一括648円のドコモオリジナルスマホ「MONO」

既報通り、NTTドコモは19日、今冬および来春に発売する「2016-2017冬春モデル」を発表し、約4.7インチHD(720×1280ドット)ディスプレイや2GB内蔵メモリ(RAM)、16GB内蔵ストレージなどを搭載したミドルレンジクラスなAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)採用のスマートフォン(スマホ)「 MONO MO-01J 」(ZTE製)を2016年12月上旬に発売すると発表した。

すでにドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約を実施。価格は発売直後から12ヶ月間同一製品利用が条件の「端末購入サポート」が適用されて新規契約および機種変更、契約変更、他社から乗り換え(MNP)で一括648円(税込)だ。

主なスペックとして、オクタコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 617 MSM8952」)や約1330万画素リアカメラ・約490万画素フロントカメラ、防水(IPX5・IPX7)、防塵(IP5X)、高音質通話サービス「VoLTE」、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、GPS、スグ電、WORLD WING、エリアメールなど。通信速度は、下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsだ。

そんなNTTドコモ初のオリジナルブランドで格安スマホであるMONO MO-01Jを発表会終了後のタッチ&トライコーナーで触ることができたので写真と動画で紹介していく。


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カラーは「ブラック」と「ホワイト」の2色。前面のガラスがテーブルなどに直接触れないように側面フレームはガラスをカバーする形状をしている。

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背面もガラス製となっている。これによって握りに対しての剛性感があり、格安スマホという印象はあまり受けない。

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ワンセグやおサイフケータイ(FeliCa)、赤外線、生体認証は非搭載。すでに先行してオリジナルブランドとして展開されているタブレット「dtab」シリーズと同じように、NTTドコモのサービスアプリが乗った低価格なスマホといった印象を受けた。

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価格は安いが、ブラックはガラス面の写り込みがあり、思ったよりも高級感がある。安さだけを追求して樹脂むき出しにするより、一手間掛けただけのことはあると感じた。

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右側面(写真=上上段)には電源キー、左側面(写真=上下段)にはSIMカード・microSDカードスロット、ボリュームキー、そしてマナーモード切替スイッチ、ストラップホールがある。

上面(写真=下上段)には3.5mmイヤホンマイク端子、下面(写真=下下段)にはmicroUSB端子がある。

側面の形状は、丸みを帯びた形状+ガラス固定用のフチのある少し複雑なデザインをしている。

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狭額縁ではないものの4.7インチディスプレイということで持ちやすい。また「安っぽさ」もあまり感じない上手い作りにまとめていると思う。

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設定画面で合計メモリーを確認したところ1.8GB、内部ストレージの合計容量は8.62GBだった。一般的なメールやウェブ閲覧、SNS、写真撮影用途なら問題ないだろう。できればデータ用にSDカードは追加したいところ。

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カメラは、ZTE製スマホのUI(ユーザーインターフェイス)を踏襲。オートモードのほかにプロモードがあり、露出やISO感度などを変更して撮影することができる。

最後にMONO MO-01Jの外観や簡単な操作をしているところをムービーで紹介しておく。なお、詳細な製品仕様についてはすでに公開している「NTTドコモ、初のオリジナルブランドの高コスパなミドルレンジスマホ「MONO MO-01J」を発表!シンプルながらしっかり使えていきなり一括600円と激安モデルに - S-MAX」も併せて参照してみて欲しい。

【MONO MO-01Jを動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/vrX4FsI8NFw

一括648円で購入できる割安感はあるが、格安SIMでシェアが拡大している仮想移動体通信事業者(MVNO)よりも高いNTTドコモの月額料金とのバランスが難しく感じる。もちろん、NTTドコモの回線の安心感やサービスの充実などの魅力があり、スマホ利用者の裾野を広げる意味で活躍しそうな製品だろう。

◯主な仕様
製品名MONO MO-01J
メーカーZTE
本体色White
Black
サイズ約136×69×8.8mm
質量約138g
OSAndroid 6.0
ディスプレイ約4.7インチTFT液晶
HD(720×1280ドット)
CPUオクタコア(1.5GHz×4コア+1.2GHz×4コア)
内蔵メモリー(RAM)2GB
内蔵ストレージ16GB
外部ストレージ
(最大対応容量)
128GB
リアカメラ
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射積層型CMOS
約1330万画素/約1300万画素
インカメラ
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約490万画素/約490万画素
フォトライト/フラッシュ○/○
手ブレ補正/手ブレ軽減―/―
オートフォーカス
バッテリー容量2440mAh
連続待受時間[静止時]
(LTE/3G/GSM)
約580/410/360時間
連続通話時間
(LTE/3G/GSM)
約620/710/660分
電池持ち時間約80時間
充電時間
[ACアダプタ05/ACアダプタ06]
約146分/―
PREMIUM 4G対応
通信速度
(受信時最大/送信時最大)
150Mbps/50Mbps
LTE国内対応周波数
(2GHz/1.7GHz/800MHz/1.5GHz/700MHz/3.5GHz)
○/○/○/○/―/―
LTE国際ローミング
(2GHz/1.7GHz/2.6GHz/700MHz/3.5GHz)
○/○/―/―/―
TD-LTE対応
VoLTE/VoLTE(HD+)対応○/―
海外対応
ビデオコール対応
連続ビデオコール時間未定
UIMカード形状nanoUIM
SIMロック解除対応
Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)
[対応通信規格]
―/○/○/○※/―
(※2.4Ghzのみ対応)
テザリング
(同時接続可能数)
15台(Wi-Fi:10台+USB:1台+Bluetooth(PAN):4台を併用)
Bluetooth
(対応バージョン)
○(4.1)
赤外線通信
防水/防塵○/○
ワンセグ/フルセグ―/―
FeliCa/NFC(CE/P2P/RW)
生体認証
(ログイン・決済)
シンプルメニュー
非常用節電
ハイレゾオーディオ対応
伝言メモ
FMトランスミッター
※「電池持ち時間」とは平均的なスマートフォン利用(インテージの社2015年6月調査データを基に算出)があった場合の各機種における電池の持ち時間です(自社調べ)。2016年夏モデル以降、より公平で、よりわかりやすい電池の持ち時間の訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、「電池持ち時間」についてKDDIと共同で設定した基準で測定してを採用することとしております。



記事執筆:mi2_303


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