既報通り、Xiaomiの日本法人である小米技術日本(以下、シャオミ・ジャパン)は1日、Xiaomi傘下のPocoが展開している「POCO(ポコ)」ブランドにおける新商品として5G対応ハイエンドスマートフォン(スマホ)「POCO F9 Ultra(ポコ エフナイン ウルトラ)」(Xiaomi Communications製)を日本市場にて2026年9月1日(火)22時に販売開始したと発表しました。
日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)としてグローバル版「POCO F9 Ultra(型番:26077PC53G)」が販売され、日本でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)やmicroSDカードなどの外部ストレージスロットには対応しておらず、内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージは12GB RAM+256GBストレージと16GB RAM+512GBストレージで、本体色はヒーローカラー(代表色)のダークチェリーとブラックの2色展開です。
販路は公式Webストア「Mi.com」( https://www.mi.com/jp/ )や直営店「Xiaomi Store」およびサポート拠点「Xiaomi Service Center 秋葉原店」のほか、Xiaomi公式 楽天市場店やYahoo! ショッピング Xiaomi 公式ストア、シャオミ・ジャパン公式 TikTok Shop、Amazon.co.jpといったECサイトで、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webストアでは12GB RAM+256GBストレージが149,800円、16GB RAM+512GBストレージが169,800円となっています。
また2026年9月23日(水)23:59までは発売特典で全販路において20,000円OFFの早割価格となり、12GB RAM+256GBストレージが129,800円、16GB RAM+512GBストレージが149,800円となるとのこと。さらに同じく9月23日までに購入すると最大20,000円相当のギフトカードが当たるキャンペーンも開催されます。なお、こちらは販路によって参加方法やギフトカードの最大金額が異なるため、詳細は各特設Webページにてご確認ください。
加えて公式WebストアやXiaomi Storeでは最大36回まで分割手数料無料となるほか、9月23日までは下取りで3,000円ボーナスが追加され、学生資格の審査が通過すると、2,000円クーポンをそのまま適用することが可能で、さらに有償サポート「Xiaomi Care」の2年プランがPOCO F9 Ultraと一緒に購入すると実質1年プランの価格となり、通常価格は22,980円ですが、特典価格12,880円となるとのこと。
他にも購入特典として「YouTube Premium」の3カ月無料アクセス、「Spotify Premium」の4カ月無料アクセス、「Google AI Pro」の3カ月無料アクセスが付属し、さらに9月23日までに購入した場合にはメーカー保証を2年に延長と6カ月間の画面割れ保証が付きます。本記事ではシャオミ・ジャパンが開催した「新製品体験会」にてPOCO F9 Ultraを実際に試す機会があったので主に外観や基本機能を中心に写真や動画を交えて紹介したいと思います。
POCO F9 UltraはPOCOブランドにおけるハイエンドスマホ「POCO F」シリーズの最新機種で、日本でも今年1月に既存機種「POCO F8 Pro」が発売されているほか、2025年は「POCO F7 Ultra」および「POCO F7 Pro」、「POCO F7」がともに発売されており、引き続いてPOCO F8シリーズで導入されたアメリカ合衆国の音響機器メーカー「BOSE(以下、ボーズ)」と提携してボーズが監修したオーディオ機能を搭載することによって究極の音響体験を実現しているほか、上下のスピーカーに加え、日本では初のサブウーファーを背面に搭載した2.1chオーディオシステムを搭載しています。
これにより、トリプルスピーカーによってより深みのある低音、そして包み込まれるような広がりのあるサウンドステージを体験可能となっています。さらに独立した1620バスドライバーを搭載し、60〜200Hzのワイドレンジパワフルサウンドを実現しており、15段階のチューニングによってさまざまな音量レベルでも音のバランスを最適化する人間の聴覚特性に配慮したサウンド設計によって音量を変えても自然で聴きやすい音質を楽しめます。さらに「Sound By Bose Game Audio」機能が新たに追加され、イヤホンもスピーカーも対応しており、FPSゲームなどにおいて些細な足音まで最大200%に強調することによって敵の動きをいち早く捉え、ゲームでの優位性を高めます。

POCO F9 Ultraのダークチェリーを持ってみたところ。色味としてはダークレッドで、背面パネルの質感は比較的良い印象を受けました。なお、下部に「POCO」ロゴなどが記載あれ、非接触IC機能のマークはありません
画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:19.5の縦長な約6.9インチSuper HD+(1200×2608ドット)有機ELディスプレイ(約416ppi)を搭載し、RGBサブピクセル構造を採用して赤・緑・青のサブピクセルをフルに活用する1.5K解像度のHyper RGBディスプレイとなっており、さらに世界初搭載の発光効率が20%向上したM11発光材パネルを採用しているため、高精細かつ鮮やかな画面表示と高い省電力性能を両立して強い日差しの下でも最大4500nitsのマルチシナリオピーク輝度によって屋外でも高い視認性を確保します。
