かんたん携帯9
今度のかんたん携帯は結構スゴイ!

既報通り、ソフトバンクは8日、今冬および来春に投入する新製品・新サービスを披露する「2015-2016冬春 新商品・新サービス発表会」を開催し、OSにAndroidを採用しつつ従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)と同じような操作性を導入したSoftBank向け折りたたみ型ケータイ「かんたん携帯9」(シャープ製)を発表しました。発売時期は2016年3月上旬を予定しています。

ドコモのらくらくホン、auの簡単ケータイと並び、ソフトバンクがシニア向けとして用意しているフィーチャーフォンシリーズが「かんたん携帯」です。そのかんたん携帯シリーズもついに9世代目となり、細かな仕様のブラッシュアップに留まらずスペック面や機能面でも大きな進化を遂げています。

特にかんたん携帯9ではディスプレイの大型化&高精細化や通話品質の向上など、使いやすさの大幅な向上に加え、人気のコミュニケーションサービス「LINE」にも対応するなど利便性にも訴求した端末となっています。

発表会のタッチ&トライコーナーでモックに触れることができましたので写真とともに紹介したいと思います。

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ボディカラーはプラチナシルバー、ネイビー、ワインレッドの3色


本機は同時発表されたシャープ製フィーチャーフォン「AQUOSケータイ 501SH/504SH」と基本仕様を共通化した端末で、OSにAndroidを採用しています。このAndroid採用による機能面での恩恵が大きく、これまでのシリーズから一気にスペックアップした印象です。

ディスプレイには3.4インチのQHD(540×960ドット)液晶を採用し、非常に高精細で見やすく進化。現在主流となっている一般的なスマホ並みの約324ppiという画素密度を実現し、フォントのジャギや画像の粗さの少ない美しい表示品質となりました。一方で天板部分には従来通り大きなサブディスプレイを配置し、変わらない使いやすさも堅持しています。

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天面。サブディスプレイは約1.3インチの128×128ドット有機EL


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かんたん携帯9(左)とAQUOSケータイ 504SH(右)。外観の違いは天板のサブディスプレイ程度


背面カメラも強化され、撮像素子には約800万画素CMOSを搭載。背面カバーは取り外し可能でバッテリーパックの交換なども行えます。

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背面。バッテリーパックを外すとSIMスロットなどにアクセスできる


OSにAndroidを採用した最大の恩恵が通話品質の向上です。4G(FDD-LTE方式)を採用したことでVoLTEに対応、3Gによる「HD Voice(3G)」サービスにも対応しているため、非常に広いエリアで高い音声通話品質を実現しました。

また人気のコミュニケーションサービス「LINE」をプリインストールしている点もAndroid採用による恩恵と言えます。若い世代を中心にSNSの中心的ツールとなっているLINEですが、そんな若年層と親や祖父母の世代の方がLINEを使ってコミュニケーションが取れるというのは大きな意味があるのではないでしょうか。

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下面。microUSB端子がある


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上面。ヒンジ部横にストラップホールがある


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左側面。充電台用の接点端子がある


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表示・履歴キーではサブディスプレイの表示内容の変更などがワンタッチで行える


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キー面。各キーはフォントも大きくしっかりとした凹凸があり押しやすさ重視の作り


かんたん携帯に求められる基本的な使いやすさはそのままに、OSをAndoroidへと進化させさらなる快適さの向上を図った本機。Android OSというとスマホのイメージが強く多機能性が意識されますが、無駄に機能を増やさず基本性能の向上に特化して利用した点は英断と言えます。



記事執筆:あるかでぃあ


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