EarFunの超小型モデル「EarFun Free Mini」を試す

EarFunテクノロジーが展開するオーディオブランド「EarFun(イヤーファン)」シリーズにおいて新たに左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free Mini(イヤーファン フリー ミニ)」(型番:TW102)が2022年1月上旬に発売された。

EarFunの公式サイトで販売されているほか、現在は大手Webストア「Amazon.co.jp」にも入荷しており、価格(金額はすべて税込)は通常3,799円だ。なお、Amazon.co.jpでは期間限定で1月24日(月)15:00から1月26日(水)23:59までは40%OFF、1月27日(木)0:00から1月30日(日)23:59までは30%OFFとなる。

さらに1月30日まではAmazon.co.jpで購入する場合に+10%OFFになる読者向けにクーポンコード「6A6AB3IY」をEarFunテクノロジーより提供いただいたため、上記の割引と併用することで1月26日までは50%OFFの1,899円、1月27〜30日までは40%OFFの2,279円となる。なお、クーポンコードは購入手続き画面にて適用する。

EarFun Free Miniは製品名の通り、イヤホンおよび充電ケースの小型・軽量化が大きな特徴で、本体サイズが小さいながらも6mmチタンコーティング複合振動板を採用したドライバーユニット(スピーカー)を搭載し、低音重視のチューニングが施されており、コーデックはAACおよびSBCをサポートする。またタッチコントロール、IPX7の防水性能、最大24時間の長時間利用、時短充電などにも対応する。

今回は、このEarFun Free Miniをメーカーから提供いただき、実際に試してみたので、外観や特徴などを写真や動画を交えながらレビューする。

■開封、同梱品をチェック

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個装箱を手で持ったところ

今からおよそ3年前の2018年10月に設立されたEarFunテクノロジーは、ワイヤレスオーディオに特化したオーディオメーカーだ。現在、ワイヤレスイヤホンの製品群では「Free(フリー)」と「Air(エアー)」の2ラインのシリーズをラインナップしている。

●Free&Airシリーズ(発売順)
・EarFun Free
EarFun Air
EarFun Air Pro
EarFun Free Pro
EarFun Free 2
EarFun Air Pro 2
EarFun Free Pro 2
・EarFun Free Mini←[NEW]

「Free」「Air」ともに無印がスタンダードモデル、Proが上位モデルという位置付けで、最近では第2世代にあたる「2」が登場してきている。そんな中、超小型モデルとして今回新たに「Mini」が登場した。実は、これまでの製品の中でもEarFun Free ProおよびEarFun Free Pro 2はかなり小型化されたモデルだったが、今回のFree Miniはさらに小型・軽量化されている。

また、音質に関しては、「Free」が低音重視のチューニングが施されており、「Air」はバランス重視となっている。今回のEarFun Free Miniは「Free」シリーズの製品のため、小さいながら低音もしっかりと再生する。

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個装箱表面(画像=左)と裏面(画像=右)


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個装箱側面


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個装箱の蓋を開けたところ


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内箱

随分とコンパクトな個装箱の裏面には、これまでの製品と同様に主な特徴や内容物が英語で記載されている。個装箱は裏面下部の蓋を開けて内箱を取り出すスタイルでやや独特な仕様。

上の写真のようにユーザーマニュアル(取扱説明書)は内箱の底面に収納するため、外箱の蓋を閉める際に、蓋のツメでくちゃっとなってしまう。綺麗に収納するには難易度が高いので注意が必要だ。

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すべての内容物


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クリーニング棒説明カードの英語表記(画像=上)と日本語表記(画像=下)

イヤホン本体の他に、
・充電ケース
・イヤーピース(S/M/L:Mは本体に装着済み)
・USBケーブル(USB Type-C)
・クリーニング棒
・クリーニング棒説明カード
・ユーザーマニュアル(取扱説明書)
これらが同梱する。11月発売の「EarFun Free Pro 2」から同梱されているクリーニング棒とクリーニング棒説明カードが今回も同梱されている。クリーニング棒説明カードは片面が英語表記、もう片面が日本語表記となっている。一方、これまで同梱されていた保証カードは同梱されていない。

