au向けと見られる「Galaxy S21 5G SCG09」と「Galaxy S21+ 5G SCG10」が決済関連認証を通過!

決済サービスの普及促進や認証を行う業界団体のEMVCoは21日(現地時間)、Samsung Electronics(以下、サムスン電子)の新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S21 5G」および「Galaxy S21+ 5G」のau(KDDIおよび沖縄セルラー電話)向けと見られる「Galaxy S21 5G SCG09」および「Galaxy S21+ 5G SCG10」が認証を取得したとして情報公開しています。

Galaxy S21 5GおよびGalaxy S21+ 5Gはすでに紹介しているようにBluetooth SIGによる認証によってNTTドコモ向けとau向けが存在することが判明していましたが、今回のEMV認証によってau向けはそれぞれ型番が「SCG09」と「SCG10」となることが確定しました。

au向けについては5Gに対応した製品はメーカー名(サムスン電子の場合は「SC」)と5Gを表す「G」に続き、数字の連番となっており、これまでに「Galaxy A51 5G SCG07」までは発表・発売されているほか、各認証機関によって未発表の「Galaxy A32 5G SCG08」が存在することが明らかとなっていました。

そのため、これまでもGalaxy S21 5GとGalaxy S21+ 5Gがこれらに続くと考えられるので「SCG09」と「SCG10」になると思われていましたが、その通りとなる見通しとなりました。なお、メーカー型番としてはGalaxy S21 5Gが「SM-G991J」、Galaxy S21+ 5Gが「SM-G996J」となっています。

またNTTドコモ向けではメーカー型番はGalaxy S21 5Gが「SM-G991D」、Galaxy S21+ 5Gが「SM-G996D」となっており、恐らく型番はそれぞれ「SC-51B」と「SC-52B」となると推測されます。NTTドコモおよびau向けともに今春〜夏モデルとして3〜5月に発表・発売されると見られています。

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Galaxy S21 5G SCG09とGalaxy S21+ 5G SCG10のEMV認証

Galaxy S21 5GおよびGalaxy S21+ 5Gは昨年に日本でもNTTドコモやauから発売された「Galaxy S20 5G」および「Galaxy S20+ 5G」の後継機種で、フラッグシップモデル「Galaxy S」シリーズの最新機種です。大まかなデザインや製品コンセプトはGalaxy S20シリーズを継承しているものの、Galaxy S21とGalaxy S21+はこれまでと比べると若干スペックが落とされ、価格を抑えている印象です。その代わりに最上位モデル「Galaxy S21 Ultra 5G」がより一段高性能な最上位機として位置付けされています。各製品の詳細は以下の記事をご覧ください。

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機種Galaxy S21 5GGalaxy S21+ 5G
画面6.2型FHD+有機EL6.7型FHD+有機EL
サイズ151.7x71.2x7.9mm161.5x75.6x7.8mm
質量Sub6:169g
mmWave:171g
Sub6:200g
mmWave:202g
背面パネルプラスチックガラス
電池容量4000mAh4800mAh
防水・防塵○(IP68)
SoCSnapdragon 888またはExynos 2100
RAM8GB
内蔵ストレージ128GBまたは256GB
microSD
前面カメラシングルカメラ[1000万画素CMOS/広角レンズ]
背面カメラトリプルカメラ[1200万画素CMOS/広角レンズ+1200万画素CMOS/超広角レンズ+6400万画素CMOS/望遠レンズ]
OSAndroid 11

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Galaxy S21のカラーバリエーション


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Galaxy S21+のカラーバリエーション

本体色はGalaxy S21がPhantom VioletおよびPhantom Pink、Phantom White、Phantom Grayの4色、Galaxy S21+がPhantom VioletおよびPhantom Silver、Phantom Blackの3色が通常カラーとして用意されているほか、限定カラーとしてGalaxy S21+はPhantom GoldおよびPhantom Redの2色が販売されます。

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EMV認証。NFC Type A/Bに対応しているほか、恐らくNTTドコモ向けとau向けはおサイフケータイ(FeliCa)にも対応していると推察されます

その他、au向けGalaxy S21 5GもしくはGalaxy S21+ 5Gだと思われる「Samsung YRM」がベンチマークアプリ「Geekbench」の測定結果に掲載されており、チップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 888 5G Mobile Platform(lahaina)」、内蔵メモリー(RAM)が8GBであることが示されています。

なお、YRMはau向けGalaxy S21 5GもしくはGalaxy S21+ 5Gのどちらかの開発コード名で、総務省の「術基準適合証明等を受けた機器」において2020年11月25日付で日本向けの電波法に基づく工事設計認証(いわゆる「技適」)をテュフ・ラインランド・ジャパンを通じて取得しています(認証番号:005-102618)。

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Geekbench 5のSamsung YRMの測定結果


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総務省が公開しているYRMの認証情報概要




記事執筆:memn0ck


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総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 | 005-102618
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