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漫画でわかるスマートフォン!

スマートフォン(以下、スマホ)やタブレットなどを使っていく上で、ヘルプや取扱説明書に記載されている用語にもよくわからないもの、知っておくと会話の種になるような豆知識などを4コマ漫画付きで紹介する特集「漫画でわかるスマホ&タブレット」。

第8回目の今回は、スマートフォンとタブレットの中間ともいえるデバイスの総称「ファブレット(Phablet)」を紹介します。果たしてどんな漫画になるのか!?


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■スマートフォンとタブレットのサイズ
ファブレット(Phablet)とは、Phone+Tabletで“電話機能付きタブレット”ということになりますが、外観的要素と機能面での要素の2つにより定義できます。まず外観的要素については本体のサイズです。具体的には画面サイズが5インチから7インチくらいまでのデバイスをファブレットと呼びます。

このサイズのデバイスは、国内のキャリア(通信事業者)では、ファブレットとは呼ばずスマートフォンの扱いになっており、加えて、最近ではスマートフォン全般が大型化している傾向にあり、5インチサイズだと普通にスマートフォンとして受け入れられているのが現状です。

一方でタブレットと呼ばれるデバイスにおいては、10インチ前後のものが多いですが、7インチサイズのタブレットも昨年2012年頃からラインナップが増えきています。この7インチから10インチまでのデバイスがタブレットのサイズと言えます。

つまり、大きめのスマートフォンが5インチ程度、小さめのタブレットが7インチ程度ということで、その間を埋めるデバイスがファブレットということになります。


■ポイントは“電話機能”
では、なぜ「Phone」(電話)+「Tablet」(タブレット)でファブレットとなるのか?実は、サイズだけではなく、“携帯電話としての電話機能”が搭載されているかどうかが、ポイントになってきます。これが機能面の要素です。

この“携帯電話としての電話機能”は、「Skype(スカイプ)」や「LINE(ライン)」といったアプリを利用した「インターネット電話」ではなく、キャリアの回線を利用する携帯電話の通話機能です。従来型の携帯電話の通話機能で、キャリアから提供されているスマートフォンにおいては、最初から「電話」(機種によっては通話、ダイヤルといった表記がされている)アプリとして搭載されている機能のことです。

タブレットと呼ばれる多くのデバイスには、この「電話」アプリ(通話機能)が搭載されていません。マイクやスピーカーは搭載しているので、「インターネット電話」はできますが、キャリアが提供する通話サービスを利用できないのが一般的です。

そのため、キャリアが提供しているタブレットも通話機能が搭載されていないものや、そもそも3GやLTEにも対応しない無線LAN通信機能のみの「Wi-Fiモデル」というものもあります。

つまり、5インチから7インチくらいのサイズで、携帯電話としての電話機能を搭載するものをPhone+Tabletでファブレットと呼ぶ訳です。さらに端的に言うと“5インチを超えたスマートフォン”とも言えます。


■どんなのがあるの?
具体的にどんな製品がファブレットなのかというと、漫画にもあるようにサムスン電子製の「GALAXY Note SC-05D」「GALAXY Note II SC-02E」や、LGエレクトロニクス製の「Optimus Vu L-06D」がファブレットにあたります。

国内でAndroid搭載のスマートフォンが発売され始めた初期の頃だとデル製の「DELL Streak 001DL」もファブレットです。さらに、少し特殊な例では、サムスン電子製の「GALAXY Tab SC-01C」や「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」は、7インチサイズのタブレットですが、携帯電話としての電話機能を搭載しているのでファブレットといっても間違いではないです。



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