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イヤーピースとUSB Type-Cケーブル


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USB Type-Cケーブルのキャップ

イヤーピースはSとLサイズがクリアケースに収納される形で同梱されている。USB Type-Cケーブルはコネクタ部分にキャップが装着されている。これまでの製品ではなかった仕様だ。

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取扱説明書は6カ国語に対応


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日本語ページの(1)パッケージ内容(2)各部名称


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日本語ページの「アフターサービス」

取扱説明書は全57ページの冊子で、English(英語)、Deutsch(ドイツ語)、Francais(フランス語)、Español(スペイン語)、日本語、繁體中文(中国語)の6カ国語で記載されている。

日本語ページでは11項目に渡り取り扱い方や仕様など、さらには「アフターサービス」の項目も設けられており、保証期間は購入日から18カ月間であることや、問い合わせ窓口のメールアドレスなども記載されている。

取扱説明書もとてもコンパクトなため、記載されている文字サイズも小さめで人によっては見え難いかもしれない。そうした場合は、ネット上にアップされているPDFファイルを活用するといいだろう。

■本体の操作や仕様をチェック

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イヤホン本体外側。平らな部分がタッチセンサーで「earfun」ロゴの横にはLEDランプを搭載


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イヤホン本体内側


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イヤホン本体を手に乗せたところ

ここからはイヤホン本体と充電ケースをチェックしていく。まずはイヤホン本体だ。丸みを帯びたコンパクトサイズのイヤホン外観は、内側が膨らんでおり、外側に向かって細くなっている。外側の「earfun」ロゴがある平らな面全体がタッチセンサーで、指で触れることで様々な操作ができる。タッチセンサーの反応はよく、軽く触れる程度でもしっかりと操作ができる。

タッチ操作は以下の通り。
●電源の操作
・LもしくはRを2秒間長押し(LEDランプが1秒間白点灯してから片方が白点滅):電源ON
・LもしくはRを10秒間長押し(LEDランプが1秒間赤点灯後に消灯):電源OFF

●音楽再生の操作
・LもしくはRを2回タップ:再生と一時停止
・R側を3回タップ:曲送り
・L側を3回タップ:曲戻し
・R側を1回タップ:1段階音量を上げる
・L側を1回タップ:1段階音量を下げる

●ハンズフリー通話の操作
・LもしくはRを2回タップ:電話を受ける、切る
・LもしくはRを2秒間長押し:着信拒否
・LもしくはRを3回タップ:2つの通話を切り替える

●音声アシスト機能の操作
・LもしくはRを2秒間長押し:音声アシスタント(GoogleアシスタントまたはSiri)の起動

電源操作は基本的に充電ケースから取り出せば電源ON、充電ケースに収納すれば電源OFFになるため、充電ケースから取り出した状態でONもしくはOFFにしたい場合のみ上記のように手動で操作する。

タッチ操作は固定で、別途アプリを介してキーアサインを変更することはできない。上記の操作一覧でも分かるが、他のEarFun Freeシリーズの製品で搭載されている、「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」や「外音取り込み」「低遅延モード」には対応していない。他にも、イヤホンを片方もしくは両方とも耳から外すと音楽や動画が一時停止し、再び装着すると再生する「自動装着検出機能」も非対応だ。

音量調整の操作は1タップ1段階ずつのため、連続操作をしてしまうと別の操作になってしまうので注意が必要。さらに、音楽再生中に音量操作をすると、音楽の音量が一時的にかなり下がって操作音を強調する仕様のため、慣れるまでは違和感を抱くかもしれない。

なお、「earfun」ロゴ横に搭載されているLEDランプについては、以下のように状態を知らせてくれる。
・1秒間青点滅…電源ON
・1秒間赤点滅…電源OFF
・青点滅…ペアリングモード
・消灯…ペアリング済み
・赤点滅…充電中
・消灯…充電完了
・紫点滅(青+赤)…リセット済み

