iPhone 7シリーズの噂まとめ!カメラモジュールはSonyではなく、LG製に?写真はiPhone 6s |
今年9月に発表されると見られているAppleの次期スマートフォン(スマホ)の「iPhone 7」(仮称)シリーズですが、これまでの噂では外観のデザインやサイズはほぼ「iPhone 6」シリーズや「iPhone 6s」シリーズのままになると噂されています。
一方で、恐らくチップセットは次世代の「Apple A10」(仮称)になると見れるほか、各種性能は確実に向上してくると思われ、噂では3.5mmイヤホンマイク端子が廃止されるほか、ワイヤレス充電などに対応するとされています。
あまり代わり映えしないのではないかという噂や今年3月に発売した「iPhone SE」が従来製品の焼き回しで同社が革新性を失ったのではないかという評判を受けて、同社CEOのTim Cook氏がインタビューで異例の次期スマホについて「みんなが買い換えたくなるような革新的な製品になるだろう」と発言するという状況になっています。
今回はそんなiPhone 7シリーズについての最近の予測や噂などをまとめて紹介したいと思います。
【大型モデルは1200万画素デュアルカメラ搭載や256GBストレージモデルも用意か】
iPhone 7シリーズで特に大きく進化しそうなのが大型モデルの「iPhone 7 Plus」(仮称)で、先日に紹介した本物の最新版とされるCAD画像からは「iPad Pro」シリーズで採用している外付けキーボードなどのアクセサリーが接続できる「Smart Connector」に対応しているように見受けられます。また、以前から噂されているようにこれまでの光学手ブレ補正だけでなく、リアカメラが2つのレンズとセンサーを備えたデュアルカメラになると言われており、新たにCiti Researchでは既存機種と同じ約1200万画素のデュアルカメラになる見通しであるというレポートされています。
加えて、CAD画像を公開したスマートフォン(スマホ)などのリークを精力的に行っているSteve Hemmerstoffer氏( @OnLeaks )が中国のSNS「微博(Weibo)」で見つけたとするiPhone 7 PlusのカメラモジュールやNAND型フラッシュメモリーから内蔵ストレージに256GBモデルが用意されるのではないかということ予測できます。画像の信ぴょう性は不明ですが、SanDisk製のストレージによる16GBおよび64GB、256GBの3モデルになるとのこと。
#iPhone7 Pro/Plus Dual Camera + 16GB/64GB/256GB NAND flash memory chip?... https://t.co/l2D8OHlaWk pic.twitter.com/eLEDK1ic4d
— Steve Hemmerstoffer (@stagueve) 2016年5月21日
iPhone 6シリーズから投入されている5.5インチの大型モデルのPlusシリーズですが、これまでは画面サイズが大きい以外はほぼ光学手ブレ補正くらいしか違いがなかったことやiOSが大画面に最適化されていなかったことからあまり評判が良くなかったですが、iPhone 7シリーズで違いを大きくし、より上位モデルとしての特色を強めてきそうです。
【iPhone 7シリーズのカメラモジュールはソニーからLGに?】
また、野村證券のアナリストを務めるChris Chang氏は、iPhone 7 Plusを含むiPhone 7シリーズのカメラモジュールについてLG Innotek(以下、LG)が担当するだろうと報告しています。ここ最近のiPhoneシリーズではカメラモジュールはソニー製を採用してきましたが、熊本地震で生産拠点のひとつであるソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの熊本テクノロジーセンターの生産が止まっていることに加え、ソニーの決算発表から業績が予測よりも思うように上がっておらず、利益率が低い案件は見送るのではないかとという理由を挙げています。
これに代わって、LGが請け負うのではないかと見ているものの、先ほどのCiti Researchでは、熊本テクノロジーセンターの生産が6月中旬までに回復すればソニーのモジュールも採用した複数サプライヤーとなる可能性を示しています。
【iPhone 7シリーズの内蔵メモリーも高速化か】
もうひとつ、iPhone 6sシリーズも新たに内蔵メモリーにLPDDR4 RAMを採用して高速化と省電力化を実現していましたが、iPhone 7シリーズでは規格は同じながら製造プロセスが10nmと微細化し、さらに高速化かつ省電力化すると伝えられています。これはサムスン電子が今年後半の10nmクラスのDDR4 DRAMを投入することを発表したため、BGRがMacやiPhone 7シリーズに搭載するのではないかと予想しているもの。このサムスン電子の10nmクラスのDDR4 DRAMは、iPhone 6sシリーズなどに搭載されている20nmクラスのDDR4 RAMよりも30%高速で、20%省電力だとしています。
記事執筆:S-MAX編集部
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