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スリムタイプの赤外線温度計を試してみた! |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大による影響(以下、コロナ禍)で昨年の2020年に引き続いて今年も新年早々の昨日1月7日に日本政府が関東の1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)を対象として「緊急事態宣言」を発令し、本日1月8日より2月7日まで適用される。
コロナ禍ではマスクやアルコール消毒液をはじめとする、新しい生活様式に合わせた製品やグッズ、サービスなどの需要が高まった。体温計もそのひとつで、ドラッグストアなどを覗いてみると、品薄や品切れ状態が続いていることがわかる。
体温計の中でも特に見かけないのが、非接触で体温や物体の温度を計ることができる赤外線温度計だ。個人で使用している人もいるだろうが、飲食店やカラオケ店、イベント会場などに行った際、入り口でガンタイプの赤外線温度計で検温をされた経験がある人は多いだろう。
この赤外線温度計は4千円台から6千円台のものが多く、やや高い価格ではあるため、必ずしも個人的に使うには必要がないようにも思える。加えて、ものによってはかなりの誤差があったり、正常に動作しないと言われてしまうような製品まで出回っていた。
筆者も昨年の緊急事態宣言が明けた後にイベントの手伝いをしている中で、赤外線温度計を使う機会が多かったが、満足に計測できないことがよくあった。個体差も激しく、2台のうち1台は正常に計測できないといったこともあった。
そんな赤外線温度計だが、昨年の年の瀬に中古PCや中古スマートフォン(スマホ)、家電製品を扱う店舗「じゃんぱら」に立ち寄った際に「赤外線温度計スリムタイプ RS-E1384」を見つけた。店にはお試し用の実機も置いてあったので、何度か自分の体温を計測して、動作の確認をした後に購入した。
今回はそんな赤外線温度計スリムタイプ RS-E1384について開封および操作方法や使用感をレビューする。
非接触の温度計はそれなりの価格がすると思っていた筆者だが、じゃんぱらでは赤外線温度計スリムタイプ RS-E1384が2,480円(以下、金額はすべて税込)で販売されていた。インターネットで検索してみたところ、様々なネットショップでも販売されていることがわかった。
2021年1月5日現在では、もっとも安価で販売していたネットショップでの価格は1,940円で、じゃんぱらの2,480円という価格は2番目に安い価格だった。なお、ヨドバシ.comでは6,570円で販売されており、どうやらこの価格がメーカー希望小売価格のようだ。
個装箱には「●ご使用方法」や「注意事項」に加え、特徴や販売元と思われる「株式会社レッドスパイス」の記載があり、MADE IN CHINA(中国製)であることも確認できる。
赤外線温度計本体の他には、中国語と英語で記載された合格証、日本語で記載された取り扱い説明書兼保証書の用紙がそれぞれ1枚ずつ入っている。保証書には購入日より6カ月間の保証期間があると記載されている。
取り扱い説明書には本体の各部の名称や、モード切り替えの操作方法などが記載されている。なお、単4型乾電池を2本使用するが、同梱はしていないので別途用意する必要がある。
ディスプレイ部分には、透明の保護シートが貼られているので、最初に剥がしておこう。
本体サイズは約140×48×48mm。3cm~5cmほどの距離を開けて、温度検知部分を計測したい対象に向けて操作する。誤差は±0.2℃。操作ボタンはディスプレイ下のひとつのみで、長押しもしくは短押しで操作する。電源ONは長押し、10秒間操作がないと自動で電源OFFする。
電源ONの状態で操作ボタンを約5秒間、長押しすると「SET」画面に推移する。SET画面で操作ボタンを短押しすると、℃→℉→通常測定モード→表面温度測定モードの順に切り替えができ、操作ボタン長押しで決定する。
例えば、通常測定モード→長押し、℃→長押し、の操作をすることで、体温測定を摂氏表示でできるようになる。
また、直近32件までの測定記録の確認もできる。ディスプレイに何も表示されていない状態で操作ボタンを5秒程度長押しすると測定記録モードが起動し、画面には「M」の表示があらわれる。短押しで記録確認ができ、再度長押しをすると測定画面に戻る。32件以上になった場合は、古い履歴から自動的に削除される。
使用感としては、小型軽量の印象が強い。計測時間も1秒程度とストレスのない速度で、大きな誤差もない印象だ。さらに、ディスプレイの表示がハッキリしており、文字も大きくとても見やすい。非接触なので、自分自身はもちろん、家族や知人にも使用でき、持ち運びもしやすいので、バッグに入れて常に持ち歩いておくと良さそうだ。ちなみにじゃんぱらでは各店舗で販売しているほか、ネットショップでも購入可能だ。
N/B RS-E1384 赤外線温度計の詳細|じゃんぱら
最後に開封からモード切り替え、温度測定などの一連の操作をした動画を紹介する。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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