ファーウェイの次期フラッグシップスマホ「HUAWEI P20」シリーズは3月27日に発表! |
Huawei Technologies(以下、ファーウェイ)は25日(現地時間)、スペイン・バルセロナにて2018年2月26日(月)から3月1日(木)まで開催される「Mobile World Congress 2018(以下、MWC 2018)」に合わせてプレスイベントを開催し、Androidタブレット「HUAWEI MediaPad M5」シリーズやWindowsパソコン(PC)「HUAWEI Matebook X Pro」、5G対応モデム「HUAWEI 5G CPE」などを発表しています。
また次期フラッグシップスマートフォン(スマホ)が「HUAWEI P20」シリーズになるとし、その発表会を現地時間(CET)で2018年3月27日(火)にフランス・パリで開催することを明らかにし、発表会はライブ中継も実施するとしています。
ティザー画像には「SEE M◯◯◯RE WITH AI」と記載されており、このうちの「M◯◯◯RE」はトリプルレンズカメラを搭載することを示唆しています。すでに販売中の「HUAWEI Mate 10 Pro」などと同様にAIに対応したチップセット(SoC)「Kirin 970」を搭載しつつ、新たに背面はトリプルカメラになると見られます。
なお、現時点では認証情報などからベースモデル「HUAWEI P20」のほか、上位モデル「HUAWEI P20 Pro」の存在が確認されており、トリプルレンズカメラは上位モデルだけが搭載していると予想されています。本記事では主にMWC 2018のプレスイベントで発表されたMediaPad M5シリーズとMateBook X Pro、5G CPEについて紹介します。
From the architecture of Barcelona to the romance of Paris, the #HUAWEI journey continues. Mark your calendar and join us live from Paris on 27th March to meet the #HUAWEIP20... #HUAWEIMWC2018 #MWC18 #SeeMooore pic.twitter.com/hZAKXxpjGw
— Huawei Mobile (@HuaweiMobile) 2018年2月25日
【MediaPad M5 Pro】
MediaPad M5 Proは4096段階の筆圧検知に対応したスタイラスペン「HUAWEI M-Pen Stylus」に対応し、専用ペンが付属したAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)採用(EMUI 8.0)の約10.8インチWQXGA(2560×1600ドット)液晶(約280ppi)タブレットです。本体カラーはChampagne GoldとSpace Greyの2色が用意されており、ディスプレイ側には指紋センサーも搭載しています。
主な仕様はSoCが「Kirin 960」、内蔵メモリー(RAM)が4GB、内蔵ストレージが64または128GB、電池容量が7500mAhバッテリー、リアカメラが約1300万画素、フロントカメラが約800万画素、無線LAN(Wi-Fi)がIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetoothが4.2、充電端子がUSB Type-C、位置情報取得がGPS・GLONASS・BDSなどとなっています。
またWi-Fi版のほか、Cellular版も用意されており、Cellular版は4G(FDD-LTE方式・TD-LTE方式)や3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応。価格はWi-Fi版の64GBで499ユーロ(約66,000円)、128GBで549ユーロ(約72,000円)、Cellular版の64GBで549ユーロ(約72,000円)、128GBで599ユーロ(約79,000円)。Cellular版はA-GPSをサポート。
https://consumer.huawei.com/en/tablets/mediapad-m5-10-pro/
【MeidaPad M5 10.8】
MeidaPad M5 10.8はMediaPad M5 Proと同様に約10.8インチWQXGA液晶を搭載したAndroid 8.0 Oreoタブレットで、主な違いはHUAWEI M-Pen Stylusに対応していない点となります。Kirin 960や4GB RAM、7500mAhバッテリー、指紋センサー、USB Type-Cなどの基本性能は同じで、内蔵ストレージは64・128GBのほか、32GBも用意されています。
本体カラーもChampagne GoldとSpace Greyの2色があり、Wi-Fi版とCellular版が用意され、価格はWi-Fi版の32GBが399ユーロ(約52,000円)、64GBが449ユーロ(約59,000円)、128GBが499ユーロ(約66,000円)、Cellular版の32GBが449ユーロ(約59,000円)、64GBが499ユーロ(約66,000円)、128GBが549ユーロ(約72,000円)。
https://consumer.huawei.com/en/tablets/mediapad-m5-10/
【MeidaPad M5 8.4】
MeidaPad M5 8.4はKirin 960や4GB RAMは同じで、画面が約8.4インチWQXGA液晶になったAndroid 8.0 Oreoタブレットです。違いは画面の大きさのほか、電池容量が5100mAhになっているくらい。サイズは約212.6×124.8×7.3mm、質量は約316g。
本体色もChampagne GoldとSpace Greyの2色で、価格はWi-Fi版の32GBが32GBが349ユーロ(約46,000円)、64GBが399ユーロ(約52,000円)、128GBが449ユーロ(約66,000円)、Cellular版の32GBが399ユーロ(約52,000円)、64GBが449ユーロ(約59,000円)、128GBが499ユーロ(約66,000円)。
https://consumer.huawei.com/en/tablets/mediapad-m5-8/
【MateBook X Pro】
MateBook X Proはファーウェイが展開するWindows 10を搭載したPCの最新モデルで、新たにスマホなどで培った技術を応用して画面占有率91%と非常にディスプレイの周りの縁(ベゼル)を狭くし、約13.9インチ液晶を搭載しつつ、接地面積を小さくした製品となっています。またカメラがヒンジ部近くのキーボード部分からポップアップして出てくる仕組みが採用されているのも特徴となっています。
https://consumer.huawei.com/en/tablets/matebook-x-pro/
【5G CPE】
5G CPEはファーウェイ傘下のHiSilicon Technologiesが開発した5G対応通信チップ「HUAWEI Balong 5G01」を搭載した据置型無線LAN(Wi-Fi)ルーターで、5G NRとして標準化された「3GPP Release 15」に準拠した通信が利用でき、5GHz未満のミリ波(mmWave)を利用した下り最大2.3Gbpsの高速通信が可能となっています。
発表会にはNTTドコモの中村武宏氏も登壇。ファーウェイでは導入時期などは明らかにしていませんでしたが、5Gサービスは今年にも導入が開始される予定となっているため、2018年のどこかのタイミングで発売されると見られ、日本でも投入される可能性はありそうです。
記事執筆:memn0ck
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