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向上したカメラ性能 |
NTTドコモは先月7日にシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」(以下、SH-01F)を発売しました。今回、NTTドコモのおすすめ機種に選定されたSH-01Fは“3日持つ”と言われるバッテリー性能の高さから、これまでのところ販売店などのランキングでは堅調な売り上げを見せているようです。
当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」ではこれまで今冬モデルスマートフォンのカメラ機能をチェックした前編および後編で、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z1 SO-01F」(以下、SO-01F)と富士通製「ARROWS NX F-01F」(以下、F-01F)、そして、比較対象として昨年発売された「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(以下、SH-02E)の合計3機種でさまざまな対象を撮影し、カメラ性能比較をしました。
今回はこれらに加えて、SH-01Fでほぼ同じ被写体を撮影してみましたので、紹介したいと思います。撮影日時が異なるので完璧には比較できませんが、参考として先の記事の3機種と比較して見てもらえると多少の各機種のカメラ機能の傾向が見られるかなと思っています。
◯撮影の条件
これまでの記事と同様に、スマートフォンのカメラはあまり設定をいじる人は多くないと思われますので、なるべく買ったそのままの状態で、何も設定しない初期設定のままの状態で行い、どれだけ良い写真が撮れるかを調べてみました。
SH-01Fにてカメラを立ち上げ何も設定しない状態で撮影を行いました。その結果、撮影サイズは以下の通りになりました。
SH-01F…3840×2160ピクセル
1600万画素クラスのSH-01Fですが最大サイズより小さいサイズで撮るように初期設定されていました。よってすべてこのサイズで撮影を行いました。なお、これは貸出機での初期設定なので、実際に販売されている製品版の初期設定とは異なる場合があります。
また、今回掲載している写真は当ブログメディアの記事投稿システムの仕様上、縦横最大1280ピクセルに固定されています。実際の作例より圧縮されていることをご留意下さい。
撮影は11月中旬に宮城県仙台市内で15時~17時半頃行っています。仙台市は日没が東京より早く、15時台でやや夕暮れ風景になっています。なお、SH-01Fのカメラやその他のスペックなどについては以前の記事を参照してください。
・NTTドコモ、下り最大150Mbps対応Xiスマホ「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」を発表!IGZOフルHD液晶と3000mAhバッテリーで充電なし3日間使用を実現 - S-MAX
・バッテリー長持ちはいいけどボタン位置の変更で使い難くなった?IGZO液晶搭載シャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」を写真と動画でチェック【レポート】 - S-MAX
なお、今回は参考のため、同じシャープから発売された1年前の最新機種SH-02Eの写真も再掲載いたします。
◯原色系の看板
まずは原色系の看板のあるコンビニエンスストアとその上のパーキングの横断幕を撮影しました。原色の発色をご確認下さい。
SH-01F
SH-02E
SH-01Fも発色はハッキリしており、取り立てて悪い撮影結果にはなりませんでした。
◯花
次に道路脇の花壇の花を撮影しました。発色をご覧下さい。
SH-01F
SH-02E
SH-02Eはやや全体的に白っぽかったのですが、SH-01Fは自然な発色で赤色が映えました。
◯紅葉とビル街
紅葉に色づいてきた公園の木々と、その裏にあるビル街(宮城県庁とNTTドコモ東北支社ビル)を撮影しました。なお、SH-01F撮影時はイベントが行われた後だったようで、テントがあることをご容赦下さい。
SH-01F
SH-02E
SH-01FもSH-02Eも日陰も明るめに写っていましたが、SH-01Fの方がより鮮やかでした。
◯逆光の街路樹
逆光で街路樹のある通りを撮影しました。
SH-01F
SH-02E
SH-02Eは街路樹下は暗くなってしまい、うまく撮影することができませんでしたが、SH-01Fは街路樹の下も綺麗に撮影できていて、彫刻もよく見えています。
◯ズーム機能をチェック
高いところにある看板をズームを使って撮影してみました。今までですとデジタルズームを使うと、ノイズの多い写真となってしまいましたが、SH-01Fはどうでしょうか?
SH-01F(ズーム無し)
SH-01F(看板全体)
SH-01F(最大ズーム)
看板全体に寄ってもノイズは目立ちません。最大にズームを効かせた時は少しノイズは確認できますが、まずまず綺麗に撮れます。
SH-02E(ズーム無し)
SH-02E(看板全体)
SH-02E(最大ズーム)
ズームを最大にして1つの文字に大きく寄ることはできますが、ノイズが非常に目立ちます。
遠くまで寄れるものの、ノイズが非常に目立つSH-02Eとの差は歴然で、SH-01Fはデジタルズームを効かせてもノイズを気にせず綺麗に撮れます。SO-01Fと比べてもそれほど遜色ない印象です。
◯薄暗いカフェ
次に薄暗いカフェの中で撮影を行いました。
SH-01F
SH-02E
ライトは基本設定では消灯なので、このまま撮影しました。なお、オートにしても点灯しませんでした。SH-02Eは暗い場所で白っぽさが目立ちましたが、SH-01Fは今までのシャープ製スマートフォンで多く見られた暗所で白っぽく写ることがなくなり、綺麗に自然な色合いで撮れるようにはなりました。
ただ、シャッターを切ろうとする時、オートフォーカスを合わせる時間が若干かかるように思えました。
◯夜景
夜景を撮影しました。
SH-01F
SH-02E
SH-02Eは奥の看板や歩行者はぼやけて、手前の看板も少しぼやけた感じでしたが、SH-01Fは奥の歩行者や看板も綺麗に写る感じでした。
1年での技術革新は歴然で、SH-02EよりもSH-01Fの方が、より自然な色合いで、鮮やかな写真が撮れることが分かりました。暗所で白っぽく写らなくなったことが最大の進化で、SO-01Fと比べても大きな差はなく、綺麗なカメラ撮影が可能なスマートフォンと言って良いでしょう。
次回はSO-01F、F-01Fでも行った防水性能テストを行います。今までのシャープ製スマートフォンはタッチ操作が敏感過ぎて、水場だとなかなかうまく操作ができませんでしたが、今回はどうなっているでしょうか?
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・AQUOS PHONE ZETA SH-01F 特集 - S-MAX
これまでの記事と同様に、スマートフォンのカメラはあまり設定をいじる人は多くないと思われますので、なるべく買ったそのままの状態で、何も設定しない初期設定のままの状態で行い、どれだけ良い写真が撮れるかを調べてみました。
SH-01Fにてカメラを立ち上げ何も設定しない状態で撮影を行いました。その結果、撮影サイズは以下の通りになりました。
SH-01F…3840×2160ピクセル
1600万画素クラスのSH-01Fですが最大サイズより小さいサイズで撮るように初期設定されていました。よってすべてこのサイズで撮影を行いました。なお、これは貸出機での初期設定なので、実際に販売されている製品版の初期設定とは異なる場合があります。
また、今回掲載している写真は当ブログメディアの記事投稿システムの仕様上、縦横最大1280ピクセルに固定されています。実際の作例より圧縮されていることをご留意下さい。
撮影は11月中旬に宮城県仙台市内で15時~17時半頃行っています。仙台市は日没が東京より早く、15時台でやや夕暮れ風景になっています。なお、SH-01Fのカメラやその他のスペックなどについては以前の記事を参照してください。
・NTTドコモ、下り最大150Mbps対応Xiスマホ「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」を発表!IGZOフルHD液晶と3000mAhバッテリーで充電なし3日間使用を実現 - S-MAX
・バッテリー長持ちはいいけどボタン位置の変更で使い難くなった?IGZO液晶搭載シャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」を写真と動画でチェック【レポート】 - S-MAX
なお、今回は参考のため、同じシャープから発売された1年前の最新機種SH-02Eの写真も再掲載いたします。
◯原色系の看板
まずは原色系の看板のあるコンビニエンスストアとその上のパーキングの横断幕を撮影しました。原色の発色をご確認下さい。


