![]() |
iPhone 6 PlusおよびiPhone 6をiPhone 5sなどと比較! |
Apple(アップル)から発表された新しいスマートフォン(スマホ)の「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」。既存モデル「iPhone 5s」などとの最も大きな違いはディスプレイが大型化かつ高解像度したことにより、本体サイズも大きくなっている点でしょう。
ただし、薄型化していることから重さはiPhone 6では17g重くなった程度で、過去の「iPhone 5c」の132gや「iPhone 4S」の140g、「iPhone 4」の137gと比べると軽くなっています。さすがにiPhone 6 Plusは最重量ですが……。
その他、iPhoneシリーズ初のNFCや気圧計搭載、新開発のクアッドコアCPU内蔵プロセッサー「A8」+省電力なコプロセッサー「M8」など、サイズ以外では昨今の流れを取り入れた形となっています。
今回はそんなiPhone 6およびiPhone 6 PlusをまずはこれまでのiPhone 5sやiPhone 5などと比較してみましたので紹介したいと思います。
◯主なスペック比較
※SIMフリーの16GBモデルの税抜価格。
◯サイズおよびデザイン
今回やはり最も大きな違いはディスプレイサイズの大型化および高解像度化でしょう。iPhone 6が326ppiの4.7インチ750×1334ドット、iPhone 6 Plusが401ppiの5.5インチ1080×1920ドット(フルHD)となりました。これによってサイズもそれぞれ大きくなっているものの、厚みは薄くなり、デザインも側面の角がなく丸みのある持ちやすく変更されています。
また、コントラスト比が上がっているほか、より広い視野角のためのデュアルドメインピクセルや拡大表示、簡易アクセスに対応しています。なお、最大輝度は500cd/m2で変わらず、ディスプレイパネルもIPS方式のTFT液晶となっています。
カバーガラスは強度の高いガラスを採用し、側面付近で下に向かってカーブし、シンプルなデザインの表面が酸化皮膜処理された側面や背面のアルミニウムユニボディーとつながっています。これにより、金属とガラスのなめらかでシームレスな高い質感を実現しているとのこと。
サイズが大きくなったため導入された簡易アクセスはホームボタンに2回タッチするだけで、画面全体が親指の方向に降りてきます。
ボディーカラーはiPhone 5sと同じSilverおよびGold、Space Grayの3色で、iPhone 5のWhiteおよびBlackの流れを汲む2色にGoldが追加された形を継続。黄や青、赤、緑などのポップな5色が用意された「iPhone 5c」が不調だったために、今回はシンプルなカラーバリエーションが採用されています。
また、デザインや内部回路の変更などによって電源ボタンがこれまでの上部右側から右側面上側に変更されています。他のボタン配置は変更がなく、左側面に音量上下ボタンおよびサイレントモードのオン・オフスイッチ、下側面に3.5mmイヤホンマイク端子およびLightning端子を備えます。
◯性能
スペックとしてはまず恒例のチップセットが最新の20nmプロセスで製造された「Apple A8」になり、A7に続いて64bit対応なほか、デュアルコアCPUだったのがクアッドコアCPUになっており、初代iPhoneと比べて速度が50倍、グラフィック性能が84倍になっています。
また、iPhone 5sで導入されたM7と同様により省電力なモードで動作するコプロセッサー「Apple M8」も搭載。これにより、加速度センサーなどによる歩数計が動作していてもバッテリー持ちが良くなっていて、新たに気圧センサーによる高低差なども測定できるようになっています。
データを記録できる内蔵ストレージも今まで最大64GBでしたが、ようやく128GBモデルが登場します。なお、外部ストレージには非対応。内蔵メモリー(RAM)は非公開となっています。
カメラはリアにiPhone 5sから採用された1画素当たり1.5μmの約800万画素裏面照射型CMOSと画素サイズや画素数は変わらないものの、新規開発したセンサーを搭載した「iSightカメラ」、フロントに約120万画素裏面照射型CMOS「FaceTimeカメラ」を搭載と変わっていませんが、これまでリアのみF2.2だったレンズがフロントもF2.2と明るくなっており、取り込める光が81%増加したとのこと。また、バーストモードもリアカメラだけでなくフロントカメラも対応しています。リアカメラも新しくA8に内蔵された画像処理を行なう画像処理プロセッサーによる「Focus Pixels」を使った素早いオートフォーカスが導入されているほか、iPhone 6 Plusのみですが光学手ブレ補正に対応しています。
