ソニーがXperiaなどのモバイル事業の経営数値目標を公開! |
Sony(ソニー)は4日、2014年度第3四半期(2014年10〜12月期)業績説明会を開催し、同社の子会社であるソニーモバイルコミュニケーションズが手がける「Xperia」シリーズのスマートフォン(スマホ)などのモバイルコミュニケーション(MC)事業の経営数値目標を公開しています。
経営数値目標では2017年度(2018年3月末)までの3年間で売上高9,000〜11,000億円(今年度見通しでは13,200億円)、営業利益率3〜5%(今年度見通しでは営業損失率-16.3%)とし、減収増益で規模縮小ながら2016年度以降に黒字化をめざすということです。
これらの目標を達成するために、すでに昨年9月に発表した1000人の人員削減などによる構造改革に加え、新たな構造改革の計画を策定し、2015年度末までに合計で約2100人の人員削減を実施するとしています。
また、スマホなどの機種数を絞っていくことも明らかにしています。なお、2015年2月18日にこれらの業績目標などを含んだ経営方針説明会を実施するということです。
昨年11月に各事業別の今後の数値事業目標を公表していましたが、MC事業だけ公表を見送っていましたが、今回、MC事業についても数値目標を公表しています。
MC事業の構造改革費用としては2014年度および2015年度合計で約300億円を見込んでおり、その他の費用合理化等を含めて2016年度以降の経費削減効果は2014年度比で年間900億円以上を見込んでいるとのこと。
同時に発表された2014年度第3四半期決算については前年同期比28.7%増収および29億円増益で、要因としてはスマホ販売台数増加や製品ミックスの改善、為替の影響が挙げられています。
2014年度見通しでは主にアジア・太平洋地域におけるスマホ販売台数が想定を下回ったことや為替の影響で売上高300億円下方修正、営業権の減損-1,760億円、営業利益100億円下方修正。
販売台数はスマホが前年同期比120万台増の1190万台、2014年度見通しで前年同期比10万台増の3920万台(当初見通しの4100万台からは180万台減)。
記事執筆:memn0ck
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・Sony Japan | 業績発表文
・Sony Japan | 業績発表文 | モバイル・コミュニケーション分野の経営数値目標について [PDF]