今回も薄さをアピールするブライアン・ホール氏
米国のMicrosoft本社においてSurfaceセール＆マーケティング ゼネラルマネージャーを務めるブライアン・ホール氏はこれまでの「Surface」シリーズで一番薄い8.7mmの筐体の中に欲しい機能を全て凝縮していると語った。

また、ディスプレイについてすでに販売されている大型の最新モデル「Surface Pro 3」の美しいディスプレイをこのモデルにも採用し、Surfaceシリーズのクオリティーの高さを維持していることをアピールした。

また、ホール氏はSurface 3のデモンストレーションにおいて、LTE回線による動画再生を行った際に「ソフトバンクのネットワークで米国からのデータを高速にダウンロードできている、日本ではこんなに良いLTEネットワークが使えて羨ましい。LTE、セルラー（携帯電話）ネットワークだけを使ったデモは米国ではできないから。」と語った。


Surface 3には700以上を超える部品で構成されている


個人向けはSIMフリーの4G LTEモデルのみとなり、対応するバンドは日本国内では4G LTEがBand 1（2.1GHz）および3（1.7GHz）、8（900MHz）のトライバンド、3GがBand 1（2.1GHz）および8（900MHz）のデュアルバンドとなり、Surface 3はソフトバンクモバイル（個人向けの取り扱いはY!mobile）のネットワークに最適化されている。また、4G LTEモデルはGPSを利用可能だ。


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以下、Surface 3の実機とホール氏のデモンストレーションを動画にて紹介する。


動画リンク：https://youtu.be/RsqGc0xX2rg


展示された試作機には別売の「Surface 3 Type Cover」（15,680円、税抜）とその奥には「Surface ペン」（5,980円、税抜）を試すことができた。Surface Pro 3同様、アスペクト比3：2のディスプレイはOfficeアプリの利用以外にデジタル一眼カメラで撮影した3：2の写真ビュワーとしても最適だ。


ディスプレイは視野角が広く、彩度・コントラストともにクオリティーが高い。上部の中央には350万画素のフロントカメラがある。


背面の4つの正方形で構成されたMicrosoftのロゴは、Surface 3カスタムとして作られた鏡面仕上げされたステンレス製のもの。ボディーは剛性感のあるマグネシウム合金製だ。


右側面にはMini DisplayPort、フルサイズのUSB 3.0端子、microUSB端子、イヤホン・ヘッドセット端子がある。


上面には電源キー、ボリュームキーがある。中央に見える丸いパーツは800万画素のリアカメラで、フロントカメラともに1080pの動画撮影可能だ。


Type Coverの接続部分となる下部の左にはSIMカードスロットがある。対応するSIMカードはnanoSIMカードサイズ（4FF）だ。


Type Coverは手前から「シアン」および「ブライト レッド」、「レッド」、「ブラック」、「ブルー」の5色。打鍵感があり打ちやすい印象だ。タッチパッドはしっかりとクリックがある。


展示された試作機のシステム情報では「Windows 8.1 Pro」となっていた。法人向けモデルはWindows 8.1 Pro Update（64ビット）、個人向けモデルはWindows 8.1 Update（64ビット）だ。個人向けには標準で「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属する。


展示会場の試作機が少ないこともあり限られた時間でしか触ることができなかったが、CPUがAtomなので過剰な期待は禁物だが、4G RAMのモデルであれば複数アプリを起動した際の重さは多少改善されるのではないだろうか。

円安のタイミングもありAtom搭載PCとしては割高感を感じてしまうが、Surface ProのDNAを持つモバイルプラットフォームとして魅力的な製品であると感じた。

Windows 10への無償アップグレードにも対応し、タブレットモードと通常のPCモードを簡単に切り替える事ができるSurface 3の真価がその時に発揮できるのではないだろうか。



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