沖縄セルラー電話がUQモバイル沖縄を吸収合併して沖縄県のUQ mobileを運営へ! |
KDDI傘下の沖縄セルラー電話は29日、2021年3月期 第1四半期(Q1)決算説明会を実施し、グループの経営資源集約によって競争力強化をめざして傘下のUQモバイル沖縄を2020年10月1日(木)に吸収合併することを明らかにしています。
KDDIグループではすでに今年5月にKDDIがUQコミュニケーションズ(以下、UQ)から携帯電話サービス「UQ mobile」の事業を会社分割によって同じく10月1日に承継すると発表しています。
UQ mobileはUQとUQモバイル沖縄が仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供しており、UQモバイル沖縄がどうなるのか明らかにされていませんでしたが、携帯電話サービス「au」と同様に沖縄は沖縄セルラー電話がUQモバイル沖縄を吸収合併して担当することになります。
沖縄セルラー電話はKDDIの連結子会社で、沖縄県にてauブランドの携帯電話サービスや固定電話サービスなどを提供しています。UQ mobileもauと同様に沖縄県については沖縄セルラー電話の完全小会社であるUQモバイル沖縄が運営しています。
KDDIがUQからUQ mobileの事業を10月に継承するに当たり、UQモバイル沖縄も沖縄セルラー電話に吸収合併され、UQ mobileはKDDIと沖縄セルラー電話におけるauブランドに続くサブブランドとして提供されることになります。
沖縄セルラー電話ではauとUQ mobileを合わせた契約数が2020年6月末時点で73万2900契約(前年比+1万8900契約)となっており、2021年3月期Q1は6000契約の純増と前年同期比+27.7%となっており、特にUQモバイル沖縄は前期比34,1%の伸びとなったとのこと。
中でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で新規契約の獲得は厳しかったものの、全体として解約率が0.49%(前期比△0.19%、前年同期比△0.29%)に抑えられて大幅に改善したことで純増数を確保し、通期予想に対しても好調な進捗となっています。
またARPUもauの通信にて前年同期比+90円の6,577円と堅調に推移しているとのこと。こうした中でUQモバイル沖縄を吸収合併することで、KDDIグループの顧客基盤を着実に拡大し、営業体制の強化や新たな価値の提供、事業の効率化を行っていくとしています。
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・UQ mobile 関連記事一覧 - S-MAX
・決算説明会プレゼンテーション | IRライブラリ | 沖縄セルラー電話株式会社
・UQモバイル沖縄株式会社
・総務省| 電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (令和元年度第4四半期(3月末))