SH-01Fも発色はハッキリしており、取り立てて悪い撮影結果にはなりませんでした。
◯花
次に道路脇の花壇の花を撮影しました。発色をご覧下さい。


SH-02Eはやや全体的に白っぽかったのですが、SH-01Fは自然な発色で赤色が映えました。
◯紅葉とビル街
紅葉に色づいてきた公園の木々と、その裏にあるビル街(宮城県庁とNTTドコモ東北支社ビル)を撮影しました。なお、SH-01F撮影時はイベントが行われた後だったようで、テントがあることをご容赦下さい。


SH-01FもSH-02Eも日陰も明るめに写っていましたが、SH-01Fの方がより鮮やかでした。
◯逆光の街路樹
逆光で街路樹のある通りを撮影しました。


SH-02Eは街路樹下は暗くなってしまい、うまく撮影することができませんでしたが、SH-01Fは街路樹の下も綺麗に撮影できていて、彫刻もよく見えています。
◯ズーム機能をチェック
高いところにある看板をズームを使って撮影してみました。今までですとデジタルズームを使うと、ノイズの多い写真となってしまいましたが、SH-01Fはどうでしょうか?



看板全体に寄ってもノイズは目立ちません。最大にズームを効かせた時は少しノイズは確認できますが、まずまず綺麗に撮れます。



ズームを最大にして1つの文字に大きく寄ることはできますが、ノイズが非常に目立ちます。
遠くまで寄れるものの、ノイズが非常に目立つSH-02Eとの差は歴然で、SH-01Fはデジタルズームを効かせてもノイズを気にせず綺麗に撮れます。SO-01Fと比べてもそれほど遜色ない印象です。
◯薄暗いカフェ
次に薄暗いカフェの中で撮影を行いました。


ライトは基本設定では消灯なので、このまま撮影しました。なお、オートにしても点灯しませんでした。SH-02Eは暗い場所で白っぽさが目立ちましたが、SH-01Fは今までのシャープ製スマートフォンで多く見られた暗所で白っぽく写ることがなくなり、綺麗に自然な色合いで撮れるようにはなりました。
ただ、シャッターを切ろうとする時、オートフォーカスを合わせる時間が若干かかるように思えました。
◯夜景
夜景を撮影しました。


SH-02Eは奥の看板や歩行者はぼやけて、手前の看板も少しぼやけた感じでしたが、SH-01Fは奥の歩行者や看板も綺麗に写る感じでした。
1年での技術革新は歴然で、SH-02EよりもSH-01Fの方が、より自然な色合いで、鮮やかな写真が撮れることが分かりました。暗所で白っぽく写らなくなったことが最大の進化で、SO-01Fと比べても大きな差はなく、綺麗なカメラ撮影が可能なスマートフォンと言って良いでしょう。
次回はSO-01F、F-01Fでも行った防水性能テストを行います。今までのシャープ製スマートフォンはタッチ操作が敏感過ぎて、水場だとなかなかうまく操作ができませんでしたが、今回はどうなっているでしょうか?
記事執筆:こば
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