モバイルSuicaのログインを伴うサービスがAndroidの一部機種で2021年2月に終了予定!Xperia Z3など |
東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は17日、Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)未満を搭載した製品などのAndroidスマートフォン(スマホ)の一部機種にて「モバイルSuica」のログインを伴うサービスの提供を2021年2月に終了するとお知らせしています。
同社ではサービス品質維持・向上およびセキュリティー維持・向上の観点を理由としており、終了後は対象製品ではモバイルSuicaを利用できなくなるため、継続して利用するためにはサービス終了前にモバイルSuicaアプリから「携帯情報端末の機種変更手続き」を行った上で、モバイルSuica対応機種を用意するよう案内しています。
対象製品でモバイルSuicaを利用している人には不便をかけるとしつつ、理解を賜るようお願いしています。なお、すでに今年1月に紹介している通りにケータイ全機種およびAndroidスマホの一部機種においては2020年2月25日・12月22日にサービス終了となるのでご注意ください。
JR東日本が案内している2021年2月をもってモバイルSuicaのログインを伴うサービスが終了となる製品は以下の通り。auやSoftBank向けのXperia Z3やエヴァンゲリオンスマートフォン(以下、エヴァスマホ)なども含まれており、大方は2014〜2015年あたりに発売されている機種なものの、Android 6.0未満でない2017年発売のQua Phone QXやDIGNO Vも対象となるとのことです。
○NTTドコモ
・AQUOS ZETA SH-01G
・AQUOS EVER SH-04G
・AQUOS PAD SH-05G
・Galaxy Active neo SC-01H
・DisneyMobile on docomo DM-01H
○au by KDDI
・Xperia Z3 SOL26
・Qua Phone QX KYV42
○SoftBank / Y!mobile
・Xperia Z3 401SO
・AQUOS Xx 404SH
・AQUOS Xx2 502SH
・AQUOS Xx2 mini 503SH
・AQUOS Xx-Y 404SH
○その他(MVNO・SIMがフリー)
・AQUOS SH-M02
・エヴァンゲリオンスマートフォン SH-M02-EVA20
・AQUOS SH-RM02
・DIGNO V KYV42(mineo)
・DIGNO V KYV42(UQ mobile)
ログインを伴いない機能は使えるため、すでにチャージされている金額分は2021年3月以降以降も使えるものの、上記の機種変更手続きを行っておかないと他の製品で同じモバイルSuicaのアカウントを引き継げないので注意が必要です。
なお、現在、Android 5.0(開発コード名:Lollipop)以降であれば「Google Pay」アプリでSuicaへのチャージができるため、モバイルSuicaのログインを伴うサービスが終了してもチャージと決済だけをするような使い方なら継続できそうではあります。終了に伴う注意事項および利用できなくなるサービス、終了後でも使えるサービスは以下の通り。
○利用できなくなるサービス内容(ログインを伴う全てのサービスが対象)
・クレジットカードでのチャージ
・定期券〔新規購入・継続購入・区間変更・種類変更・払戻〕
・グリーン券〔購入・払戻〕
・機種変更操作〔サーバへの預け入れ・サーバからの受取り〕
・Suicaポケットに関する全ての操作 JRE POINT交換分の受取り(チャージ)
キャンペーン等でプレゼントされたチャージ分の受取り 等
・オートチャージ〔申込・変更・停止〕
・メール配信サービス〔申込・停止〕
・会員情報の変更〔登録携帯番号・メールアドレス・クレジットカード情報等〕
・新規会員登録、アプリケーションからの退会手続き
・ビュー・エクスプレス特約〔申込・解除〕
・ネットショッピングでのSuica決済
・20件を超える履歴表示
○ログインを伴うサービスの終了後でも利用できるるサービス
・すでに入金(チャージ)済みの「SF(電子マネー)」で鉄道・お買い物の利用
・購入済みの「定期券」で、定期券の有効期限まで鉄道の利用(継続購入・新規購入は出来ません)
・現金チャージに対応しているコンビニエンスストア等での「現金チャージ」
・オートチャージ(登録いただいているビューカードの有効期限までご利用可能です。有効期限切れ後は、新しい有効期限のビューカードが届いてもご利用いただけません)
※サービス終了後に携帯情報端末の故障等により修理を行った場合、モバイルSuicaアプリケーションの再インストールが必要となった場合等、上記のサービスについてもご利用いただけなくなることがございますのでご注意ください。
○注意事項
・新たな携帯情報端末のご準備はお客さまのご負担となります。
・サービス終了後はモバイルSuicaの機種変更手続き(預け入れ操作)はできません。
・サービス終了までに機種変更手続きをされなかった場合、新たにモバイルSuica対応機種をご準備いただき、再発行のお手続きを行うことで、引き続きご利用ができます。再発行を受付した翌日の朝5時以降に利用が可能となります。定期券については当日受取りが可能です。(Androidスマートフォンから再発行したモバイルSuicaの情報をApple社製端末のSuicaアプリケーションへ引き継ぐことはできませんので、ご注意ください。)なお、再発行の手続きは、クレジットカード登録をされているお客さまに限ります。
・または、パソコンから退会のお手続きを行っていただくことで、SF(電子マネー)残額は会員さまご自身名義の銀行口座へ返金いたします。その際、払いもどし手数料として220円を差し引き、2週間~1か月程度を目安にお振込みいたします。退会手続きを完了した翌日の朝7時以降、モバイルSuica対応機種で新規入会が可能となります。(EASYモバイルSuica会員さまは再発行の対象外ですので、退会手続きのみとなります。)
※サービス終了前にお支払いいただきました年会費はご返金いたしません。
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Suica 関連記事一覧 - S-MAX
・JR東日本:モバイルSuica>【重要なお知らせ】Androidスマートフォンの一部機種でのモバイルSuicaサービス終了について