Googleがペンダント型STB「Chromecast 2015」と音楽用「Chromecast Audio」を発表! |
Googleは29日(現地時間)、米サンフランシスコにあるLeft Space Studiosにてプレス向け発表会を開催し、テレビなどのHDMI端子のあるディスプレイに接続して映像やゲームなどを楽しめる小型セットトップボックス(STB)「New Chromecast」(以下、Chromecast 2015)および音楽専用で3.5mmのRCA音声出力や光デジタル出力でスピーカーなどと接続して音楽や音声が楽しめる小型STB「Chromecast Audio」を発表しています。
ともに本日から17カ国で販売され、アメリカ(米国)での価格は両製品ともに35ドル(約4,200円)。ただし、日本ではすでに同時に発表された「Nexus 6P」や「Nexus 5X」の予約受付が公式Webストア「Google ストア」にて開始されていますが、Chromecast 2015とChromecast Audioは販売開始されていないため、最初の17カ国には日本は入っていないのかもしれません。
Chromecast 2015は全世界で2000万台を販売した初代「Chromecast」の後継機種で、デザインが一新んされてスティック型だったのが、レコードの円盤をイメージした斬新な外観の本体と平型のケーブルによるペンダント型となっています。
ケーブルは柔軟性があるので他の機器との干渉やテレビの裏側の隙間がない場合などでも接続しやすくなっています。
また、カラーバリエーションもIndigo Black(黒)およびCoral(赤)、Lemoned(黄)の3色とこういった製品ではめずらしい色が用意されました。なお、CoralとLemonedはGoogle ストア限定カラーということです。
機能的にはChromecastと同様にHDMI端子(最大1080p)のあるテレビなどに接続して映像やゲームなどを楽しめるほか、AndroidやiOS向けのChromecastアプリでさまざまなサービスが利用でき、さらにAndroidでは画面をそのまま映し出すことも可能です。
新たに無線LAN(Wi-Fi)が2.4GHzだけでなく、5.xGHzにも対応しデュアルバンド化し、本体の左右両側にそれぞれアンテナが内蔵されているため、電波環境のより良い状態で受信できるようになっています。IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠。
さらに観たいと思った時にすぐに動画再生が始まる「Fast Play」機能に対応し、あらかじめ動画の最初の部分をバッファーとして溜めておくことで素早くスタートできるとのこと。例えば、ドラマなどでは次の回を先読みして、今見ている回が見終わったらすぐに次の回を再生可能となっています。
対応する映像配信サービスも増加しており、新しく音楽配信サービス「Spotify」にも対応。他にも「Google Photos」や「BBC iPlayer Radio」、「Showtime」、「NBA」などのさまざまなコンテンツが利用できます。
サイズは約51.9×51.9×13.49mm(ケーブルおよびアクセサリーを除く)、質量は約39.1g、電源ケーブルはmicroUSB端子で、付属ケーブルは1.75m。
一方、Chromecast AudioはChromecastと同様にWi-Fiで音楽などを受信して、接続したスピーカーから聴くことができる製品です。外観はほぼChromecast 2015と同じ。対応するOSはChromecast 2015およびChromecast AudioともにAndroid 4.1(開発コード名:JellyBean)以降およびiOS 7.0以上、Windows 7以上、Mac OS X 10.7以上。
記事執筆:memn0ck
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