HUAWEI Mate SとiPhone 6sのカメラを比較!

華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)から12月4日に発売されたSIMフリーのフラグシップスマートフォン「HUAWEI Mate S」(以下、Mate S)。

今年9月に発表されたHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)のフラッグシップモデルで、特徴的な機能としてこれまでにない革新的なタッチ機能やタッチパッド操作を可能とする指紋センサーを搭載。

また、ディスプレイは約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)AMOLED(有機ELディスプレイ)、CPUにはオクタコア(A53X 2.2GHz 4コア+A53 1.5GHz 4コア)のHisilicon製「Kirin 935」を搭載しており、こちらは前回ベンチマークテストを行っている。

今回は光学式手ブレ補正を搭載する1300万画素RGBWイメージセンサーを搭載するMate Sのカメラ機能をアップルの「iPhone 6s」と比較してみたいと思う。


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Mate SのカメラのUI(ユーザーインターフェイス)は、これまでのファーウェイ製スマートフォンと同様にスワイプ操作で機能を切り替えるタイプ。iPhoneのカメラのUIに近い。


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メニューボタンをタップすると、さらに特殊な撮影モードを呼び出すことができる。「HDR」や「パノラマ」、「ウォーターマーク」など実用的な機能もある。


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ダイヤルを模したような独自UIの「プロカメラ」モードがMate Sの特徴のひとつ。機能ボタンでありながら現在のカメラ設定が分かる秀逸なデザインだ。


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シャッタースピードやISO感度など、デジタルカメラのような細かい設定変更可能だ。設定値に合わせて見え方が変わるので、カメラを勉強してみたい初心者にもオススメだ。


○順光での撮影
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Mate Sは寒色系のホワイトバランスとなった。そのおかげで青空のグラデーションがまさに「青」となり綺麗にでている。


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iPhone 6sは少し色温度が高めで、尚かつ露出も少しだけ明るい。順光ではどちらも甲乙つけがたい結果となった。


○逆光のシーン
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Mate Sはゴーストが派手目に出ている。フレアも発生しているので逆光時の撮影は向きや角度の工夫が必要だ。とはいえ、まぶしいと感じるようなゴーストなので面白い使い方ができそうでもある。


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iPhone 6sの方は、光源の条件が若干異なるもののゴーストはMate Sよりは小さい。フレアも光源の付近のみで、光学性能は高いことがわかる。


○近距離撮影
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スナップ撮影やポートレート撮影で多用する近距離撮影では、解像感が高くレンズとセンサーの良さがでた。撮影はオートモードだが見栄え重視でトーンカーブを極端にいじることなく自然な明暗を表現している。

露出はシャドー部分に合ってしまったようでiPhone 6sより明るめとなった。好みに応じて、陰影にメリハリをつけるような露出にすると良いだろう。


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iPhone 6sも解像感が高く、このような光が強いシーンではモノクロモードなどデジタルフィルタ撮影で色々試したくなる。


○夜景撮影
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オートモードながら、極端な高ISO感度設定にはならず見た目に近い明るさ(暗さ)となった。ホワイトバランスは暖色系で柔らかい雰囲気が出ている。プロモードならホワイトバランスを調整して仕上がりを自在に操ることができる。


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iPhone 6sは寒色系のホワイトバランスとなり、クールな印象を受ける。タングステン光が多いためiPhone 6sのホワイトバランスは正確といえる。

Mate Sは、像がピタッと止まる光学式手ブレ補正が気持ち良く、撮影も軽快であった。フラグシップ機と言うことで価格は高いが、これらの機能が下のクラスのモデルにも採用されるようになると面白くなりそうだ。一方でフラグシップモデルには、光学設計やセンサーサイズなどに対してしっかりと価値を見いだせるような進化に期待したい。

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記事執筆:mi2_303


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