またディスプレイは最小輝度1nitに対応し、暗い環境でも画面の明るさを抑えることによって夜間のゲームや動画視聴時の目への負担に配慮しています。そしてPOCOブランドとして初めて「Xiaomi Vision Care」に対応し、4つの主要領域と35の指標を統合することによって目への負担を軽減するディスプレイ体験を追求しています。さらに最大185Hzリフレッシュレートによって動画視聴やゲームなどの長時間使用でも快適な視聴体験を提供し、10点タッチで480Hzサンプリングレートや瞬時4800Hzタッチサンプリングレート、200Hzジャイロサンプリングレートに対応しているため、ゲームプレイから日常の操作まで素早く正確なタッチレスポンスを実現を提供します。

POCO F9 Ultraのブラックを手に持ってみたところ。6.9インチながらベゼルがかなり狭いため、比較的サイズは控えめで、大画面スマホに慣れた人なら問題なく使えそう。重量バランスも悪くなく、持ったときに重いと感じることもなかったです
パンチホール部分には約3200万画素CMOS(1/3.44型、1画素0.64μm、4in1)+広角レンズ(F2.2、焦点距離21mm)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては画面内指紋センサー(超音波式)も搭載しています。画面は強化ガラス「Gorilla Glass 7i」(Corning製)で覆われ、背面パネルは新たにガラス繊維が織り込まれたプラスチック製となったことによって強度を保ちながらもより軽量化され、側面はプレミアムなアルミニウム素材によるフレームを採用し、防水・防塵(IP68)に対応しています。
外観はPOCO F8シリーズを形容して四隅こそラウンドしているものの、前面や背面、側面はフラットでスクエアなデザインとなっており、前面は画面の周りの縁(ベゼル)がPOCO最狭の1.5mm(底面のベゼルは1.68mm)で、さらに4辺がほぼ同サイズのベゼルデザインのため、表示領域が広がり、持ちやすさや携帯性に優れたボディーながらも圧倒的な臨場感溢れるビジュアルが体験可能となっています。一方、背面はリアカメラ部分が背面上部に横長にパーツが配置され、新たにリアカメラ部分にあるスピーカーの周りに通知や音楽に応じて光る「Dynamic Light」を搭載ています。サイズは約163.49×77.94×8.74mm、質量は約235gです。
性能面では最新の3nmプロセスで製造されたハイエンド向けQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform」を搭載し、ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」の総合スコアは400万点以上に達成し、日常の操作にストレスを与えることのない贅沢な処理能力はもちろん、ゲーミング向けの独自SoC「Vision Boost D8」に合わせて高度なグラフィック性能を求められるシナリオも快適に楽しめます。またVision Boost D8によってリフレッシュレートは最大185Hzにも達し、まさに勝ちにごだわるゲーマーのための最高のパフォーマンスを提供するとのこと。さらに革新的な3Dトリプルレイヤー「IceLoop」システムを内蔵し、秘められたパワーを余すことなく解き放って性能を最大限に引き出します。
またバッテリーは約16%シリコンカーボンを含有した最先端のシリコンカーボン技術を採用し、POCO Fシリーズ最大の8050mAhの超大容量バッテリーが搭載され、約1.5日以上の連続使用、約2日間の中程度の使用を可能にします。また効率性と安全性を兼ね備えた最大100Wの急速充電「Xiaomi HyperCharge」に加え、27Wの有線リバース充電と22.5Wのワイヤレスリバース充電に対応しており、急なバッテリー切れやイヤホンなどの他製品への給電にも柔軟に対応します。さらに電池パックは1600回の充放電サイクル後も最大容量の80%以上を維持することが可能です。
リアカメラはPOCOでは初の2億画素CMOSをメインカメラに採用し、5倍光学に対応した5000万画素CMOS望遠カメラと5000万画素CMOS超広角カメラのトリプルカメラシステムで、距離を気にせず豊かな撮影体験を提供します。新たに搭載した2億画素CMOSのメインカメラは1/1.56型の大型センサーを内蔵し、F値1.67の大口径レンズと光学式手ブレ補正(OIS)に対応しており、2億画素の高解像度を活かすことによって被写体がよりきめ細かく撮影ができ、撮影後のトリミングで構図調整の自由度もさらに高まります。また5倍の光学望遠は10倍ロスレスズーム、20倍AI高精細ズームに対応し、撮影場所を変えずに想像以上に遠くの被写体をクリアに撮影できます。
・約2億画素CMOS(1/1.56型、1画素0.5μm、9in1、PDAF)+広角レンズ(F1.67、焦点距離24mm、6P、OIS)
・約5000万画素CMOS(1/2.88型、1画素0.61μm、4in1)+超広角レンズ(F2.4、焦点距離18mm、画角105°、光学0.75倍)
・約5000万画素CMOS(1/2.75型、1画素0.64μm、4in1、PDAF)+望遠レンズ(F3.0、焦点距離115mm、光学5倍、OIS)

