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キャリアアグリゲーションを有効にするには設定が必要 |
ライカブランドのデュアルカメラが何かと話題に上るファーウェイのSIMフリースマートフォン(スマホ)「HUAWEI P9」ですが、同社のハイエンド機種だけあってネットワーク対応も充実しており、複数周波数の電波を束ねて通信を高速化する「キャリアアグリゲーション(CA)」に対応しています。国内携帯電話事業者から販売されている機種ではすでにおなじみの機能ですが、SIMフリー機種のCA対応は珍しいです。
通信の高速化や安定化を行えるCAですが、実はHUAWEI P9のデフォルト設定では有効になっていません。そこで本記事では、HUAWEI P9でCAを有効にする設定方法と、CAの状態を確認する方法を紹介します。
HUAWEI P9は以下の組み合わせでキャリアアグリゲーションを利用できます。
・バンド1(2GHz帯)+バンド19(800MHz帯)
・バンド3(1.7GHz帯)+バンド19
・バンド1+バンド19
・バンド1+バンド8(900MHz帯)
・バンド3+バンド8
NTTドコモ(およびドコモから回線を借りているMVNO)ではバンド1/3/19、ソフトバンク(とワイモバイル)ではバンド1/3/8の組み合わせで、それぞれキャリアアグリゲーションが利用できます。
HUAWEI P9でキャリアアグリゲーションを有効にするには、設定アプリの「その他」→「モバイルネットワーク」→「キャリアアグリゲーション」メニューのスイッチをONにします。
スイッチをONにすると携帯電話事業者のサポートが必要なこと、再起動が必要なことなどが案内されます。すべてを受け入れると、再起動後にキャリアアグリゲーションが有効になります。
キャリアアグリゲーションが有効な状態になると、画面の電波表示が「4G」から「4G+」に変わります。キャリアアグリゲーションが利用されているかどうかを確認できて便利です。
ファーウェイのスマートフォン「HUAWEI P9」でキャリアアグリゲーションを有効にする方法を紹介しました。MVNO(いわゆる「格安SIM」)を利用する場合、無線区間よりもネットワーク内部に通信速度のボトルネックが存在する場合が多いため、少なくとも筆者が試した範囲では、キャリアアグリゲーションによる通信速度への効果は限定的でした。
しかし複数の電波で同時に通信することで通信の安定性向上も期待できることから、HUAWEI P9を使うならばキャリアアグリゲーションをオンにしておきたいところです。
記事執筆:えど(吉川英一)
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