GoogleがIoT対応据置型Wi-Fiルーター「OnHub」を発表!

Googleは18日(現地時間)、IoT(Internet of Things)にも対応するために同時接続数最大128台の据置型無線LAN(Wi-Fi)ルーター「OnHub」を発表しています。

アメリカ(米国)およびカナダにて2015年8月31日(月)に直営Webストア「Google Store」や大手Webストア「Amazon.com」などで発売し、価格は199.99ドル(約24,500円)。

IoT対応は接続数だけではなく、今年6月に開催された開発者向けイベント「Google I/O 2015」で発表されたIoT向けプラットフォーム「Android Brillo」および「WEAVE」にも対応しているということです。

OnHubは円柱状のインテリアにもなる見た目も良いWi-Fiルーターで、カラーバリーエーションはBlue(ブルー)およびBlack(ブラック)の2色が用意されています。インジケーターは6個の3色LEDを搭載。

また、Android 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich)以降およびiOS 7.0以降に対応したスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Google On」にて設定や各種操作が行え、ファームウェア更新はネットワーク経由(OTA)で自動に実施され、各種不具合修正や機能追加が行われるとのこと。そのため、初心者や初級者でも簡単に使え、メンテナンスも用意だとしています。

Wi-Fiは3×3MIMOや2.4および5.xGHzのデュアルバンドに対応し、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠となっており、独自のアンテナ設計やソフトウェアによって干渉を抑えることによって、自動的に空いている電波(チャンネル)に接続してより高速かつ安定した通信が可能だということです。

有線LANは10および100、1000Mbps対応(イーサーネットスイッチは「QCA8337 Gigabit」。CPUは1.4GHzデュアルコア「IPQ8064」、内蔵メモリー(RAM)は1GB DDR3L、内蔵ストレージ(eMMC)は4GB、NOR flashは8MB。外部インターフェースはUSB 3.0×1で、3Wのスピーカー、照度センサーも内蔵されています。

Android BrilloおよびWEAVEに対応するため、Bluetooth 4.0 LEおよびNFC、ZigBee(IEEE802.15.4)も搭載。サイズは直径4.6インチ(約12cm)×高さ7.5インチ(約19cm)、質量は1.9ポンド(約860g)。

また、Googleでは将来的に他のハードウェアパートナーからも新しい「OnHub」シリーズが投入される予定であり、ASUSTeK Computerなどから今年後半にも発表されるだろうとしており、Android BrilloやWEAVEに対応したWi-Fiルーターが今後も続けて発売されるということです。



記事執筆:memn0ck


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Official Google Blog: Meet OnHub: a new router for a new way to Wi-Fi