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auスマホ「GALAXY Note Edge SCL24」をフォト&ムービーレポート! |
既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーは24日、本体右側に曲面有機ELディスプレイを追加した5.6インチQuad HD+(1440+160×2560ドット)Supre AMOLEDディスプレイや2.7GHzクアッドコアCPU、3GBメモリーなどを搭載したハイスペックなAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)採用のスマートフォン「GALAXY Note Edge SCL24」(サムスン電子製)を発表し、先週9月25日(木)から直営旗艦店「KDDIデザイニングスタジオ」および「au OSAKA」、「au NAGOYA」、「au FUKUOKA」にて先行展示を開始しています。発売時期は2014年10月下旬以降を予定。
今回は同時に先行展示が実施されている「Xperia Z2 SOL26」の写真・動画レポート記事に続き、GALAXY Note Edge SCL24も試してきましたので、写真と動画を交えて紹介したいと思います。なお、ベースモデルとなるGALAXY Note Edgeのグローバル版についてもすでに写真レポートを公開しているので参考してみてください。
au版では国内向けサービスのワンセグやフルセグ、おサイフケータイ(Felica)などの日本市場に合った機能に対応しているほか、auのネットワークに最適化され、下り最大150Mbps対応のキャリアアグリゲーション(CA)や下り最大110Mbps対応のWiMAX 2+が利用できるのが特長です。
GALAXY Note Edge SCL24は今年9月にドイツで発表されたグローバルモデル「GALAXY Note Edge」のau版で、昨冬に発売した「GALAXY Note」シリーズの「GALAXY Note 3 SCL22」の後継機種です。
GALAXY Note 3 SCL24と比較してペン入力や性能が向上しているほか、曲がったフレキシブル有機EL(Super AMOLED)ディスプレイを採用し、右側に追加する形で右側面をサブディスプレイ(サムスン電子では「エッジスクリーン」という呼称)として使えるようになっています。
これにより、ディスプレイはメインの約5.6インチQuad HD(1440×2560ドット)Super AMOLEDと、右側面分の160×2560ドットが加わった(1440+160)×2560ドットと高い解像度による表示が可能となっています。
エッジスクリーンではメインディスプレイを利用しながら素早く各種通知の確認が可能なほか、時計やニュース、タイマー、メジャーなどを表示できるようになっています。
ディスプレイの下には中央にクリック感のあるホームボタンと、その左にタスクボタン、右にバックボタンという2つの静電タッチキーが搭載されており、ホームキーにはGalaxy S5と同様に指紋センサーが内蔵され、各種認証として利用できます。
カラーバリエーションはグローバルモデルと同じ「Charcoal Black」(ブラック)および「Frost White」(ホワイト)」の2色が用意されていますが、今回の展示ではブラックのみとなっていました。サイズは約151×82×8.5mm(最厚部約10.1mm)、質量は約177g。
GALAXY Noteシリーズの前モデルのGALAXY Note 3はサイズが約151×79×8.3mm(最厚部9.8mm)、質量が約172gなのでGalaxy Note Edgeはディスプレイサイズが0.1インチ小さくなっているののの、右側面のエッジスクリーンや各種スペックアップによって横幅が3.4mm広くなっており、より片手操作は難しくなったかと思われます。GALAXY Note 3とGALAXY Note Edgeの比較はグローバル版の記事で行ったので、今回はサイズの近い話題のスマホ「iPhone 6 Plus」と並べてみました。
機種 | 大きさ mm | 質量 g |
GALAXY Note Edge | 151×82×8.5 | 177 |
GALAXY Note 3 | 151×79×8.3 | 172 |
iPhone 6 Plus | 158.1×77.8×7.1 | 172 |
背面にはオートフォーカスや光学式手ぶれ補正に対応した約1600万画素リアカメラや、その下に心拍センサー、Felicaアンテナ、スピーカー、3000mAhバッテリーなどが配置されており、背面カバーはこれまでのGALAXYシリーズと同様に外せ、バッテリーも電池パックが取り外しできるタイプとなっています。背面カバーを外すと、SIMカードスロットやmicroSDXCカードスロット(最大128GBまで)があり、SIMカードスロットも従来と同じmicroSIMカードサイズ(3FF)です。
また、F1.9の明るいレンズを採用した約370万画素フロントカメラを搭載し、フロントカメラは自分撮り(セルフィー)がしやすいように広角に対応しており、120度まで撮影できるとのこと。自分撮りは心拍センサーを使ってシャッターを押すこともでき、心拍センサーを指で押さえると顔を認識し、指を離すと写真が撮れるようになっています。
さらに、本体上部に1つ、下部に2つの計3つのマイクを搭載し、ノイズの方向を診断可能なため、スピーカーフォンを用いた大人数での会議でも音声がキレイになっているほか、ボイスレコーダーとしてもクリアな音源を録音可能となりました。音楽再生も従来通りハイレゾ音源に対応。なお、ワンセグ・フルセグの視聴時にはイヤホン端子に同梱の外付けアンテナを装着する必要があります。
