ソフトバンクからソニーの最新フラッグシップスマホ「Xperia 1」が登場!

ソフトバンクは10日、今夏以降に発売する携帯電話サービス「SoftBank」向け「2019年夏モデル」としてソニーの最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 1」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。

Xperia 1は今年2月に海外にて発表されたソニーブランドの最新フラッグシップスマホで、最近では主流になっている縦長画面をさらに縦長にして映画のスクリーンと同じアスペクト比2.35:1(21.5:9)とした“シネマワイドディスプレイ”やトリプルリアカメラなどを搭載したソニーの技術を結集した渾身のハイエンドモデルです。

SoftBank向けでは「好きを極めたい人々に、想像を超える体験を」というキャッチコピーで、グローバルモデルと同じSoftBankロゴや型番などが記載されていない外観となっている一方、日本市場向けにおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグに対応しているほか、SoftBank網では下り最大988Mbpsで利用可能となっています。

また本体カラーが海外ではパープルおよびブラック、ホワイト、グレーの4色を発表していますが、SoftBankではグレーがラインナップされていないほか、内蔵ストレージが128GBから64GBに、バッテリー容量も3330mAhから3200mAhに変更されています。なお、ワンセグ・フルセグを利用する場合は付属のTVアンテナケーブルを接続する必要があります。

発売時期は6月中旬以降を予定し、発売に先立ってソフトバンクショップや量販店などのSoftBank取扱店および公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」にて5月17日(金)より事前予約受付が実施されます。価格は現時点で未定で、後日案内される予定。

なお、ソフトバンクでは傘下のコード決済サービス「PayPay」と連動した「PayPayもらえちゃうキャンペーン」( https://paypay.ne.jp/event/smartphone/ )を実施し、Xperia 1ままたはXperia XZ3を購入した場合には必ずもらえる5,000円分に加え、抽選で500人に20,000円分の最大25,000円分の還元がプレゼントされます。期間は購入が7月31日(水)まで、応募がXperia 1では8月7日(水)まで、Xperia XZ3では7月31日まで。付与時期は8月中旬以降を予定。

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Xperia 1のシネマワイドディスプレイは約6.5インチ4K(1644x3840ドット)有機ELで、ソニーの4K有機ELテレビ「BRAVIA」で培った高画質化技術によって有機EL向けチューニングした画質エンジン「X1 for mobile」を搭載し、SDR映像コンテンツをHDR相当の画質で美しく表示することを可能にした「HDRリマスター」を新搭載するなど、世界初の4K HDRに対応した有機ELとなっています。

これにより、映画コンテンツなどをジャストフィットで見られるほか、縦画面でもより多くの情報量を表示して使いやすくなっているとのこと。一方、テレビなどで一般的な4K(3840×2160ドット)と比べると長辺は同等ながら短辺は解像度が低くなっており、4Kコンテンツを表示する際には上下をカットするか、両端を余らすことになります。

色域についてもUHD(Ultra HD)の放送規格「ITU-R BT.2020」に準拠し、DCI-P3 100%となっているとしているほか、10bit信号に対応した独自開発の画像処理に対応し、同社の映画撮影用機器ブランド「CineAlta」による「クリエイターモード」などに対応。さらに縦長画面になったことでマルチウィンドウも“ながら”操作をしやすくなっているとのこと。

またデザインは「Xperia XZ2」シリーズから採用された背面がドーム状に膨らんだ「Ambient Flow」を廃止し、さらに流行りの画面上部中央に切り欠き(ノッチ)を採用せず、ディスプレイの周りの縁(ベゼル)は狭くなりつつも他社の製品と比べると画面占有率は低く無難な外観となっています。外装は金属フレームと強化ガラス「Gorilla Glass 6」を採用。

