SIMフリースマホ「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」がAndroid 6.0 Marshmallowに!

TCLコミュニケーションジャパンは10日、日本では昨年8月より販売しているSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「alcatel IDOL 3」(以下、IDOL 3)に対してより新しいプラットフォーム「Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を2016年8月10日(水)より順次提供開始するとお知らせしています。

同社ではすでに2016年夏頃にIDOL 3にAndroid 6.0 Marshmallowを提供予定であると案内していましたが、実際に配信開始されました。更新内容は以下のように案内されていますが、他にもユーザービリティーの向上が実施され、コンパスアプリのアップデートやリアリティーモードが追加され、さらにプリインストールされているファイル転送アプリ「WiFi transfer」を「Xender File Transfer」に変更し、AndroidとiPhoneなどのiOS搭載機器でのファイル転送が強化されています。

1)Android 6.0へのアップデート
 表示中の画面に関連する情報をすぐに検索できる「Now on Tap」機能
 一定条件下でより深い省電力を実現する「Doze モード」
 利用頻度の低いアプリの電力消費を制限する「App Standby」
 アプリの実行中に機能(権限)の許可・不許可を与える「Runtime Permission」
2)システムの最適化、安定性向上
3)アプリケーション汎用性の向上

その他、Boostアプリが追加され、簡単にスマホの最適化が可能になっているとのこと。なお、更新するとプリインストールされていたDropboxおよびCurrency、Evernoteの3つのアプリが含まれない状態となるため、これらのアプリを利用している場合には更新前にバックアップを取り、更新後に別途、Google Playストアから再インストールするように案内されています。

alcatel IDOL 3は日本では昨年8月28日に発売されたTCLのフラッグシップスマホで、従来は「ALCATEL ONETOUCH」ブランドで「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」として販売されていました が、今年2月に新たにブランドやロゴを刷新され、「alcatel」となり、IDOL 3もalcatel IDOL 3となっています。

スペック的には約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶やQualcomm製64bit対応オクタコアCPU「Snapdragon 615 MSM8939」(1.5GHz CPU×4コア+1GHz CPU×4コア)、2GB内蔵メモリー(RAM)などのミドルハイレンジクラスです。

また、上下を逆さまにしても使えるリバーシブルデザインに加え、JBL Clari-FiやBL音質認証を取得したデュアルフロントスピーカーを搭載し、Hollywoodの映画製作で培ったTechnicolor技術を採用した高解像度・広視野角の液晶パネルなどと音や画面に注力しているほか、緊急地震速報(ETWS)やNFCにも対応。さらにジャイロセンサーも搭載しているため、AR機能を使用するゲームにも対応しており、話題の「Pokémon GO」(ポケモンGO)もフル対応で遊べます。

購入時はAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)でしたが、今回、より新しいAndroid 6.0 MarshmallowへのOSバージョンアップが配信開始されています。更新後のOSバージョンは「6.0.1」。発売時には単純なスペックなどの割には少し高い印象がありましたが、現在は税込でも3万円前後になっており、実際に手に取るとフランス発の洗練されたデザインや高い質感、持った時に5.5インチサイズながら持ちやすく、なにより非常に軽く感じる点は、同じ5.5インチサイズのSIMフリースマホは多数ありますが、IDOL 3の魅力だと言えるので今からでも購入しても良いように思える機種の1つではないかと思われます。



記事執筆:memn0ck


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