OSにはAndroid 4.4.4(開発コード名:KitKat)を採用。新たにBluetooth 4.1にも対応しています。これまでのGALAXY Noteシリーズと同様にワコムの電磁誘導式「デジタイザー技術」による「Sペン」が付属し、ペン入力も機能が強化されてより繊細な入力を行えるようになっています。
Sペンではこれまでの筆圧検知が1024段階だったのがさらに繊細な2048段階に向上しているほか、新たにペンにあるボタンを押しながら画面をなぞると、矩形が表示されて範囲を選択できるようになっており、これにより、ギャラリーの写真選択などがより直感的に行えるようになっています。
他にもプリインストールアプリ「Sノート」に筆圧をダイレクトに表現できる毛筆に加え、新たに万年筆が追加されており、文字を書くだけでもより使う人の個性が出せるようになっています。
チップセットはアプリケーションチップがQualcomm製「APQ8084(Snapdragon 805)」に強化され、2.7GHz駆動クアッドコアCPU(Krait 400)となり、通信チップがQualcomm製「MDM9225」で4G LTE(FDD-LTE)が800MHz(Band 18)および1.5GHz(Band 11)、2GHz(Bank 1)のトライバンド対応のほか、TD-LTE互換のWiMAX 2+に対応しており、2.5GHz(Band 41)にも対応。また、FDD-LTEは2つの周波数帯を束ねて通信できるCAにも対応し、下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。
他に、2.4および5.xGHzのデュアルバンド(HT80)やMIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やテザリング(Wi-FiおよびUSB)、3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、DLNA・DTCP、NFC、IR LED(赤外線リモコン)、GPS・GLONASS・Beidou、ジェスチャーセンサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、環境光センサー、近接センサー、気圧センサー、ホールセンサー、指紋センサー、紫外線(UV)センサー、心拍センサー、USB 2.0、MHL 3.0、Adaptive Fast ChargingおよびQC2.0による急速充電などにも対応していますが、DTCP+や防水・防塵には非対応。
GALAXY Note Edgeは右側のエッジスクリーンが異彩を放っており、少し特殊な機種のように思われがちですが、GALAXY Noteシリーズとしてもきちんと進化しており、よりパワフルにより使いやすくなっているので、これまでにGALAXY Noteシリーズを愛用してきた人にはもちろん、これからペン入力できる機種を使いたいという人にもオススメできる機種となっています。最後に簡単にGALAXY Note Edge SCL24を操作している模様を動画(ムービー)で紹介しておきます。
◯主な仕様
機種 | GALAXY Note Edge SCL24 |
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約151×82×8.5 |
質量(g) | 約177 |
LTE連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約470 |
3G連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約440 |
連続通話時間 (3G)(分) | 約1300 |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数) | 約5.6インチ WQHD+(2560×1440+160ドット) 有機EL(Super AMOLED) 1677万色 |
バッテリー容量 | 3000mAh |
ROM/RAM | 32GB/3GB |
外部メモリ (最大対応容量) | microSD (2GB) microSDHC (32GB) microSDXC (128GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1600万画素/約1600万画素 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約370万画素/約370万画素 |
CPU (チップ名/クロック) | APQ8084 (2.7GHzクアッドコア) |
OS | Android 4.4 |
LTE | 150Mbps/25Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) (11a/b/g/n/ac) (Wi-Fiテザリング同時接続台数) | ○ (○/○/○/○/○) (16台) |
GPS | ○ |
赤外線通信 | △(リモコンのみ) |
Bluetooth | ○(4.1) |
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応) | ◎/○※1 |
防水/防塵 | ー/ー |
色 | チャコールブラック フロストホワイト |
製造メーカー | サムスン電子 |
※2 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。
記事執筆:memn0ck
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