Wi2とラッカスネットワークスがWi-Fi 6の実店舗におけるフィールドテストを実施!

ワイヤ・アンド・ワイヤレス(以下、Wi2)とコムスコープ傘下のラッカスネットワークスは25日、次世代無線LAN(Wi-Fi)規格「Wi-Fi 6」(IEEE802.11ax準拠)のスムーズなサービス展開に向けて国内初となる無料公衆無線LANサービス(いわゆる「フリーWi-Fi」)の実店舗環境でのフィールドテストを2019年9月25日(水)より開始すると発表しています。

Wi-Fi 6は今後さらに増加が見込まれる大容量通信によるネットワークの負担を高速化とパフォーマンスの向上で対応し、多くのユーザーによる同時接続時にもストレスのない高速通信を可能にし、9月20日に発売されたApple製スマートフォン(スマホ)「iPhone 11」シリーズも対応しています。

フリーWi-Fiのニーズが高いカフェなどの飲食店はピーク時間帯に利用が集中し、多様な製品による同時接続環境となっているため、フィールドテストではこのような状況下でのWi-Fi 6の最適なチューニングと検証を目的に東京都目黒区にある「DEAN & DELUCA カフェ 東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス」の実店舗にて実施します。

フィールドテストの実施によって検証結果を既存の公衆無線LANサービスに反映させ、対応製品の普及に伴って需要が高まるWi-Fi 6をいち早く安定的に提供できる環境整備を進めていき、両社は環境変化や技術進化に柔軟に対応して常に最適かつ快適な通信環境をいち早く提供できるようサービスの磨き上げを協力していくということです。

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iPhone 11シリーズはWi-Fi 6対応

フィールドテストでは超高密度環境でのキャパシティーが高く、電波到達範囲と性能が改善されたラッカスの高性能デュアルバンドの屋内Wi-Fiアクセスポイント(AP)「R730」、大企業向けの高性能スイッチング機能を有するスイッチ「ICX 7150」、そして複雑なネットワークアーキテクチャーの管理に必要な柔軟性を提供するネットワークコントローラ「SmartZone 300」を使用します。

なお、フィールドテストは当初、最適化を行っている最中であるため、Wi2およびラッカスネットワークスのサービス提供事業者関係者による利用に限定しているとのことで、最適化を行った上でWi-Fi 6を使ったサービスを一般向けにも開放する予定だという。SSIDは通常のサービスが「ShowCase_ax_Wi2」、フィールドテスト用が「ShowwCase_ax_EAP_LB」。

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記事執筆:memn0ck


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カフェ 東京音楽大学 中目黒・代官山キャンパス