本体カラーはパープル(メインカラー)およびブラック、ホワイトの3色展開。サイズは約167×72×8.2mm、質量は約178g。外部接続・充電端子はUSB Type-C端子(USB 3.1)を採用し、3.5mmイヤホンマイク端子は搭載されていません。充電はスタミナモードやいたわり充電に対応するほか、USB PD(Power Delivery)に対応した急速充電に対応。一方で軽量化や利用度などの関係からQiなどのワイヤレス充電には非対応となっています。

また指紋センサーはXperia XZ2シリーズや「Xperia XZ3」の背面から再び「Xperia XZ1」シリーズまでの右側面に変更され、さらにXperia XZ1などでは電源キーと一体となっていましたが、海外における特許の問題などから電源キーとは別に個別に搭載する形となっています。

さらにチップセット(SoC)は「Snapdragon 855」と順当に最新ハイエンド向けを搭載し、6GB内蔵メモリ−(RAM)やmicroSDXCカードスロット、防水(IPX5・IPX8準拠)、防塵(IP6X準拠)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/B/F、nanoSIMカード(4FF)スロット×1など。

センサーは加速度・環境光・気圧・ジャイロ・ホール・地磁気・近接のほか、電子コンパスや地磁気回線ベクトル、ゲーム回転ベクトル、歩数検知なども搭載。音響面ではフロントステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosやハイレゾ音源、DSEE HXに対応。またPS4 Remote Playも引き続き利用可能です。

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カメラは背面には1/2.6型(1画素1.4μm)の約1220万画素メモリー積層型イメージセンサー「Exmor RS for mobile」/標準レンズ(F1.6・35mm換算26mm・画角78°)+1/3.4型(1画素1.0μm)の約1220万画素積層型イメージセンサー/望遠レンズ(F2.4・35mm換算52mm・画角45°)+1/3.4型(1画素1.0μm)の約1220万画素積層型イメージセンサー/超広角レンズ(F2.4・35mm換算16mm・画角135°)のトリプルレンズカメラとなり、光学2倍相当のズームや最大5倍のデジタルズームに対応。

標準レンズと望遠レンズのカメラは光学手ブレ補正(OIS)と電子手ぶれ補正(EIS)に対応し、RGBC-IRセンサーも搭載しているため、高速オートフォーカース(AF)に対応。またデュアルフォトダイオード搭載のイメージセンサーや新開発の画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」によって画像圧縮前にノイズ低減処理することによって暗所撮影における画質が向上しているほか、初の瞳AFにも対応しています。

またCineAltaによる撮影専用アプリ「Cinema Pro」も搭載され、新たに画面の縦横比に合わせた21:9のシネマフォーマットの動画撮影にも対応し、静止画ではRAW撮影にも対応するということです。前面は約800万画素フロントカメラ(1/4インチ、1画素1.12μm、F2.0、画角84°)とのこと。

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【SoftBank Xperia 1の主な仕様】
通信方式こちらをご覧ください。
最大通信速度(下り/上り)998Mbps/37.5Mbps
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ約167×72×8.2mm/約178g
連続通話時間/
連続待受時間
FDD-LTE網約1660分/約460時間
AXGP網-/約455時間
W-CDMA網約1830分/約490時間
GSM網約640分/約475時間
フルセグ/ワンセグ○/○
ディスプレイ約6.5インチ4K(3840×1644ドット)
有機EL
カメラ
(有効画素数)
リアトリプルカメラ(約1220万画素+約1220万画素+約1220万画素)
フロント有効画素数約800万画素
防水/防塵IPX5、IPX8/IP6X
BluetoothVer.5.0
内蔵メモリー(RAM)6GB
内蔵ストレージ64GB
外部ストレージ/推奨容量microSDXCカード(別売り)/最大512GB
CPU(クロック数/チップ)オクタコア(2.8GHz×2+2.4GHz×2+1.7GHz×4)/SDM855
電池容量3200mAh
Wi-Fi(対応規格、周波数)IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)
OSAndroid 9.0
カラーバリエーションパープル、ホワイト、ブラック
メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ



記事執筆:memn0ck
写真撮影:秋吉 健


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