今後2年で「Xperia」を8000万台に倍増させてスマホ市場シェア2位をめざす! |
Sony(ソニー)は7日(現地時間)、米ラスベガスにて1月7日(火)から10日(金)まで開催されていた世界最大級のIT・家電関連イベント「2014 International CES(CES 2014)」において基調講演(キーノート)を行ったほか、同社最高経営責任者(CEO)兼社長の平井一夫氏が日本経済新聞の取材に応じ、今後2年間で子会社のSony Mobile Communications(ソニーモバイル)が開発するスマートフォン(スマホ)「Xperiaシリーズ」の年間販売台数を倍増させ、世界シェア3位をめざしていることを明かしたということです。
また、スマホ事業を強化するために商品力の重要な差別化要因となる電池事業についての売却を見送る方針だとのことです。
CES 2014でプレゼンテーションを行う平井氏
平井氏への取材内容は、日本経済新聞の1月9日付で掲載されており、以下のような内容が明らかにされています。
・スマホを原動力に不振のエレクトロニクス事業の収益改善を進める
・これまで日本と欧州で確実に足場を築いてきた
・これから米国と中国の市場に経営資源を投入する
・13年度に2年前の約2倍の4200万台のスマホを出荷する計画
・15年度には8000万台超を目指す考えを示した
・ソニーは7位とみられるが、当面は3位を目指す
・カメラ機能やコンテンツサービスの拡充で追い上げる方針
・商品力のカギを握る電池事業については売却を見送る方針
現在、スマホ市場は1位サムスン電子(シェア31.4%)、アップル(シェア13.1%)で上位2社が突出していますが、その後に続く3位以下は僅差となっており、ソニーは7位(シェア3.5%)ですが、これまで好調となっている欧州や日本に加え、米国や中国、さらにはその他の新興国に経営資源を投入し、市場を拡大することでシェア3位をめざすということです。
米国4位のT-Mobileに今回のCES 2014で発表した「Xperia Z1S」を投入するほか、中国1位の中国移動(China Mobile)にも昨年末から専用モデルを投入しており、順調に機種や供給先を広げ販売台数を積み上げていくとしています。
現在は、防水やカメラ機能、さらにはソニーグループの連携などが売りとなっており、好調なXperiaですが、今後も日本メーカーとして頑張って欲しいところです。
記事執筆:memn0ck
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・ソニー社長「スマホ、2年で倍増」 世界シェア3位へ :日本経済新聞
・Sony CES 2014 - Keynote