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サクッとWi-Fi対応しちゃった「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」はアリ? |
既報の通り、NTTドコモは10日、2013年冬から2014年春にかけて発売および開始する予定の新機種、新サービスを発表する「2013-2014冬春モデル新商品発表会」を開催し、子供向けスマートフォン「スマートフォン for ジュニア」シリーズの第2弾製品となるシャープ製のAndroidスマートフォン「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」(以下、SH-03F)を発表した。2014年2月以降に発売する予定。
SH-03Fは、今年2月に発売された「スマートフォン for ジュニア SH-05E」(以下、SH-05E)の後継モデルとなり、9歳から12歳(小学校4年生~中学一年生)くらいをターゲットに開発されたとされたジュニア層向けスマートフォン。
今回のSH-03Fもコンセプトや機能面、デザイン面など大きく変化はしていないものの、どの辺りが変わったのかを含め、発表会の展示会場において、このSH-03Fを実際に試すことができたので紹介する。

本体正面。左から「ターコイズ」「ピンク」「ホワイト」

本体背面。左から「ターコイズ」「ピンク」「ホワイト」
本体のサイズは約117(H)×63(W)×10.6(D)mm、質量は120g、ディスプレイは約4.1インチのQHD(540×960)CG Silicon液晶を搭載。ディスプレイ下部には、「バック(戻る)」「ホーム」「メニュー」「タスク」のタッチキーを搭載している。
カラーバリエーションは「ターコイズ」「ピンク」「ホワイト」の3色展開で、メインカラーはターコイズ。背面のアウトカメラは、有効画素数 約1210万画素、記録画素数 約1200万画素、内側のインカメラは有効画素数 約32万画素、記録画素数 約31万画素で、いずれも裏面照射型CMOSカメラを搭載している。

本体正面向かって左右側面(左)と上下側面(右)

microUSB端子の蓋にはパッキン

リアカバーを外したところ。リアカバーの裏面にもパッキン
本体正面に向かって左側面には3.5mmイヤホンジャック、microUSB端子、充電用接点端子、右側面には、防犯ブザーを兼ねたボリューム(上下)キー、上部側面は電源(スリープ)ボタン、下部側面にはマイクとストラップホールを備えている。
IPX5/7等級の防水性能やIP5X等級の防塵性能に対応しているため、本体側面のmicroUSB端子およびリアカバーには液体などの侵入を防ぐパッキンが取り付けられいる。SIMカードスロットやmicroSDカードスロットも電池パックを外したところに搭載している。microSDカードスロットは最大32GBまでのmicroSDカード、microSDHCカードに対応する。電池パックは、3.7V 1660mAh 6.2Wh、型番SH36のものが使われていた。
電池パックも含め、上記の仕様については、前モデルのSH-05Eと同等となっている。

端末情報画面(左)とmicroSDと端末容量画面(右)
展示機で確認したところ、Androidのバージョンは4.0.4(開発コード名:Ice Cream Sandwich;ICS)、RAMは1GB、ROMは8GBを搭載し、アプリなどを保存する空き容量(ユーザー領域)はおよそ5GBとなっていた。
また、アプリなどがダウンロードできるGoogleのAndroidマーケット「Google Play」は引き続き非対応となっており、原則SH-03Fから接続できるドコモのサイトで提供しているアプリのみダウンロードできる仕様となっている点もSH-05Eから変更はない。

設定画面(左)と利用制限設定画面(右)
今回のSH-03Fで最も変更されたポイントはWi-Fi(無線LAN)によるネット接続が可能になった点だ。設定画面や利用制限画面にも「Wi-Fi」の項目が新設されている。
もともと、ウェブの利用制限(フィルタリング)を適用するため、Wi-Fi通信機能を利用できないようにしていたSH-05だが、今回のSH-03Fでは、Wi-Fiの接続自体の利用制限機能に加え、Wi-Fiで接続した状態でもフィルタリングが実行できる「ファミリーブラウザ」の実装によりWi-Fiで接続できるようになった。
そんなWi-Fiによる接続やインターネット接続時のフィルタリング機能などの概要や操作を中心にハードウェア、ソフトウェアのさまざまな特長を実際に操作しながら説明員に解説をしてもらったので、その様子を動画で紹介する。
S-MAX:シャープ製「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」ファーストインプレッション

◯主な仕様
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約117×63×10.6 |
質量(g) | 約120 |
3G連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約450 |
LTE連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約290 |
GSM連続待受時間(静止時[自動])(時間) | 約370 |
連続通話時間(3G/GSM)(分) | 約370/約480 |
連続テレビ電話時間(分) | - |
モバキャス連続視聴時間(分) | - |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦 通称]、種類、発色数) | 約4.1インチ 540×960 QHD CG Silicon液晶 1677万色 |
サブディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦]、種類、発色数) | ー |
バッテリー容量 | 1660mAh |
ROM/RAM | 8GB/1GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSD(2GB) microSDHC(32GB) microSDXC(64GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | CMOS 約1210万/約1200万 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | CMOS 約32万/約31万 |
CPU (チップ名/クロック) | MSM8960/1.5GHz デュアルコア |
OS | Android 4.0 |
「Xi」(クロッシィ)(LTE) | 75Mbps/25Mbps |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) | - |
防水/防塵 | ◯/○ (IPX5、7/IP5X) |
色 | ターコイズ ピンク ホワイト |
※今回試した展示機および仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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