ソフトバンクとワイモバイル向け下り最大612Mbps対応Pocket WiFiが登場!

ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は18日、モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi」シリーズにおいて下り最大612Mbpsに対応した新製品を発表し、2017年2月中旬以降に発売すると発表しています。新Pocket WiFiはSoftBank向け「Pocket WiFi 602HW」とY!mobile向け「Pocket WiFi 603HW」(ともにHuawei Technologies製)の2製品。

キャリアアグリゲーション(CA)と4×4 MIMO、256QAMによって下り最大612Mbpsを実現。すでにNTTドコモが発表している同じくCAと4×4 MIMO、256QAMによって下り最大682Mbpsに対応するモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」(NECプラットフォームズ製)が3月発売予定なので一時的に日本国内最速になると見られます。

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Pocekt WiFi 602HWおよび603HWはともに下り最大612Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーターです。なお、SoftBank向けPocket WiFi 602HWは主に法人向けとして販売されるとのこと。

特長としては複数の周波数帯を束ねるCAと、送信用(基地局)と受信用(端末)に各4本のアンテナを使い複数のデータを同時に通信する技術である4×4 MIMO、情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増加させる変調方式の256QAMなど、さまざまな技術に対応し、Pocket WiFi史上最速となる下り最大612Mbpsの高速通信を実現。

下り最大612MbpsはAXGP方式(2.5GHz帯)とTD-LTE方式(3.5GHz帯)の3波をCA(3CC CA)し、各波を256QAM、TD-LTE方式を4x4 MIMOで利用した場合。なお、上り最大速度は37.5Mbpsに。

既存機種と同様にタッチ操作に対応した約2.4インチQVGA(320×240ドット)TFT液晶を搭載し、設定変更や電池残量確認などが行えるようになっています。

また新たに充電など用の端子が新規格のUSB Type-C(USB 3.0)になっています。バッテリーは容量が2400mAhで、取外可能。連続通信時間が省電力設定ON時で約8.5時間、省電力設定OFF時で約6時間(ともにCA非適用時)、連続待受時間が約850時間。電源を入れてから約5秒で高速起動するため、使いたい時にすぐ利用でき、高い省電力性能を備えることで、長時間でも安心して利用できます。

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無線LAN(Wi-Fi)は2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠。テザリングの最大同時接続台数は最大14台。サイズは約109.9×65.1×15.5mm、質量は約135g、本体色はPocket WiFi 602HWがブラック1色のみ、Pocket WiFi 603HWがブラックとホワイトの2色展開。

対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式では700MHz(Band 12・17)および800MHz(Band 26)、900MHz(Band 8)、1500MHz(Band 11)、1800MHz(Band 3・4)、1900MHz(Band 2・25)、2100MHz(Band 1・4)、TDD-LTE方式(AXGP方式含む)では2500MHz(Band 41)および3500MHz(Band 42)、3GのW-CDMA方式では900MHa(Band VIII)および1800MHz(Band IV)、1900MHz(Band II)、2100MHz(Band I)。2G(GSM方式)には非対応。国際ローミングに対応。



記事執筆:memn0ck


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