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LGがモバイル事業から撤退!アフターサービスは継続 |
LG Electronics(以下、LG)は5日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)などの開発・製造を行う携帯電話端末(モバイル)事業を2021年7月31日(土)までに閉鎖すると発表しています。同日に取締役会にて承認され、競争の激しいモバイル事業から撤退することになりました。
同社では今後もモバイルの専門知識を活用し、5Gや6Gなどの移動体通信関連技術を開発して他の事業分野で活用するほか、電気自動車やコネクテッドデバイス、スマートホーム、ロボット、人工知能(AI)などにフォーカスしていくとしています。
なお、LGのモバイル事業の撤退に伴い、日本法人のLGエレクトロニクス・ジャパンでは事業終了後もスマホなどのモバイル製品は店舗の流通状況によって一定期間購入可能で、利用者が不便なく使えるようにソフトウェア更新や修理などのアフターサービスは従来通り継続するということです。
LGはフィーチャーフォン(従来型携帯電話)の頃から日本でもモバイル製品を展開しており、昨年も5Gスマホ「LG V60 ThinQ 5G」や「LG VELVET」がNTTドコモやソフトバンクから、4Gスマホ「LG style3」がNTTドコモから発売されたりしていました。
グローバル市場でも日本市場でも販売台数シェアはあまり高くなく、長らくモバイル事業は赤字となっており、ここ数年はモバイル事業からの撤退も何度となく噂されていましたが、ついに正式にモバイル事業からの撤退が発表されました。
LGエレクトロニクス・ジャパンではLGのモバイル事業撤退に伴ってFAQを公開し、撤退後もモバイル製品のアフターサービスは継続して行い、Android 11やAndroid 12へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を従来通り実施していくということです。
またモバイル製品の消耗品(バッテリー、充電器、電源ケーブル、イヤホンなど)は基本的に取扱説明書に記載のある補修用性能部品の最低保有期間に限り購入可能になるよう努力するとのこと。ただし、アクセサリー(ケース、保護フィルムなど)は在庫がなくなった後の提供は難しいこともあるとしています。
さらにLGのアプリやサービスについては「Qレンズ」や2019年以前発売モデルのパソコン(PC)向けソフトウェア「PC Suite」および「LG Mirror Drive」といった一部サービスはすでに終了が予定されており、その他は従来と同じガイドラインのもとアップデートを提供する予定となっています。
ただし、提携パートナーやLGの事情によって変更が発生し、提供が終了される場合には十分な日程をもって事前に告知するということです。その他、LGのモバイル製品にて取り扱っている個人情報については各サービスの約款によって保有期間内のみ維持し、保有期間終了後には安全に破棄されます。
記事執筆:memn0ck
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