ソフトバンクがモバイルルーター「Pocket WiFi 5G A101ZT・A102ZT」を投入へ! |
米連邦通信委員会(FCC)は30日(現地時間)、ZTE製の5G対応モバイルルーター「A101ZT」および「A102ZT」が2021年5月23日付けで認証取得していることを公開しています。FCC IDは「SRQ-A101ZT」で、公開されている資料には外観や内部の写真、取扱説明書などがあり、ソフトバンク向けであることが示されています。
また外観から「Pocket WiFi」シリーズであることがわかり、2モデルあるので恐らく携帯電話サービス「SoftBank」と「Y!mobile」からそれぞれ「Pocket WiFi 5G A101ZT」と「Pocket WiFi 5G A102ZT」として投入されると予想され、Y!mobileからは初の5G対応モバイルルーターになると思われます。
なお、ソフトバンクでは今年3月にミリ波にも対応したZTE製モバイルルーター「Pocket WiFi 5G A004ZT」を発売していますが、A101ZT・A102ZTはミリ波に非対応でSub6(とNR化した周波数帯)のみとなっており、Pocket WiFi 5G A004ZTと比べると価格を抑えた普及モデルになるのではないかと推察されます。
Pocket WiFi 5G A101ZTとPocket WiFi 5G A102ZTは5Gに対応したモバイルルーターで、内部写真からモデムにはQualcomm製「Snapdragon X55 5G Modem-RF System」を採用していることがわかります。またSIMカードはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとのこと。
サイズは約150×70mmで、バッテリー容量は5900mAh(取外可能)となっており、外部接続・充電端子はUSB Type-Cを採用。本体カラーは少なくともブラックが用意されている模様。ラベルには日本向けの認証(いわゆる「技適マーク」)もあり、認証番号は電波法に基づく工事設計認証が「020-210017」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定が「D210007020」。
またアンテナ配置から携帯電話ネットワークは5G NR方式のn3およびn28、n77、n78、4G LTE方式のBand 1および2、3、4、8、11、12、17、28、41、42、3G USMT方式のBand IおよびII、IV、VIIIとなっており、FCCでは無線LAN(Wi-Fi)のIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5GHz)でも認証を取得しています。
記事執筆:memn0ck
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