UQ mobileで超縦長シネマワイドディスプレイ搭載スマホ「Xperia 8」を買ってみた! |
UQコミュニケーションズ(以下、UQ)およびUQモバイル沖縄がau回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「UQ mobile」( https://www.uqwimax.jp )において初の「Xperia」シリーズとなるスマートフォン「Xperia 8(型番:SOV42-u)」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を10月25日に発売しました。
価格(税込)は公式Webストア「UQオンラインショップ」などでは本体価格が55,440円となっており、新規契約は55,440円、機種変更は11,880円割り引かれて43,560円、他社から乗り換え(MNP)は19,800円割り引かれて35,640円となっています。なお、UQ mobileでは購入時からSIMロックがかかっていないSIMフリーとなっている一方、本体カラーはブラックとホワイトの2色のみ。
Xperia 8は日本国内限定モデルとして開発・発売され、フラッグシップスマホ「Xperia 1」や「Xperia 5」と同様に映画のスクリーンと同じアスペクト比となる21:9の超縦長なディスプレイを搭載しつつ、防水や防塵、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応した廉価モデルで、UQ mobileののかにau向け「Xperia 8(型番:SOV42)」とY!mobile向け「Xperia 8(型番:902SO)」が販売されており、auとY!mobileではブラックとホワイト以外にもオレンジとブルーもラインナップしています。
今回はそんなXperia 8をUQ mobileで購入したので開封して同梱品や外観(他機種との比較によるサイズ感)、プリインストールアプリなどを紹介したいと思います。なお、UQオンラインショップにて他社から乗り換え(MNP)で購入し、エントリーパッケージなどを利用したため、ほぼ本体価格とMNP関連費用で済みました。
UQ mobileでXperia 8を購入した理由はauで単体購入するという手もなくはなかったのですが、MNPしたい回線があってY!mobileはすでに契約しているため、比較的消極的に選びました。UQ mobileで買う場合に本体カラーが少ないのがデメリットになりそうですが、筆者はホワイト系好きなので特に問題にならなかったのも大きいです。
MNPは特に手間取ることもなく、すぐに発送されて商品が届きました。配送業者は佐川急便で、外箱を開けるとXperia 8のパッケージのほか、SIMカードや契約書、UQ mobileはじめてガイドが入っていました。契約書をサッと確認し、SIMカードを台紙から取り出したら、さっそくXperia 8のパッケージを開けていきます。
Xperia 8の箱を開けると、すぐに本体が現れます。なお、箱はかなり小さめかつ白い簡素なものとなっており、価格を抑えたミッドレンジモデルとはいえ、かなりコストカットされているなという印象を受けます。また付属品もなく、同梱されているのは簡易取扱説明書や保証書などの紙類のみとかなりシンプルです。
海外メーカーであれば、ミッドレンジやエントリークラスの製品でもイヤホンやクリアケースなども付属することが多くなっていることもあるため、それらに慣れているとちょっとびっくりするかもしれません。付属していても結局、筆者は使わなかったりすることが多いので本体さえ入っていれば問題ないのですが。
本体には保護シートが貼られているので剥がします。SIMカードやmicroSDXCカードのスロットは本体左側にあるので、利用するなら事前に装着しておきます。もちろん、SIMカードなどは後で装着してもOKです。本体右側にある電源キーを長押しして電源を入れて初期設定を行います。
外装の質感は高級感こそありませんが、ひどく安っぽいといったこともなく無難な感じですが、デザインはちょっと野暮ったいというか、前の製品といった印象を受けます。6インチサイズですが、縦にかなり長いので持ちやすくはあります。サイズは約158×69×8.1mm、質量は約170g。
主な仕様は約6.0インチFHD+(1080×2560ドット)IPS液晶やSnapdargon 630、4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、2760mAhバッテリー、USB Type-C端子、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/B、3.5mmイヤホンマイク端子など。
画面にはノッチやパンチホールといった切り欠きはなく、防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)、おサイフケータイ(FeliCa)に対応しており、ワンセグやフルセグには非対応です。カメラは背面が約1200万画素CMOS・広角レンズと約800万画素CMOS・望遠レンズのデュアルレンズリアカメラ、前面が約800万画素CMOSのシングルフロントカメラ。
UQ mobile版は購入時からSIMロックのかかっていないSIMフリーとなっており、特に何もせずに他社のSIMカードを装着して利用可能。SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)サイズで、試しに楽天モバイルが移動体通信事業者(MNO)として提供している「無料サポータープログラム」のSIMカードを装着してみたところ通話やSMS、データ通信ともに利用できました。なお、データ通信は別途、アクセスポイント(APN)の設定が必要です(rakuten.jp)。
OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)で、サイドセンスやスタミナモードなどに対応。初期設定時にSonyとGoogleによる追加アプリの項目があり、Booking.comやAmazon ショッピングアプリ、Video & TV SideView、PlayStation App、Google Pay、Google Keep、Google ニュースなどが追加できるようになっています。
これらを追加しない場合のプリインストールアプリはサードパーティー製がFacebookとNetflixくらい、UQ mobile向けと見られるのがあんしんフィルターやポータルアプリ、ぎがぞう、UQライフ、Wowma!くらいで、FacebookやNetflix、ぎがぞうなどはアンインストールが可能なものの、あんしんフィルターなどは無効化のみとなっていました。
ホーム画面とアプリ一覧(ドロワー)。UQ mobileによるプリインストールアプリは「あんしんフィルター」や「ポータルアプリ」、「ぎがぞう」、「UQライフ」、「Wowma!」くらい。なお、このうちのぎがぞうはアンインストール可能なものの、あんしんフィルターは無効化のみ
最後に大きさを他の機種と比べておきます。縦には長いですが、Xperia 8は重量バランスも悪くなく、少し古めのアスペクト比9:16の機種ですと、5.0インチサイズのXperia X Performanceが横幅約71mm、質量約165gと持った感じは近いように思われました。
またiPhoneシリーズだと、5.8インチサイズのiPhone Xが横幅約70.9mm、質量約174g、iPhone XSが横幅約70.9mm、質量約177g、iPhone 11 Proが横幅約71.4mm、質量約188gとなっており、持った感じはこれらが近いように感じました。一方、縦は6.1インチサイズのiPhone XRやiPhone 11が近そうです。
さっくりと開封して同梱品やプリインストールアプリなどを含めてUQ mobile版のファーストインプレッションとして紹介しましたが、次回は外観やカメラ機能、ベンチマークなどを含めてもう少し使ってみたXperia 8としてのレビューをしたいと思っています。
こちらはAndroid機で、左から「Xperia X Performance」(5インチ/9:16)、Xperia 8、「Pixel 3」(5.8インチ/9:18)。縦長になるにつけて上下のベゼル(縁)も狭くなっている印象
記事執筆:memn0ck
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