POCO F9 Ultraの上下側面。上側にはアンテナラインと外部スピーカー、下側にはアンテナラインとメインマイク(受話口)、USB Type-C端子、nanoSIMカード(4FF)スロットのトレイがあります
その他の仕様はWi-Fi 7(2.4および5GHz)およびBluetooth 6.0、NFC Type-A/B、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavIC)、近接センサー、環境光センサー、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロスコープ、温度センサー、赤外線リモコン、X軸リニア振動モーターなど。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つまたはnanoSIMカードスロットとeSIM、デュアルeSIMのいずれかによるデュアルSIMで、携帯電話サービスネットワークの対応周波数帯は以下の通り。同梱品はPOCO F9 Ultra本体のほか、ACアダプター(試供品)およびUSB Type-Cケーブル(試供品)、SIM取り出し用ピン(試供品)、ソフトケース(試供品)、保護フィルム<貼り付け済み)(試供品)、クイックスタートガイドなどの紙類となっています。
5G NR: n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n66, n77, n78, n71
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 40, 41, 42, 48, 66, 71
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
OSはAndroid 16ベースのHyperOS 3をプリインストールしており、4年間のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートが提供される予定です。またPOCO F8 Proに続いてXiaomiオフライン通信に対応しており、携帯電話ネットワークやWi-Fiといった通信環境がない環境でもBluetoothと独自プロトコルを用いてトランシーバーに近い感覚で音声通話ができ、電波が遮蔽物なく見通しの良い環境なら1〜2km程度の距離で利用可能なため、アウトドアや緊急時の代替手段として期待されます。ただし、通信品質は通常の音声通話より劣るほか、イヤホンによる通話には非対応(スピーカーフォンが基本)となっています。

デバイス情報の「認証」画面(左)と「詳細情報と仕様」画面(右)。モデル名は「26077PC53G」で、日本向けの認証(いわゆる「技適」)の番号は電波法に基づく工事設計認証(R)が「020-260207」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「HP260068020」
| 製品名(読み方) | POCO F9 Ultra(ポコ エフナイン ウルトラ) |
| 型番 | 26077PC53G |
| サイズ | 約163.49×77.94×8.74mm |
| 質量 | 約235g |
| 本体色 | Dark Cherry、Black |
| ディスプレイ | 約6.9インチFHD+(1200×2608ドット)AMOLED(有機EL) |
| HDR表示 | ◯ |
| チップセット(SoC) | Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform (型番:SM8850-AC) |
| CPU | オクタコア (4.6GHz Oryon V3 Phoenix Lコア×2+3.62GHz Oryon V3 Phoenix Mコア×6) |
| GPU | 1200MHz Adreno 840 |
| 内蔵メモリー(RAM) | 12GB、16GB(LPDDR5X) |
| 内蔵ストレージ | 256GB、512GB(UFS 4.1) |
| 外部ストレージ | ー |
| リアカメラ | 約2億画素CMOS+広角レンズ 約5000万画素CMOS+超広角レンズ 約5000万画素CMOS+望遠レンズ |
| フロントカメラ | 約3200万画素CMOS+広角レンズ |
| バッテリー容量 | 8050mAh(取外不可) |
| 接続端子 | USB Type-C(USB 3.2) |
| 急速充電 | 最大100W |
| ワイヤレス充電 | ⚪︎ |
| 生体認証 | 指紋(画面内<超音波式>)、顔 |
| 防水/防塵/耐衝撃 | ○(IPX8)/○(IP6X)/ー |
| おサイフケータイ(FeliCa/NFC) | ー/○ |
| ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | ー/ー/ー |
| ハイレゾ音源 | ◯ |
| 無線LAN(Wi-Fi) | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4、5GHz) |
| Bluetooth | Version 6.0 |
| SIM | nanoSIMカード×2+デュアルeSIM(デュアルSIM) |
| OS | Android 16 |
| メーカー | Xiaomi Communications |
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