「本体のロック解除」の4つの要素によってダイスの振る回数を増やすことができるようなる予定だとのことです。
さらに、戦ったモンスターは「モンスター辞典」に記録されていき、700体以上も用意されているということ。モンスター辞典を埋めていったり、ちいさなメダルを集めたりすることでもオリジナルコンテンツをゲットできるようになっているほか、ドラクエの重要システムのひとつである「転職」にも対応しており、レベルを上げることであの伝説の職業にもなれるかも……としています。

ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイスの画面
この他、同梱品もドラクエ仕様になっており、オリジナルのクロスとドラクエスマホの攻略本が用意されていて、スマートフォンを使っていないときも眺めて楽しめる要素が満載となっています。
スペックとしては、最大の特長である「3日間バッテリーが持つ」というバッテリー持ちの良さが挙げられ、IGZOパネルによる省エネ性能に加え、独自省エネエンジン「Feel Artist」、大容量3000mAhバッテリー(取り外し不可)、省エネ性能の向上したクアッドコアCPU、エコ技機能によって3日間の旅行や外出でも電池の減りを気にすることなく使えるとのことです。
ディスプレイには、5インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶を採用し、新開発のカラーフィルターと高輝度LEDのRGBバランスチューニングにより、より美しく、人の目で見たものに近い画質を実現。
また、ワンセグやNOTTVに加え、フルセグにも対応しており、視聴だけでなく、録画にも対応しています。なお、フルセグの録画に対応しているドコモ冬モデルスマートフォンは、SH-01F DRAGON QUESTを含みAQUOS PHONE ZETA SH-01Fのみとなっています。
その他、国内でニーズの高い機能としては、おサイフケータイ(FeliCaおよびNFC)や防水(IPX5およびIPX8準拠)には対応していますが、防塵やおくだけ充電、そして、赤外線機能にも非対応となっています。
カメラは、明るいF1.9レンズと新開発「Night Catch」、有効1630万画素裏面照射型CMOS(BIS)によって、これまで綺麗に撮影するのが難しかったレストランなどの暗い室内や夜間でもフラッシュなしで撮影できるようになったとのこと。また、近くにも遠くにもフォーカスを合わせられる「多焦点フォーカス機能」やデジタルズームでもくっきりした画質になる16倍の「美ズーム」を搭載。さらに、狙った被写体を瞬時にキャッチする高速オートフォーカスも実現しています。
撮った写真を見るアルバム機能も進化しており、すべての写真を全画面表示できる機能やGoogleカレンダーの予定名でフォルダ作成できる機能、顔認識エンジンでの写真自動振り分けも対応しています。
また、ユーザーエクスペリエンス(UX)では、新機能「グリップマジック」に対応し、本体側面下部にセンサーを配置したことで、本体を手に持ったことを感知し、持っただけでスリープ状態からONになったり、時計画面になって時間を教えてくれたり、着信音を自動で小さい音に変更してくれたり、とより便利に使うことができる機能が登載されています。
その他、履歴キーを押すだけで親指が手に届く範囲に「クイックランチャー」が表れ、好きなアプリを起動できる機能や動画を見ながらブラウジングできる「アナザービュー」機能など便利機能が満載です。
文字入力も進化し、間違った読みで入力した場合も注意マーク付きで正しい単語が表れたり、右手左手それぞれに応じた入力しやすい位置にキーボードが移動したり、より快適な文字入力が可能になっています。また、文字フォントのダウンロードカスタマイズも可能です。
チップセットは、Qualcomm製「MSM8974(Snapdragon 800)」を採用し、最大2.2GHz駆動クアッドコアCPU(Krait 400)となっています。このチップセットは通信機能も登載しており、LTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4にも対応したことで1.7GHz帯における20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。
また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は、新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能です。
他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンドによるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0に対応。テザリング(Wi-FiおよびUSB)やDLNA・DTCPにも対応していますが、DTCP+には非対応です。
内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージは32GB、外部ストレージは最大64GBまでのmicroSDXCカードに対応しています。サイズは、大きさが約141×70×8.9mm、質量が約145gです。
NTTドコモでは、ドラクエの世界観を再現した「冒険の旅になる。ドラゴンクエストの新たな物語がはじまる。」というキャッチフレーズで、小中学生の頃にドラクエで遊んだリアルタイム世代の25~40歳男性をメインターゲットとして想定し、懐かしさやワクワク感、思い出を感じてもらいたいとしています。
さらに、ドラクエをキーワードに家族や友人、同僚とコミュニケーションすることで、リアルおよびソーシャルによる拡散で話題性向上を狙い、10~20代男女をサブターゲットとしています。ドラクエ好きなら是非手に入れたいモデルとなっていることは間違いないでしょう。
なお、コンテンツの制約によって発売後にOSバージョンアップを行わないことが案内されていますので、その点はご注意ください。
◯主な仕様
機種 | SH-01F DRAGON QUEST |
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約141×70×8.9 |
質量(g) | 約139 |
LTE連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 未定 |
3G連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 未定 |
GSM連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 未定 |
連続通話時間 (3G/GSM)(分) | 未定 |
実使用時間(時間)※1 | 未定 |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数) | 約5.0インチ 1080×1920 フルHD TFT液晶(IGZO) 1677万色 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
ROM/RAM | 32GB/2GB |
外部メモリ (最大対応容量) | microSD (2GB) microSDHC (32GB) microSDXC (64GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1630万画素/約1590万画素 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約210万画素/約210万画素 |
CPU (チップ名/クロック) | MSM8974 (2.2GHzクアッドコア) |
OS | Android 4.2 |
「Xi」(クロッシィ) (LTE) | 150Mbps/50Mbps |
LTE対応周波数帯 (2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz) | (○/○/○/○) |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) (11a/b/g/n/ac※2) (Wi-Fiテザリング同時接続台数) | ○ (○/○/○/○/○) (10台) |
GPS/オートGPS(◎は海外対応) | ◎/○ |
赤外線通信 | ― |
Bluetooth | ○(4.0) |
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応) | ◎/◎ |
防水/防塵 | ○/― (IPX5、7/―) |
おくだけ充電 | ― |
色 | メタルスライム |
製造メーカー | シャープ |
※2 IEEE802.11acドラフト版に対応。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。
記事執筆:memn0ck
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