g03はオクタコアとソニー製イメージセンサーを搭載! |
既報通り、NTTレゾナントが「goo」ブランドのスマートフォン(スマホ)シリーズ「gooのスマホ」として3機種を発表した。gooのスマホはエントリー向けの「g01(グーマルイチ)」(「ZTE Blade L3」ベース)およびミドルレンジの「g02(グーマルニ)」(「ZTE Blade S Lite」ベース)、ソニー製カメラを搭載したハイエンドの「g03(グーマルサン)」(「ZTE Blade S」ベース)だ。
価格は5月8日発売のg01が10,000円(税抜)、すでに発売となっているg02が20,000円(税抜)、g03が30,000円(税抜)だ。
すでに発表会にてタッチ&トライをしたときの3機種は写真・動画で紹介しているが、前回のg01やg02に続いて、今回は現在の最上位モデルに位置づけされるg03を詳細に写真を交えてレポートしていく。
これまでにも紹介してきたようにg03の外観はg02と同じで、カラーバリエーションもg02と同様に写真のプラチナピンクともう1色のプラチナシルバーとなる。それぞれケース背面の「g03」と「g02」のプリントが主な違いだ。
端末情報のモデル番号はベースモデルのZTE製「Blade S」であることがわかる。プロセッサー情報にはオクタコアCPUを搭載した「Qualcomm Technologies,Inc MSM8939」の記載があった。
MSM8939は「Snapdragon 615」を搭載したチップセットで、64bit対応の1.7GHzのARM Cortex-A53が4コア、1.0GHzのARM Cortex-A53が4コアで合計8(オクタ)コアとなる。
Snapdragonシリーズとしては「Xperia Z4」が搭載するSnapdragon 810や「LG G4」が搭載するSnapdragon 808に続くクラスで、ミドルレンジからミドルハイレンジモデルに搭載されるチップセットだ。
デザインは無骨さを削ぎ落とした印象で、個性こそ少ないが、手に馴染む使いやすさという点では十分過ぎるほどのメリットがある。
側面のSIMトレイおよびmicroSDカードのトレイを引き出したところ。撮影用にnanoSIMカードを2枚セットしてみたが、デュアルSIMに対応している。また、手前側がスロット1となり、一般的なトレイ式のものとSIMカードの向きが90度違うので注意が必要だ。
ディスプレイの下のタッチセンサー式のナビゲーションキーは、左から「戻る」および「ホーム」、「メニュー」となっており、左右の戻るキーとメニューキーは設定で入れ替え可能だ。また、ホームキーのLEDは通知のLEDとして独立して点灯する。
同じ画面サイズおよび解像度のASUSTeK Computer製「ZenFone 5(型番:A500KL)」と比較してみた。両機種ともにナビゲーションキーが画面外にあるためやや縦長となる。価格帯的に2万円のg02か、3万円のg03か、その中間のZenFone 5かといった選択になると思われる。
写真からもわかるが、g03(g02も同サイズ)はZenFone 5より高さと幅がひと回り小さい。また、g03(とg02)のナビゲーションキーの左右ボタンがZenFone 5よりホームキーに寄っているため片手操作が楽であるといった点が実際に両方を使ってみてのg03(とg02)のメリットでもある。
厚みはg03(とg02)の方が薄く、エッジを落としたデザインであることが比較でよく分かる。見筆者はた目の印象がZenFone 5の方が良いと感じたが、握る(支える)手に対して角の”刺さり”具合がZenFone 5はじわりと効いてくる。
内蔵ストレージはg02と同様に16GBの容量がシステムROMとして4.41GB、ユーザーROMとして3.87GB、さらに内蔵SDカードとして7.71GBに分割されている。なお、パソコン(PC)に接続してアクセスできるのは内蔵SDカードの部分となる。
ストレージはg02と同様にサムスン電子製だった。
g03にのみ搭載されているジャイロセンサーを利用したジェスチャー&モーション機能が特徴のひとつとなっている。ジェスチャーは画面ロック中に端末を振るとLEDライトが点灯する機能などを割り当てることができる。
モーション機能はg03を耳元に持って行くと発信する自動発信機能や自動的に着信できる機能などがある。自動カメラなどやや操作に慣れが必要なモーションもありすべてが実用的かどうかは難しいところだ。
g03の特徴となるオクタコアCPUはg02よりもパフォーマンスの向上と待受時の省電力が期待できる2種類のクアッドコアCPUからなっており、内蔵メモリー(RAM)も2GBを搭載していることでアプリを頻繁に切り替えて使うユーザーには効果がある。
ソニーの約1300万画素積層型イメージセンサーによるカメラなど、g02と比べると各種スペック向上や高品位な部品を使っている点がg03の価格差となる。なお、g02とg03のより詳細な比較は別記事で行う予定だ。
記事執筆:mi2_303
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