SoftBankとY!mobileのLTEおよびW-CDMAの周波数帯が順次移行!

ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は11日、SoftBankおよびY!mobileの2つのブランドで利用している携帯電話網について4G(FDD-LTE方式)の拡大およびそれに伴う3G(W-CDMA方式)の終了について発表しています。

まず、4Gについては現在3Gにのみ利用している1.5GHz帯について2017年4月以降順次提供開始し、さらに1.7GHz帯についても現在10MHz幅で提供しているものを2018年2月以降順次15MHz幅へ拡大するということです。

また、これに伴い、3Gは1.5GHz帯を2017年3月末、1.7GHz帯を2018年1月末に終了し、さらに1.5GHz帯については終了に先駆けて2016年9月以降に関東の一部地域にて下り最大通信速度が低速化されるとしています。

ソフトバンクではWireless City Planningを含めると、Band 8の900MHz帯(15MHz幅×2)およびBand 11の1.5GHz帯(10MHz幅×2)、Band 3の1.7GHz幅(15MHz幅×2)、Band 1の2.1GHz帯(20MHz幅×2)にてW-CDMA方式およびFDD-LTE方式を利用し、1.9GHz帯(31.2MHz幅)でPHS方式、2.5GHz帯(30MHz幅)でAXGP(TD-LTE方式)を利用しています。

現在は1.5GHz帯の10MHz幅×2、900MHz帯および1.7GHz帯、2.1GHz帯の一部周波数帯で3Gを提供していますが、これらのうちの1.5GHz帯と1.7GHz帯をすべてW-CDMA方式からFDD-LTE方式に切り替えていきます。

移行が終わった後は3Gは900MHz帯と2.1GHz帯でしばらく提供されるものと見られ、残りの周波数帯は利用効率の高い4Gに移行して活用されます。1.7GHz帯のBand 3は2.1GHz帯のBand 1とともにグローバルバンドとして海外でも広く使われているほか、1.5GHz帯のBand 11も先日、国際電気通信連合(ITU)が開催した世界無線通信会議「WRC-15」においてグローバルバンドとして追加されたことで、今後、海外でも提供する国・地域が増えてくると予想され、対応機種も増えてくると見込んでいるものと思われます。

周波数帯利用の移行に際して、SoftBankおよびY!mobile向けの一部サービスも提供が終了され、さらに一部機種では利用ができなくなったり、利用エリアが狭くなったりします。終了予定3G対応プランや影響が出る機種は以下の通り。その他詳細は以下の公式Webページをご覧ください。

一部3Gサービス(1.5GHz帯/1.7GHz帯)提供終了について | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク
一部3Gサービス(1.5GHz帯/1.7GHz帯)の 提供終了について|安心してご利用いただくために|お客さまサポート|Y!mobile(ワイモバイル)
LTEサービスの拡大および一部3Gサービス(1.5GHz帯/1.7GHz帯)の終了について | SoftBank
LTEサービスの拡大および一部3Gサービス(1.5GHz帯/1.7GHz帯)の終了について|サポート情報|ワイモバイル(Y!mobile) for Business

・SoftBank向けの終了予定3G対応プラン
2017年3月末
終了予定プラン(1.5GHz帯)
データフラットプラン、データフラットプラン for ULTRA SPEED、データフラットプラン for BB、データライトプラン for BB
2018年1月末
終了予定プラン(1.7GHz帯)
データし放題、データフラットプランS、データし放題 for ULTRA SPEED、データし放題フラット for ULTRA SPEED、データ従量プラン(データ定額ボーナスパック加入者のみ)

・Y!mobile向けの終了予定3G対応プラン
2017年3月末
終了予定プラン(1.5GHz帯)
ウィルコムプランW
2018年1月末
終了予定プラン(1.7GHz帯)
データプラン、ギガデータプラン、バリューデータプラン、スーパーライトデータプラン、データプランB、昼割プラン、EMOBILE G4データプラン、EMOBILE G4ギガデータプラン、EMOBILE G4バリューデータプラン、EMOBILE G4スーパーライトデータプラン、EMOBILE G4データプランB、EMOBILE G4昼割プラン、フレッツ+定額モバイル、フレッツ+スーパーライト、フレッツ+昼割モバイル、フレッツ+EMOBILE G4定額モバイル、フレッツ+EMOBILE G4スーパーライト、フレッツ+EMOBILE G4昼割モバイル、スマートプラン、スマートプランライト、LTE電話プラン、スマホプラン(タイプ2)、スマホベーシックプラン(タイプ2)、ケータイプラン、ケータイ定額プラン

・SoftBank向けの影響別 機種一覧
2017年3月末
影響機種(1.5GHz帯)
利用ができなくなる機種

101SB

[注]
  • データフラットプラン for BB/データライトプラン for BBのみ
利用エリアが変更になる機種101SI、102Z、102HW
最大通信速度が低下する機種006Z、007Z、005HW、101SB、001SC、005SH、007HW、001P、002SH、003P、004SH、004SH PJ、004Z、006SH、007SH、007SH J、007SH KT、007Z for Biz、008Z、009SH、009SH Y、009Z、101F、101K、101N、101P、101SH、102P、102SH、102SHⅡ、103SH、104SH、106SH、107SH、107SH B、204SH、841SH、841SH s、842SH、941P、942P、943SH、944SH、945SH、945SH G、DM010SH、DM011SH、DM012SH、DM013SH
2018年1月末
影響機種(1.7GHz帯)
利用ができなくなる機種006Z、007Z、005HW、101SB
利用エリアが変更になる機種C01HW、C02HW、C01LC、C02LC

・Y!mobile向けの影響別 機種一覧
2017年3月末
影響機種(1.5GHz帯)
利用ができなくなる機種WX02S
最大通信速度が低下する機種HX008ZT、HX009ZT、WX02S-H、WX04K、WX04SH、WX05SH、WX06K、005SH、007HW、007Z
2018年1月末
影響機種(1.7GHz帯)
利用ができなくなる機種D01HW、D01NE、D01NX、D01NXⅡ、D02HW、D02NE、D02OP、D03HW、D11LC、D12HW、D12LC、D21HW、D21LC、D21NE、D22HW、D23HW、D24HW、D25HW、D26HW、D31HW、D32HW、D33HW、D41HW、GL03D、H11HW、H11LC、H11T、H12HW、H31IA、S01SH、S01SHⅡ、S11HT、S12HT、S21HT、S22HT、S31HT、S51SE、302HW、GL07S、GD01、GD03W、GP01、GP02、GP03、GS01、GS02、GS03、S31HW、S41HW、S42HW、007Z


記事執筆:memn0ck


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