SIMフリースマホ「UPQ Phone A01X」の充電中に火災で1人が軽症! |
消費者庁は12日、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故についてリコール製品で負傷事故などの重大製品事故19件を公表しています。これらには自転車と携帯電話機(スマートフォン)も含まれており、携帯電話機では2015年12月に発売した「UPQ Phone A01X」による火災が1件報告されています。
UPQ Phone A01Xはこれまでにも2016年9月をはじめとして消費者庁から重大製品事故の報告があり、バッテリー内部のリチウムイオン電池セルが内部短絡し、火災に至った恐れがあることから事故の再発防止を図るために情報掲載を行うとともに販売店を通じて購入者にダイレクトメールを送付するなど、対象製品について無償でバッテリーの交換するリコールを実施していました。
そうした中で、今回、新たに2020年にもUPQ Phone A01Xを充電中に火災警報器が鳴動したため確認すると、当該製品および周辺が焼損し、1人が軽傷を負う火災が発生していたとのこと。なお、今般報告のあった当該事故(管理番号:A202000950)の原因が上記のリコール事象によるものかどうかは現時点では不明だとしています。
アップ・キュー(UPQ)ではUPQ Phone A01Xの電池パック(型番:UPQ-BPA01)を継続して使うと、過熱して焼損に至る恐れがあるとし、使用中の場合には交換する新型バッテリー(型番:UPQ-BPA01X)を使うよう案内し、無償交換を行っています。また合わせて電池パックが過熱・焼損しにくいようにソフトウェア更新も提供していました。
販売期間は2015年12月から2016年10月で、対象台数は6059台。なお、消費者庁によると、リコールを開始した2017年7月24日から問題のある電池パックの回収率は2021年3月11日時点で61.7%となっているとのこと。対象製品を持っており、まだ無償製品交換(バッテリーのみ)を受けていない場合は直ちに使用を中止し、速やかに以下の問い合わせ先まで連絡するよう案内されています。
株式会社Cerevo UPQ Phoneお客様窓口
メールアドレス:osc@cerevo.com
営業時間:10〜18時(土・日・祝日除く)
※メールの申し込みは24時間受付可能です。
※営業時間外の受付分については翌営業日以降の対応となる場合もあります。
なお、UPQはすでに紹介しているように2021年1月1日よりCerevoにて吸収合併されており、サポートなどはCerevoが引き継いでいるため、問い合わせ窓口もCerevoが運営しています。UPQ Phone A01Xのバッテリーが対象製品かどうかについてはシリアルナンバーを確認の上、上記窓口に連絡をしてください。シリアルナンバーは個装箱の側面シールまたはスマホ本体からバッテリーを外した下図赤枠で示した箇所で確認することができます。
記事執筆:memn0ck
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