通信ではLTEのUE Category 4やキャリアアグリゲーションに対応し、4G LTEによる下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsに高速化しているほか、TD-LTEに対応したことで恐らく日本国内ではau向けでUQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」やソフトバンクモバイル向けでWireless City Planningの「AXGP」といった互換規格で利用可能となると見られます。
また、対応周波数帯も増えており、NTTドコモやauなどで導入される新たなプラチナバンドである700MHzなどにも対応。さらに、LTEによる音声通話規格「VoLTE」にも対応しているとのことで、発表時の対応携帯電話会社には日本は含まれていませんでしたが、今後利用できるようになる可能性があります。その他、通信では無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11acに対応し、これまでのIEEE802.11nと比べて3倍の速度になるということです。
ホームボタンに内蔵された指紋センサー「Touch ID」は引き続き利用でき、新たに非接触通信「NFC」に対応し、まずは米国(アメリカ)では新サービス「Apple Pay」によるおサイフケータイに対応しています。なお、Apple Payの米国以外の展開については現時点では不明。
この他、Apple公式Webページ「Apple - iPhone - モデルを比較する」や「iPhoneのモデルを比較する - iPhoneの比較 - Apple Store (Japan)」にも詳細なiPhone 6やiPhone 6 PlusとiPhone 5sなどの比較が行われていますので参照してみてください。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
機種 | iPhone 6 Plus | iPhone 6 | iPhone 5s | iPhone 5 | |
発売日 | 2014年9月19日 | 2013年9月20日 | 2012年9月21日 | ||
サイズ [mm] | 77.8×158.1×7.1 | 67.0×138.1×6.9 | 58.6×123.8×7.6 | 58.6×123.87.6 | |
質量 [g] | 172 | 129 | 112 | 112 | |
OS (発売時) | iOS 8 | iOS 8 | iOS 8 (IOS 7) | iOS 8 (IOS 6) | |
ディスプレイ | サイズ・解像度 | 5.5インチ 1080×1920 401ppi | 4.7インチ 750×1334 326ppi | 4.0インチ 640×1136 326ppi | 4.0インチ 640×1136 326ppi |
コントラスト比 | 1300:1 | 1400:1 | 800:1 | 800:1 | |
CPU | A8(クアッドコアCPU)+M8 64bit | A7(デュアルコアCPU)+M7 64bit | A6(デュアルコアCPU) | ||
内蔵ストレージ | 16/64/128GB | 16/32/64GB | |||
リアカメラ | 画素数・F値 | 800万画素 F2.2 | 800万画素 F2.2 | 800万画素 F2.2 | 800万画素 F2.4 |
光学手ブレ補正 | ◯ | ― | ― | ― | |
フラッシュ | True Tone | LED | |||
バーストモード | ◯ | ◯ | ◯ | ― | |
フロントカメラ | 画素数・F値 | 120万画素 F2.2 | 120万画素 F2.4 | ||
バーストモード | ◯ | ◯ | ― | ― | |
指紋センセー (Touch ID) | ◯ | ◯ | ◯ | ― | |
NFC | ◯ | ◯ | ― | ― | |
気圧計 | ◯ | ◯ | ― | ― | |
最大待受時間 | 384 | 250 | 250 | 225 | |
最大通話時間 (3G) | 24 | 14 | 10 | 8 | |
最大通信時間 (4G LTE) | 12 | 10 | 10 | 8 | |
4G LTE | FDD-LTE | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
TD-LTE (AXGP、WiMAX 2+) | ◯ | ― | |||
UE Category | 4(下り最大150Mbps、上り最大50Mbps) | 3(下り最大100Mbps、上り最大50Mbps) | |||
CA | ◯ | ― | |||
VoLTE | ◯ | ― | |||
色 | Silver Gold Space Gray | White Black | |||
価格※ | 79,800円〜 | 67.800円〜 | 57,800円〜 | ― |
◯サイズおよびデザイン
今回やはり最も大きな違いはディスプレイサイズの大型化および高解像度化でしょう。iPhone 6が326ppiの4.7インチ750×1334ドット、iPhone 6 Plusが401ppiの5.5インチ1080×1920ドット(フルHD)となりました。これによってサイズもそれぞれ大きくなっているものの、厚みは薄くなり、デザインも側面の角がなく丸みのある持ちやすく変更されています。
