無料で無制限な1600万画素ってどんなサイズ?写真と動画がネットに保存できる新サービス「Google フォト」の落とし穴!?対象ファイルでも常に圧縮される【レビュー】


Google フォトを使う場合の注意点をまとめてみた!

既報通り、Google(グーグル)は28日(現地時間)、これまでソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「Google+」の1つの機能として提供していた写真・動画用クラウドストレージサービス「Google+ フォト」を拡充して「Google Photos(Google フォト)」( https://photos.google.com )とすると発表しています。

Google フォトはすでにAndroidおよびiPhoneなどのiOS向けアプリ、そして、Webから利用可能。なお、従来サービスのGoogle+ フォト( https://plus.google.com/u/0/photos/highlights )やPicasa Web( https://picasaweb.google.com/home )もこれまで通り残っており、現時点では継続して利用できるようにはなっています。

Google フォトではさまざまな機能拡張が行われていますが、最も注目されたのはこれまでも2048×2048ピクセルまでの写真と15分までの動画は無料で無制限に保存できていましたが、Google フォトではこの条件が緩和され、写真なら4Kオーバーの16メガピクセル(1600万画素)まで、動画ならフルHD(1920×1080ピクセル)までとなりました。

ただ、実際に使ってみると無料かつ無制限で使う際に気になる点もありましたので紹介したいと思います。

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Google フォトのWeb版の設定画面

Google フォトで無料で無制限に使うには設定から「高画質(無料、無制限)」を選択しておく必要があります。デフォルトでは少なくともGoogle+ フォトを使ったことがない場合には無料だと制限(通常は15GBまで)のある「元のサイズ」になっていますので、アプリもしくはWebから設定しておく必要があります。

高画質を設定した場合には1600万画素未満の写真およびフルHD未満の動画は縦横のピクセル数はそのままでアップロードされ、1600万画素以上の写真およびフルHD以上の動画は縮小してアップロードされます。

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iPhone向けアプリの「Google フォト」設定(画像=左)と「Google+」設定(画像=右)

ここで以前のGoogle+ フォトと大きく違うのはGoogle フォトで高画質を設定している場合には1600万画素未満の写真およびフルHD未満の動画であってもアップロードするときにさらに圧縮されるようになった点です。

例えば、1600万画素以下の「iPhone 6 Plus」で撮影した写真(3264×2448ピクセル)をGoogle フォトで高画質でアップロードしても圧縮されてしまい、撮影したiPhone 6 Plusに保存されているオリジナルファイルとは違うファイルとなります。

以前に掲載した写真では2MB(パスタ)だったものが1MB、1.1MB(蛙)だったものが540KBに圧縮されました。動画ではフルHDの488MBのMP4ムービーは80.5MBに圧縮されました。

これはもっと小さな写真でも圧縮されてます。ただし、圧縮されるのはJPEG(JPG)形式の写真やMP4形式などの動画で、少なくともPNG形式の写真は圧縮はされないようです。

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Googleフォトにアップロード前の元のMP4動画ファイルの情報

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Googleフォトにアップロード後のMP4動画ファイルの情報(ダウンロードして確認)

また、Google+ フォトであれば無料・無制限対象の長辺2048ピクセルまでだったら「フルサイズのバックアップ」にチェックが入っていても残り容量が減らなかった(制限対象外だった)のに対し、Google フォトでは1600万画素未満であっても元のサイズの設定でアップロードした場合には容量が減るようになっています。

まとめると例えばJPEGの写真なら以下のようになります(「小さな」はGoogle フォトなら1600万画素未満、Google+ フォトなら長辺2048以下の場合、「大きな」は小さなより大きな場合)。

サービス Google フォト Google+フォト
設定 高画素 元のサイズ 縮小
(チェックなし)
フルサイズ
(チェックあり)
小さなJPEG写真 縮小 × × × ×
圧縮 × × ×
容量 減らない 減る 減らない 減らない
大きなJPEG写真 縮小 × ×
圧縮 × ×
容量 減らない 減る 減らない 減る

このように無料で無制限に保存できるといっても元のファイルがそのまま保存できるわけではないのでバックアップなどに使う場合には注意が必要となっています。

ちなみに、Google フォトの無料・無制限の対象となる1600万画素ってどのサイズからなのかというのははじめは4000×4000または16000000とかなのかなと思いましたが、いろいろ試した限りではまず長辺ではなく、恐らく総ピクセル数だと思われますが、16000000ではなく16500000あたりとなっているようです。

例えば、JPEGやPNGのファイルでいろいろなサイズの画像を高画質でアップロードしてみたところでは以下のようになっていました。Galaxy S6 edgeの1600万画素は5312×2988ピクセルなのでピクセル数としてはそのままのサイズでアップロードされるようです。

元ファイル アップロードファイル
5312*2988=15872256 そのまま
4912*3275=16086800 そのまま
4680*3510=16426800 そのまま
4062*4062=16499844 そのまま
4690*3518=16499420 そのまま
4700*3525=16567500 4618*3464=15996752
4096*4096=16777216 4000*4000=16000000

また、もう1つ落とし穴というほどではないですが、注意点としては初期状態では「モバイルデータ通信を使用して写真をバックアップ」および「モバイルデータ通信を使用して動画をバックアップ」がオンになっているため、携帯電話の月当たりのデータ容量がすぐに上限に達してしまう可能性もあるので注意しましょう。この場合はモバイルデータ通信の設定をオフにして無線LAN(Wi-Fi)するなどすると良いでしょう。

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記事執筆:memn0ck

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コメント

  1. Arithmetic より:

    え~!残念ー。

  2. より:

    分かった、「16MP以下と1080p以下が無料」なんじゃなくて「16MP(1080p)以下で保存してくれる」だ。個人的にはちょっとダメーかも。動画は確実にショボくなってるし。
    元に戻すにはフォトのアンインストールだけではダメで、Google+のデータの削除が必要。新しいバックアップはPlay開発者サービスが管理してるのにねぇ。Google+のデータを削除したら元に戻るなんて変な感じ。

  3. 「Googleフォト」に保存する写真を「無制限用で保存」「フルサイズで保存」をずっと使い分けたいです。情報ありがとうございます。

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