今年も没個性を嘆く個人的2013年スマホ・ケータイ話などを…

今年2013年も残すところわずかとなりましたが、みなさんは良いガジェットに巡り合えましたでしょうか?今年はスマートフォンから撤退したり、ケータイ(フィーチャーフォン)に絞ることになったメーカーが現れるなど、スマートフォン市場を取り巻く環境が大きく変わった業界再編が起きた1年だったと思います。

今年も相変わらず、着眼点とセンスのズレた記事を書かせていただいた筆者ですが、一応、個性派機種(特にフルキーボード搭載など)を期待していたものの、結局心惹かれるような冒険心に溢れる強烈な個性を放つ機種はほとんど現れませんでした(例えば、2画面スマートフォン「MEDIAS W N-05E」は発表は昨年でしたし)。

それでも、振り返ってみると今年は意外と端末を購入したなー、といった1年でした。そこで、今年の私的総括となる今回の「年末企画」は、今年筆者が買ったモバイル機種などを総ざらいして、来年への期待を語ってみようかと思います。お読みいただいて、ちょっとでも御賛同いただければ幸いです。

◯今年もバータイプのスマートフォンばっかりで残念無念……そして、巨大化するスマートフォン
2013年も本当にたくさんのガジェットが登場しました。ところが、特に強烈な個性を持っていたのは、NTTドコモが発売したNECカシオ製の2画面かつ画面が外向きに折りたためるという独特な形状のスマートフォン「MEDIAS W N-05E」くらいで、その他に目立った個性派モデルは現れませんでした。

また、スマートフォン全般を見てみると、画面の大型化に伴う端末の巨大化が目立つようになり、先日発売された「Xperia Z1 f SO-02F」を片手で操作できる小型スマートフォンといった謳い文句としてアピールするようになっていました。筆者からすると“小型(コンパクト)”といえば、一昨年にイー・モバイル向けに発売された「Sony Ericsson mini S51SE」(海外向けとしては「Xperia mini」、またそのフルキーボード搭載「Xperia mini Pro」)や「Xperia ray SO-03C」くらいのサイズで呼ぶべきだと思っています。

また、スマートフォンはさらに大型のタブレットとスマートフォンの間に当たる「ファブレット」というジャンルが登場し、ますます大型化に向かっていきそうな気がします。もちろん、ファブレットというジャンルそのものには期待していますし、欲しいなーと思っている機種もあります。

でも、片手で全部の動作をまかなえるくらいに小さいスマートフォンもたくさん出てきて欲しいのです。「画面が大きければ大きいほどスマートフォンとして良い」ってのは違うと思うわけです。それって「オンラインにつなげることができるメディアプレイヤーとしての側面を重視した場合」ですよね?

例えば、体の小さい成人女性が片手に子供や大荷物を抱えたまま片手で何の不自由もなく操作できるスマートフォンはいまのところ(国内向けのスマートフォンには)ないですよね?電車内を見渡すと、比較的小さな「iPhoneシリーズ」でも両手で使っている女性が多いですし……。

2013年に期待および願望としては、スマートフォンは「フォン」なのですから、そこもしっかりと重視した製品作りを期待したいのです!あとはやっぱり個性派機種ですね(汗)。


◯今年買ったものなど……。
なんだかんだ言って、今年は結構端末類を買っていました。ここからはそれらをざっと紹介します。
0203
京セラWX12K(ウィルコム)とNEC Terrain(at&t)

まずは、これまで記事にも書かせてもらったウィルコム向け音声PHS「WX12K」と「のっけから海外モノかよ」と、言われそうな米国で販売されているNEC(NECカシオでなくNEC単独)製の防水防塵耐衝撃のブラックベリー型スマートフォン「TERRAIN(てライン)」です。WX12Kは実は、筆者初めての防水ケータイだったりします。Bluetoothテザリングやだれとでも定額パス機能など、ウィルコムのフィーチャーフォンとしてはかなりのハイエンドに分類されます。NEC TERRAINは防水・防塵に米軍(MIL)準拠の耐衝撃を備えたキーボード付きスマートフォンです。向こうでの評価はそれほどではないのですが、これだけの堅牢性をもったLTE対応のキーボード付スマートフォンは非常に貴重です。

0405
Google Nexus 7(2013)LTEモデルとNVIDIA Tegra note7

今年購入したAndroidタブレットは2つで、Googleのリファレンス機「Nexus 7(2013)」」と隠れた超性能タブレット「NVIDIA Tegra Note 7」です。Nexus 7(2013)は説明不要の他ベンダーのタブレットが霞むほどの存在感と高いスペックが特徴のAndroidタブレットを代表する一機でしょう。

もう1つのNVIDIA Tegra Note 7はAndroidタブレットのダークホースになるかもしれないNVIDIAのAndroidリファレンス機とも言うべきタブレットです。NVIDIAが「GeForceシリーズ」で培った高い処理性能は実際に使ってみると衝撃的ですよ。


06
Acer ICONIA W-810ASUS TransBook T100TA

一方で、今年は安価に購入できるWindowsタブレットがブームになりました。まだブームは継続中だと思いますが……。筆者は8.1インチと10.1インチの製品を1台ずつ購入しました。ネットブックとしても活用できるモデルとコンパクトな8.1インチタブレットを中心として、Intel製CPUのAtomシリーズもかなりスペックアップしてきており、Windowsタブレットのブームはまだ続きそうです。


振り返ってみると、今年はAndroidとWindowsで2機ずつタブレットを買っていました。製品によってはスマートフォンよりも、だいぶ安価に購入できるタブレットももう少し性能横並びからの脱却というか、個性付けや強い特徴のあるものが出て欲しくなりますね。
07
筆者が現在利用している回線の通っている機種

筆者が現在、回線を入れて利用している機種たちは、WX12KやNEC TERRAIN、ASUS Padfone 2、Nexus 7(2013)、URoad-SS10、そして、紹介しませんでしたが「Galaxy S Relay 4G」となります。また、W-SIM(「HYBRID W-ZERO3 WS027SH」)もあるのですが、こちらは貸し出し中で手元に現在ありません。

こうして見てみると、今年はウィルコムのWX12K以外の主要国内キャリアの発売した機種を買っていませんでした。来年は是非、買いたくなるような強烈な特徴や個性を持った製品を期待していますので、どうぞよろしくお願いいたします!

09
筆者の手元にあった端末を全部積んでみました



こちらはおまけですが、実は、自分で購入したわけではないのですが、ガジェットマニアの集会に参加した際にこんなものをもらっていました。読者の方の中には懐かしいという人もいらっしゃるかもしれません。
08
Palm Pre(ベライゾン)


うん、相変わらず(変わり種ばっかり)でした!!!

記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
年末企画 特集 - S-MAX