IFA 2016のファーウェイブースを紹介!新スマホ「Huawei nova」などが展示

既報通り、Huawei Technologies(以下、ファーウェイ)は1日(現地時間)、ドイツ・ベルリンにて2016年9月2日(金)から9月7日(水)まで開催されていた世界最大級の家電見本市「IFA 2016」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、スマートフォン(スマホ)の新しいシリーズ「Huawei nova」シリーズを立ち上げ、第1弾となる「Huawei nova」および「Huawei nova plus」の2機種を発表しました。

ともにグローバル展開し、2016年10月初旬に発売予定。価格は欧州ではHuawei novaが399ユーロ(約46,000円)、Huawei nova plusが429ユーロ(約49,500円)。日本での発売については明らかにされていません。

そこで今回は少し遅くなりましたが、IFA 2016でのファーウェイブースで実際にHuawei novaおよびHuawei nova plusなどの実機を試した模様を写真を交えて紹介したいと思います。

【Huawei nova】

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Huawei novaシリーズはミドルからミドルハイレンジの十分な性能を人間工学に基づいたエルゴノミックカーブデザインで持ちやすい5インチまたは5.5インチサイズに凝縮した新しいラインナップです。主に女性向けを意識している模様。

外観はディスプレイを覆うガラスには第2世代の端が湾曲した2.5D強化ガラスを採用し、曲線的なフレームやリアパネルとディスプレイがシームレスに結合し、手にぴったりと収まることで片手操作がしやすくなっているということです。

ベースモデルのHuawei novaは約5.0インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載し、OSにはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を採用した独自ユーザーインターフェース(UI)「Emotion UI 4.1」を搭載しています。

サイズは約141.2×69.1×7.1mm、質量は約146g、カラーバリーエーションはtitanium greyおよびmystic silver、prestige goldの3色展開。背面には指紋センサーが搭載。

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主な仕様はQualcomm製64bit対応2.0GHzオクタコアCPU「Snadragon 625(MSM8953)」および3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大128GBまで)、3020mAhバッテリー、約1200万画素CMOSリアカメラ、約800万画素CMOSフロントカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、USB Type-C端子、磁気センサー、近接センサー、環境光センサー、電子コンパス、重力センサー、ジャイロスコープなど。

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携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応し、LTE UE Category 6による下り最大300Mbpsおよび上り最大50Mbpsで通信可能。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズで、シングルSIMとデュアルSIMの各モデルが用意。モデルはCAN-L01およびCAN-L11、CAN-L02、CAN-L12、CAN-L03、CAN-L13が用意されており、対応周波数帯は以下の通り。

CAN-L01\L11
GSM: Band2/3/5/8
UMTS: Band1/2/5/8
LTE-TDD: Band 38
LTE-FDD: Band 1/3/7/8/20
CAN-L02\L12
GSM: Band2/3/5/8
UMTS: Band1/5/6/8/19
LTE-TDD: Band 38/40
LTE-FDD: Band 1/3/5/7/8/18/19/28
CAN-L03\L13
GSM: Band2/3/5/8
UMTS: Band1/2/4/5/8
LTE-FDD: Band 2/4/5/7/28/12/17

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【Huawei nova plus】

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一方、Huawei nova plusはHuawei novaの大型モデルで約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶を搭載しています。基本仕様は同じですが、サイズが約151.8×75.7×7.3mm、質量が約160g、カラーバリーエーションはtitanium greyおよびmystic silver、prestige goldの3色展開。背面には同じく指紋センサーが搭載されています。

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チップセットやRAM、ストレージ、フロントカメラ、Wi-Fi、Bluetooth、位置情報取得、USB Type-C、センサー類は同じで、バッテリー容量は3340mAhと増えており、リアカメラも光学手ブレ補正(OIS)に対応した約1600万画素CMOSとなっています。

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携帯電話ネットワークも基本仕様は同じで、モデルはMLA-L01およびMLA-L11、MLA-L02、MLA-L12、MLA-L03、MLA-L13が用意されており、モデルによってシングルSIMとデュアルSIMがあり、対応周波数帯は以下の通り。

MLA-L01/L11
GSM: Band2/3/5/8
UMTS: Band1/8
LTE-TDD: Band 38
LTE-FDD: Band 1/3/7/8/20
MLA-L02/L12
GSM: Band2/3/5/8
UMTS: Band1/5/8
LTE-TDD: Band 38/40
LTE-FDD: Band 1/3/5/7/8/28
MLA-L03/L13
GSM: Band2/3/5/8
UMTS: Band1/2/4/5/8/
LTE-FDD: Band 2/4/5/7/12/17/28

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【Huawei P9 新色】

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プレスカンファレンスでHuawei novaとともに発表された「Huawei P9」の新色「レッド」と「ブルー」も展示されていました。仕様は既存のHuawei P9と同じで色のみが異なるのみ。Huawei P9は日本でもすでに販売されていますが、新色も是非期待したいところです。

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【honor 8】

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会場には「honor 8」も展示されていました。こちらはHuawei P9のようにLeicaブランドではないものの、デュアルレンズカメラを搭載したモデル。カメラの画素数は背面が約1200万画素×2、前面が約800万画素裏面照射型CMOS、レンズは背面がF2.2、前面がF2.4で、その他にリアカメラは2色フラッシュに対応しています。

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また外観もガラスとメタルフレームによって構成されて高級感があり、背面のカメラには突起がなく、フラットなデザインに仕上がっています。指紋センサーも搭載し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶やファーウェイ傘下のHiSillicon製64bit対応オクタコアCPU「Kirin 950」(2.3GHz×4コア+1.8GHz×4コア)などなかなか高い性能なのも魅力的です。

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【MediaPad M3】

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またファーウェイの約8.4インチWQXGA(2560×1600ドット)IPS液晶(約359ppi)を搭載したハイエンドタブレット「MediaPad M3」も展示されており、MediaPadシリーズも日本では比較的多くのラインナップが発売されているため、日本での発売も期待したいところです。

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主な仕様はHiSillicon製チップセット「Kirin950」(最大2.3GHz ARM Cortex-A72コア×4+最大1.8GHz ARM Cortex-A53コア×4)や4GB内蔵メモリー(RAM)、32GBまたは64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大256GBまで)、5100mAhバッテリー、約800万画素リアカメラ、約800万画素フロントカメラ、2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、指紋認証センサー、照度センサー、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、ホールセンサー、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Beidou)など。

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記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:佐野 正弘


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