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往年の名機、INFOBARがトランスフォーマーに!

東京ビッグサイトにて6月1日から4日にかけて日本最大規模の玩具の展示会「東京おもちゃショー2017」が開催されました。今回のおもちゃショーでもさまざまなICT・IoT関連玩具が発表されましたが、タカラトミーはその先頭を走る企業の1つ。最先端技術と同社の玩具に関する膨大なノウハウを組み合わせた面白い製品が多数出展されていました。

今回はそのタカラトミーブースから、タカラトミーとKDDIの共同プロジェクト製品である「au×TRANSFOMERS PROJECT」の参考出展とNゲージ車両にWi-Fi接続カメラを搭載した「車載カメラシステムセット」をご紹介します。

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非常に多くの人で賑わうタカラトミーブース


■携帯電話の名機がロボットへトランスフォーム!
最初にご紹介するのはKDDIとタカラトミーの共同プロジェクト「au×TRANSFOMERS PROJECT」です。

TRANSFOMERS(トランスフォーマー)と言えばアニメファンや映画ファンなら誰もが知る往年のロボットアニメシリーズです。2007年には実写映画化されて再びブームに火がつき、以降シリーズ化も行われて今年7月には実写映画5作目として「トランスフォーマー 最後の騎士王」が公開予定です。

そんなトランスフォーマーブランドと携帯電話史に残る名機「INFOBAR」がコラボレーションし、INFOBARからトランスフォーマーへと変形する玩具がクラウドファンディングによって実現しました。

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ブース内には実物大のコンボイ(トレーラー)が展示。大迫力だ


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トランスフォーマーの玩具は男の子なら一度は憧れるもの


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INFOBARがコンボイとバンブルビー、そして宿敵メガトロンに変形!


ラインナップは『INFOBAR (インフォバー) OPTIMUS (オプティマス) PRIME (プライム) (NISHIKIGOI (ニシキゴイ) )』、『INFOBAR (インフォバー) BUMBLEBEE (バンブルビー) (ICHIMATSU (イチマツ) )』、『INFOBAR (インフォバー) MEGATRON (メガトロン) (BUILDING (ビルディング ) )』の3種類。

2月1日から3月30日の期間にクラウドファンディング上で発売したもので、3000人からの支援を受け当初の予定を大幅に超える3200万円以上もの資金調達を達成しました。

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こちらは本物のINFOBAR。この薄いケータイがロボットに変形するのだから驚異的だ


この玩具はただの変形トイというわけではなく、専用のBluetoothユニットを搭載しておりスマートフォン(スマホ)などで着信した電話やメールなどを光ってお知らせする機能を搭載しています。

また変形後には手元に小さなスマホ型携帯端末も持てるようになっており(こちらも変形シーケンスに組み込まれている)、携帯電話とのコラボを強く意識させるギミックとなっています。

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メガトロンが右手に持っているのが小型携帯端末。これも変形してINFOBARの一部になる


すでにクラウドファンディングでの受付が終了しているため入手困難なのが非常に残念ですが、出資者にとっては最高のプレミアアイテムです。商品の発売は9月を予定しています。

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他のケータイやスマホのトランスフォーマーも欲しくなってくる


「au×TRANSFOMERS PROJECT」については以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:東京おもちゃショー2017「au×TRANSFOMERS PROJECT」

動画リンク:https://youtu.be/Bf5u3xJM6Y0

■Nゲージファンの夢が叶う!ジオラマの車窓を楽しめる「車載カメラシステムセット」
タカラトミーブースで多くの大人の足を止めていたのがトミーテックの「TOMIX 車載カメラシステムセット」です。

これは鉄道模型のNゲージ規格準拠の車両にWi-Fi接続の超小型無線カメラを搭載し、スマホやタブレットへ動画をストリーミング配信するというものです。また配信された動画はスマホなどに録画も可能です。

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Nゲージは子どもから年配の方まで多くのファンが居る歴史の古い趣味の1つ


車両のモデルは東海道線、東北本線、高崎線等で活躍するE233系3000番代(増備型)のクハE232-3000。10両編成用となる1・7・10号車の3両セットでクハE233-3000の運転台側にはTNカプラー(SP)が装着されています。

またヘッド・テールライトはLEDタイプでON/OFFスイッチ付きの点灯式、前面の行先・種別表示部は交換式(交換用パーツは増結セットAに付属)となっています。

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本製品は日本おもちゃ大賞・ハイターゲット・トイ部門を受賞している


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車載カメラは本当に小さい。現代の技術だからこそ可能になったハイテクトイだ


こだわりは車両だけではありません。カメラの装着位置も車両の中央ではなく運転席側に寄せられており、よりリアルな運行映像を楽しめる工夫がなされています。

説明員によれば、今後もシリーズを増やし新幹線やSLなど様々なタイプに搭載していきたいとのこと。新幹線などでは運転席の高さや位置も異なってくるため、その視点や眺望の違いも楽しめる製品になればと語っていました。

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実際のカメラの映像。画質は荒いが「車窓を楽しめる」ということが何よりも重要


映像を楽しむために必要な環境は、iOS9.2以上、Android4.4.2以上を搭載したスマホおよびタブレットですが、現在はまだAndroidアプリのみが公開中とのこと。すでにApp Storeにも申請を出しており、6月末までには提供予定とのことです。

価格は22,000円(税抜)と決して安くはありませんが、Nゲージファンには十分価格に見合った喜びがあるのではないでしょうか。


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決して安くはない大人の趣味。だからこそ本気で楽しみたい


車載カメラシステムセットによるストリーミング配信の様子などは以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:東京おもちゃショー2017「TOMIX 車載カメラシステムセット」

動画リンク:https://youtu.be/LiLG9UqcxNc

記事執筆:あるかでぃあ


■関連リンク
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au×TRANSFORMERS PROJECT
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