PanasonicがAndroid搭載ハイエンドコンデジ「LUMIX DMC-CM1」を発表! |
Panasonic(パナソニック)は15日(現地時間)、ドイツ・ケルンで2014年9月16日(火)から21日(日)まで開催される世界最大級のカメラ関連展示会「Photokina World of Imaging 2014(フォトキナ2014)」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、プラットフォームにAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を採用し、高速通信規格LTEに対応したコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)「LUMIX DMC-CM1」を発表しています。
これまでパナソニックではスマートフォン(スマホ)に「LUMIX(ルミックス)」ブランドを冠したモデルを搭載したことはありましたが、今回はコンデジにAndroidを搭載したスマートカメラとなっています。
ドイツで今年11月末以降に発売予定で、その後、グローバル市場で2015年初頭に販売される予定。価格はドイツでは899ユーロ(約12,5000円)となっています。
なお、日本での発売については明らかにされていませんが、プレスカンファレンス後の展示では試作機ながら日本で利用するための技術適合証明(いわゆる「技適マーク」)の電子表示があったと伝えられており、日本語メニューや日本語フォントも搭載されていることから仕様が変更されずに販売されるのであれば少なくとも海外向けに販売された製品を日本に持ち込んで利用するといったことはできそうです。
LUMIX DMC-CM1は「Connected Camera」と銘打たれ、高速移動体通信によってどこでも素早く撮影した写真や動画を共有できるデジタルカメラです。
カメラとしてはコンデジとしては大きな有効2010万画素の1インチMOSを採用し、レンズはF2.8〜11の広角28mmの「LEICA DC Elmarit」レンズを搭載。また、画像処理エンジンとして「Venus Engine」を採用しています。ISO感度は100~25600に対応。
とはいえ、部品的にはスマートフォンと同等となっており、チップセットはQualcomm製Snapdragon 801「MSM8974AB」を搭載し、最大2.3GHzクアッドコアCPUのほか、マルチタッチ対応の4.7インチフルHD(1080×1920ドット)液晶や2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、最大128GBまでのmicroSDXCカードスロット、SIMカードスロット、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、2600mAhバッテリーなどを搭載しています。
また、スマートフォンのようにフロントに有効110万画素CMOSカメラも搭載しており、画面を見ながら「自分撮り(セルフィー)」が行えるようになっています。
通信は4G(FDD-LTE)のほか、3G(W-CDMA)や2G(GSM)に対応し、LTEはUE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsで利用可能。
サイズは約135.4×68×21.1mm、質量は約204g。カラーバリエーションはBlack(ブラック)のみとなっています。
記事執筆:memn0ck
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