iOS 11で使えなくなる32bitアプリを確認する方法を再度チェック!ついに正式版配信間近 |
いよいよこの後の日本時間では9月20日(水)未明(通常通りなら2時頃)よりアップルから配信開始されるiPhoneやiPadなど向け最新プラットフォーム「iOS 11」。みなさん、アップデートに向けて準備は整いましたでしょうか。
iOS 11ではiPadではマルチタスクがかなり強化されて、macOSと同じようなランチャー「Dock」が導入され、ドラッグ&ドロップでマルチウィンドウにできるようになるほか、iPhoneも含めてコントロールセンターなどの操作性が変わるなど、多くの機能追加や仕様変更が実施されます。
また何度か紹介しているようにiPhone 7やiPhone 7 Plus、iPad Proシリーズ、iPad(第5世代)では新しく写真や動画の撮影ファイルがHEIF形式(.heic)およびHEVC/H.265形式(.mov)が追加されたりもします。
便利で快適になる一方、アプリ配信マーケット「App Store」もリニューアルされ、新たに32bitのみに対応したアプリが配信停止され、すでにインストールしているアプリでも32bitのみに対応したものは利用できなくなります。
そこで今回は、以前にも紹介したようにiOS 10.3以降ではインストールしているアプリのうちで32bitのみに対応しているアプリを確認できますので改めて説明しておきたいと思います。
iPhone | iPad | iPod touch |
iPhone X iPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone7 iPhone 7 Plus iPhone 6s iPhone 6s Plus iPhone 6 iPhone 6 Plus iPhone SE iPhone 5s | 12.9インチiPad Pro (第1世代、第2世代) 10.5インチiPad Pro 9.7インチiPad Pro iPad Air 2 iPad Air iPad(第5世代) iPad mini 4 iPad mini 3 iPad mini 2 | iPod touch(第6世代) |
まず、iOS 11はiPhone 5やiPhone 5c、iPad 4が対象外となり、iPhone 5s以降およびiPad 5・iPad Air・iPad mini 2・iPad Pro以降、iPod touch(第6世代)で無料でアップデートが可能です。具体的な機種は上記の通り。
従来通り、ネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)とパソコンに接続してiTuneによって更新する方法が用意されています。なお、iTunesを利用する場合は最新のiTunes 12.7にアップデートしておく必要があります。
iOS 10.3以降では32bitアプリが「動作が遅くなる場合があります。」とし、「アップデートされなければ将来のiOSのバージョンでは動かない可能性があります。」として「設定」→「一般」→「App」にて「App互換性」で確認できるようになっています。
Appをタップして何も表示されない場合は、32bitアプリがインストールされていない状態です。実はその32bitのみに対応したアプリをよく使っているのであれば、iOS 10.1以降では「アップデートの必要があります」とポップアップアラートが表示されるようになっていたので気づいている人も多いかと思います。
32bitアプリがある場合には、ひとまず、変わりの同じようなアプリを探すか、iOS 11へのアップデートを見送るなどの対応が必要になります。
筆者も少し前までは32bitアプリがいくつかありましたが、いくつか駆け込みアップデートもあり、無事に少なくとも普段使っているアプリには32bitアプリはなくなったので主要なiPhone 7 Plusなどの機種はすんなりiOS 11へアップデートできそうです。
なお、毎回ではありますが、メジャーアップデートのときには64bitに対応したアプリであってもiOS 11にすると動作しない、または、一分機能が使えないなどの不具合が起きる場合もありますので、そういったことが心配な場合には少しアップデートを待ったほうが良いと思われます。
一部アプリでは「iOS 11対応」といった内容でアプリのアップデートが実施されていますが、すべてのアプリをチェックするのも難しいのが悩みどころでしょうか。
また64bit化を断念し、配信終了するアプリもあるようで、タイトーでは「バブルボブル ダブル」および「スペースインベーダー インフィニティジーン」、「アルカノイド」、「パズルボブル」、「キャメルトライ」の5つのゲームアプリを9月30日に配信終了するとお知らせしています。
9月30日以降はApp Storeから削除され、ダウンロードもできなくなるほか、すでにインストールしてあってもiOS 11では遊べないので注意が必要です。こういった配信終了してしまうアプリを取っておく場合には、最終手段としてiTunesにアプリをバックアップするなどしておきたいところです。
記事執筆:memn0ck
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