PHSテレメタリングプランが2023年3月末に終了! |
ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は24日、携帯電話サービス「Y!mobile(ワイモバイル)」にて提供している「PHS」のPHSテレメタリングプランの提供を2023年3月末に終了すると発表しています。これにより、対象プランを契約している場合に各サービスを利用できなくなります。
なお、PHSにおいてはすでに個人向けプランなどのテレメタリングプラン以外では2018年3月末に、テレメタリングプランでは2019年3月末に新規契約および機種変更、契約変更は受付終了しており、テレメタリング以外については2020年7月末にサービスを終了することが案内されています。
ワイモバイルのPHSは1995年にDDIポケットが開始したサービスをウィルコムを経て継承したもので、テレメタリング以外の終了時期に続いてテレメタリングでも終了時期が案内されたことで1993年の実験開始から約30年でPHSが歴史に幕が下りることになりました。
PHSは当初、他にもNTTドコモグループと電力各社によるアステルグループの3グループが存在していたものの、NTTドコモでは2008年1月7日にサービス終了、アステルグループも最後にアステル東北が2006年12月20日にサービス終了しており、残るはワイモバイルのみとなっています。
テレメタリングプランは電気・ガス・マンホールなどの検針機や自動販売機、コインパーキングなどに設置して遠隔監視するような組み込み機器(M2M)向けで、それ以外と比べてリプレイスが難しいことからそれ以外とは別にサービス終了を長引かせています。
今回、テレメタリングでもサービス終了が案内されたことからリプレイスの目処がたったものと見られ、具体的にPHSの停波への道のりが示されました。なお、対象の利用者には個別に案内するほか、詳細な終了時刻および終了方法は別途案内するとしています。
記事執筆:memn0ck
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