また、コントラスト比が上がっているほか、より広い視野角のためのデュアルドメインピクセルや拡大表示、簡易アクセスに対応しています。なお、最大輝度は500cd/m2で変わらず、ディスプレイパネルもIPS方式のTFT液晶となっています。
カバーガラスは強度の高いガラスを採用し、側面付近で下に向かってカーブし、シンプルなデザインの表面が酸化皮膜処理された側面や背面のアルミニウムユニボディーとつながっています。これにより、金属とガラスのなめらかでシームレスな高い質感を実現しているとのこと。
サイズが大きくなったため導入された簡易アクセスはホームボタンに2回タッチするだけで、画面全体が親指の方向に降りてきます。
ボディーカラーはiPhone 5sと同じSilverおよびGold、Space Grayの3色で、iPhone 5のWhiteおよびBlackの流れを汲む2色にGoldが追加された形を継続。黄や青、赤、緑などのポップな5色が用意された「iPhone 5c」が不調だったために、今回はシンプルなカラーバリエーションが採用されています。
また、デザインや内部回路の変更などによって電源ボタンがこれまでの上部右側から右側面上側に変更されています。他のボタン配置は変更がなく、左側面に音量上下ボタンおよびサイレントモードのオン・オフスイッチ、下側面に3.5mmイヤホンマイク端子およびLightning端子を備えます。
◯性能
スペックとしてはまず恒例のチップセットが最新の20nmプロセスで製造された「Apple A8」になり、A7に続いて64bit対応なほか、デュアルコアCPUだったのがクアッドコアCPUになっており、初代iPhoneと比べて速度が50倍、グラフィック性能が84倍になっています。
また、iPhone 5sで導入されたM7と同様により省電力なモードで動作するコプロセッサー「Apple M8」も搭載。これにより、加速度センサーなどによる歩数計が動作していてもバッテリー持ちが良くなっていて、新たに気圧センサーによる高低差なども測定できるようになっています。
データを記録できる内蔵ストレージも今まで最大64GBでしたが、ようやく128GBモデルが登場します。なお、外部ストレージには非対応。内蔵メモリー(RAM)は非公開となっています。
カメラはリアにiPhone 5sから採用された1画素当たり1.5μmの約800万画素裏面照射型CMOSと画素サイズや画素数は変わらないものの、新規開発したセンサーを搭載した「iSightカメラ」、フロントに約120万画素裏面照射型CMOS「FaceTimeカメラ」を搭載と変わっていませんが、これまでリアのみF2.2だったレンズがフロントもF2.2と明るくなっており、取り込める光が81%増加したとのこと。また、バーストモードもリアカメラだけでなくフロントカメラも対応しています。リアカメラも新しくA8に内蔵された画像処理を行なう画像処理プロセッサーによる「Focus Pixels」を使った素早いオートフォーカスが導入されているほか、iPhone 6 Plusのみですが光学手ブレ補正に対応しています。
通信ではLTEのUE Category 4やキャリアアグリゲーションに対応し、4G LTEによる下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsに高速化しているほか、TD-LTEに対応したことで恐らく日本国内ではau向けでUQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」やソフトバンクモバイル向けでWireless City Planningの「AXGP」といった互換規格で利用可能となると見られます。
また、対応周波数帯も増えており、NTTドコモやauなどで導入される新たなプラチナバンドである700MHzなどにも対応。さらに、LTEによる音声通話規格「VoLTE」にも対応しているとのことで、発表時の対応携帯電話会社には日本は含まれていませんでしたが、今後利用できるようになる可能性があります。その他、通信では無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11acに対応し、これまでのIEEE802.11nと比べて3倍の速度になるということです。
ホームボタンに内蔵された指紋センサー「Touch ID」は引き続き利用でき、新たに非接触通信「NFC」に対応し、まずは米国(アメリカ)では新サービス「Apple Pay」によるおサイフケータイに対応しています。なお、Apple Payの米国以外の展開については現時点では不明。
この他、Apple公式Webページ「Apple - iPhone - モデルを比較する」や「iPhoneのモデルを比較する - iPhoneの比較 - Apple Store (Japan)」にも詳細なiPhone 6やiPhone 6 PlusとiPhone 5sなどの比較が行われていますので参照してみてください。
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