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docomo向けに高性能小型スマホ「Xperia XZ2 Compact」が登場! |
NTTドコモは16日、今夏に発売・開始する新製品や新サービスを披露する「2018夏 新サービス・新商品発表会」を都内で開催し、アスペクト比9:18の縦長な約5.0インチフルHD+(1080×2160ドット)TFT液晶「トリルミナスディスプレイ」を搭載したAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)採用のフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ2 Compact SO-05K」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。
発売時期は2018年6月下旬を予定し、すでに本日5月16日12時00分からドコモショップ店頭や公式Webストア「
Xperia XZ2 Compact SO-05Kは海外では今年2月に発表されたソニーブランドの「Xperia」シリーズにおける最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ2 Compact」のNTTドコモ版で、前機種「Xperia XZ1 Compact」からデザインを刷新してデザインコンセプト「Ambient Flow」を採用し、新たに縦長画面を搭載したコンパクトハイエンドモデルです。
なお、Xperia XZ2 Compactは日本ではNTTドコモのみが販売し、日本向けにおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ(地上デジタルテレビ)に対応して「手のひらにおさまる、5.0インチ大画面搭載の極上コンパクト。」としてプロモーションしていくとのこと。
またNTTドコモでは今夏モデルから携帯電話回線によるデータ通信の最大速度が5波のキャリアアグリゲーション(CA)をサポートした下り988Mbpsおよび上り75Mbpsとしますが、Xperia XZ2 Compact SO-05Kについては5波CAや下り988Mbpsには対応せず、下り最大644Mbpsおよび上り最大75Mbpsとなっています。
新しいデザインコンセプトのAmbient Flowは、これまでの「Loop Surface」のような薄い板をイメージしたものから“液体”をイメージした流れるような背面がドーム状に膨らんだ形状となりましたが、前面は3Dラウンドガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)で、側面はアルミフレームを採用しています。
一方、背面パネルはXperia XZ2 PremiumやXperia XZ2ではガラス素材が用いられていますが、Xperia XZ2 Compactでは耐擦傷性ハードポリカーボネート(樹脂)製となっており、カラーコンセプトは「Diffution of light(光の拡散)」とし、Xperia XZ2 Premiumの“反射”、Xperia XZ2の“透過”とはまた違った赴きの質感となっています。
本体色はホワイトシルバーおよびブラック、モスグリーン、コーラルピンクの合計4色展開。サイズは約135×65×12.1mm(最薄部7mm)、質量は約168g。防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)にも対応。なお、ワイヤレス充電やダイナミックバイブレーションシステム(DVS)には非対応。
機種 | Xperia XZ2 Compact | Xperia XZ1 Compact | Xperia X Compact | Xperia Z5 Compact |
型番 | SO-05K | SO-02K | SO-02J | SO-02H |
発売時期 | 2018年6月 | 2017年11月 | 2016年11月 | 2015年11月 |
画面 | 5.0型FHD+ | 4.6型HD | 4.6型HD | 4.6型HD |
大きさ mm | 135×65×12.1 | 129×65×9.3 | 129×65×9.5 | 127×65×8.9 |
重さ g | 168 | 140 | 135 | 138 |
SoC | S845 | S835 | S650 | S810 |
RAM | 4GB | 4GB | 3GB | 2GB |
ストレージ | 64GB | 32GB | 32GB | 32GB |
背面カメラ | 1900万画素 | 1900万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 |
前面カメラ | 500万画素 | 800万画素 | 500万画素 | 500万画素 |
指紋認証 | 背面 | 右側面 | 右側面 | 右側面 |
電池容量 | 2760mAh | 2700mAh | 2700mAh | 2700mAh |
USB | Type-C | Type-C | Type-C | micro-B |
外観はこれまでと同じように前面は海外版と同じく画面の下に「SONY」ロゴ、背面下部に「Xperia」ロゴは同じですが、背面のXperiaロゴの下に型番「SO-05K」、背面中央の指紋センサーの下に「docomo」ロゴが追加されており、非接触通信のマークもおサイフケータイのマークに変わっています。
電池パックは2760mAバッテリー(取外不可)で、海外版の2870mAhより少ないですが、Xperia XZ1 Compactよりも微増しています。これまでと同様にSmart Stamina 3.0やQnovo Adaptive Charging、Battery Care、スタミナモード、USB給電に対応し、急速充電は「Quick Charge 3.0」や「USB PD」に対応。
また従来は右側面に指紋センサー兼電源キーを搭載していましたが、新たに指紋センサーは背面のリアカメラの下に移動し、右側面は電源キーおよび音量上下キー、カメラキーが配置。さらに3.5mmイヤホンマイク端子が省かれたため、有線でイヤホンを使う場合にはUSB Type-C端子から変換アダプターを使います。
リアカメラはXperia XZsやXperia XZ1 Compactなどと同じソニーが開発した1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1920万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」によるMotion Eyeカメラを背面に搭載し、新たにスマホでは世界初のHLG(Hybrid Log Gamma)フォーマットによる4K HDRムービー撮影に対応。
Motion Eyeカメラは先読み撮影「Predictive Capture」機能で被写体の動きを検出して自動的に最大4フレーム分の画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の画像も記録することで決定的な瞬間を捉ることが可能。レンズも同じくF2.0で25mmのGレンズ(画角80°)を採用しています。
トリプルセンシング技術や先読みハイブリッドオートフォーカス、5軸スタビライザー、BIONZ for mobileなどに対応し、最大960fpsスーパースローモーションは新たにフルHD(1920×1080ドット)での撮影に対応しました。ISO感度は静止画で最大12800、動画で最大4000まで。
フロントカメラはF2.2+広角23mmレンズ(画角90°)と1/5型約500万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobie」を搭載し、3Dクリエイターもリアカメラだけでなく、フロントカメラでも利用できるようになっています。
主な仕様は4GB内蔵メモリー(RAM)および64GB内蔵ストレージ(UFS)、microSDXCカードスロット(最大400GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、nanoSIMカード(4FF)、Google Cast、DLNA、Miracast、ハイレゾ音源、DSEE HX、LDAC、Clear Audio+、S-Forceフロントステレオスピーカー、ステレオ録音、PS4リモートプレイなど。