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OCNモバイルONEがMVNO業界初のちょうどいいかけ放題プラン発表! |
NTTコミュニケーションズは30日、同社がNTTドコモから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「OCN モバイル ONE」( http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one.html )において、新通話定額サービス「トップ3かけ放題」と「かけ放題ダブル」を発表した。
トップ3かけ放題は月額850円で、通話料金の合計が多い上位3番号の通話を0円する仕組み。かけ放題ダブルをトップ3かけ放題にプラスして10分かけ放題が利用可能となるもので、月額1,300円だ。
今回はこのMVNOの新たなトレンドになりそうな、2つのかけ放題プランについて記者向けに事前説明会が行われたので、その内容を紹介していく。

今回発表された新しい通話定額サービスの狙いは、MVNO市場において番号そのままで他社から乗り換え(MNP)などで音声通話機能付きの1台目としての需要の拡大や通話を多く利用するユーザー需要への対応がある。
現在、音声通話機能においてNTTドコモなどの大手携帯電話の“かけ放題”は月額料金が高く、一方で時間制限があるかけ放題プランでは時間が短すぎるために長電話が不便である。そこでOCNモバイルONEの新通話定額サービスはその中間を狙ったものなのだという。

ターゲット層は通話を良くする相手が3人程度であるユーザーとしている。これについて同社ではユーザーの通話利用実態は、通話相手上位3人がその60%を占めるためと説明。なるほど、時間制限つきのかけ放題では上位3人と思ったように通話ができず、また時間制限なしのかけ放題では料金分を使い切らないと無駄に感じてしまうのは確かだ。

そこでトップ3かけ放題は自動的に“その月”の通話料合計の多い上位3つの番号宛への通話料を0円とすることでユーザーの通話利用実態に沿った「ちょうどいいかけ放題」を実現している。
上位3番号は事前の番号登録の必要がなく、自動判別されるため常に最大割引されるのも特長だ。この番号を事前登録制としない理由は、申込時によく話す3番号を思いだす手間や登録し忘れた際に割引が適用にならなくなるなど、ユーザーが受けるデメリットを考慮した上での決定のようだ。
月によっては上位3番号が変わる可能性もあるため登録制にしない方が、確かにメリットがありそうだ。

一方のかけ放題ダブルは、トップ3かけ放題にプラスして10分かけ放題も適用されるというもので、長時間の通話のだけではなく短い通話も多くするユーザー向けのプランとなる。

料金の算出方法は、10分以内の通話をすべて0円にした上で、10分超過分の上位3番号がトップ3かけ放題で0円となる。

OCNモバイルONEの通話サービス「OCNでんわ」は、長電話はあまりしないが、連絡や問い合わせなどで通話をする機会があるユーザー向けに月額800円の10分かけ放題、長電話をする相手は3カ所程度であればトップ3かけ放題、4カ所以上の場合はかけ放題ダブルをオススメとしている。
なお、通話定額サービスの利用にはOCNでんわアプリもしくはプレフィックス番号を付加して発信する必要がある。プレフィックス番号を付加しなかった場合は20円/30秒の通話料金が掛かる。
今回発表となったトップ3かけ放題は特に面倒な通話先の登録の必要がなく、毎月3カ所程度の相手に対して850円以上を音声通話で利用しているのであればお得な定額通話サービスだ。
記事執筆:mi2_303
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・ニュース 2017年8月30日:「OCNでんわ」において、よくかける相手への通話が自動で0円になる「トップ3かけ放題」と10分かけ放題も使える「かけ放題ダブル」の提供を開始 | NTT Com 企業情報 | NTTコミュニケーションズ 企業情報