イヤホンの内側には充電用の端子と型押しで「L」(左)と「R」(右)の記載がある。本体のカラーバリエーションは「ブラック」の1色のみ。

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イヤホンを装着した状態


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イヤホンを装着した状態の耳もと

装着方法は、イヤホンの内側の「L」もしくは「R」表記を上にして耳穴に入れ後ろ方向に少しひねると固定される感が得られるので、その状態で装着は完了だ。外す際は、内側の膨らんでいる部分をしっかりとつまんで外すと耳穴から取りやすい。

自然なフィット感があり、重量も片方が約3.9g、両方合わせて約7.8gと軽量なため、長時間装着していても疲れにくく好印象だ。

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充電ケースにイヤホンをセットした状態

購入後初めて利用する際は、イヤホン本体を充電ケースに収納して蓋を閉め、再度充電ケースの蓋を開けるとペアリングモードが起動し、LEDランプが青色に点滅する。この状態でスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)などの音楽プレーヤーとなる機器のBluetooth設定でペア設定をする。

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Windows 10におけるBluetooth設定の「デバイスを追加する」画面


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「Bluetoothとその他のデバイス」で接続状態が確認できる

Windows 10のPCでは「Bluetoothとその他のデバイス」→「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」→「Bluetooth マウス、キーボード、ペン、オーディオ、またはその他の種類の Bluetooth デバイス」を選択し「EarFun Free Mini」が表示されたらクリックする。次の画面で「接続」をクリックし、正常に接続できれば「完了」をクリックすればペア設定が完了する。

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Androidスマホ(シャオミのMIUI 12)のBluetooth設定画面

AndroidスマホであればBluetoothの設定に進み、利用可能なデバイスに表示される「EarFun Free Mini」をタップしてペア設定をするだけの簡単操作だ。

ペアリングした機器と別の機器とペアリングする際は、既にペアリングしているすべての機器のBluetoothをOFFにすることで、イヤホンがペアリングモードに移行する。

また、イヤホンをリセットする場合は、イヤホンを充電ケースにセットして、
(1)両方のイヤホンを充電ケースから取り出す
(2)両方のイヤホンのタッチセンサーを約10秒間長押しして電源を切る
(3)両方のイヤホンのタッチセンサーを同時に約10秒間押しする
(4)両方のイヤホンのランプが同時に紫色に点滅
この手順でリセットが完了する。

リセットを実行すると接続済みの機器とのペアリングも解除され、再度ペアリングすることになる。

イヤホン本体はIPX7の防水性能を備えており、Bluetoothはバージョン5.0、A2DP、AVRCP、HFP、HSPのプロファイルに対応している。

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両サイドにあるくぼみを使って取り出す

今回使ってみて最大の欠点だと感じたのがイヤホンの形状だ。とくに充電ケースから取り出す際、あまりにも取り出し難い。正直なところ、これまでのEarFun Freeシリーズは、充電ケースからの取り出し難さが気になっていたが、今回のEarFun Free Miniはダントツで取り出し難い。

色々と試してはみたが、充電ケースのくぼみに指を入れて取り出すのが一番マシな気がした。それでも決して取り出しやすくはない。イヤホンの形状も丸みを帯びた膨らみがあり、サラサラとした質感も相まって、そもそも持ち難い。そのため、充電ケースから取り出す際に落としやすい。

それだけではなく、充電ケースにセットする際も入れ難く、歴代EarFun Free製品と比較してもかなりのストレスを感じる。圧倒的コンパクトさの代償ともいえる欠点だが、日常的に使うものとしてはこの出し入れのし難さは、落下、紛失、ストレスの原因になりかねない。今後の製品ではぜひ改善してほしい。

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充電ケースを手に乗せたところ


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充電ケースの上面(蓋部分)


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充電ケースの底面


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充電ケースの背面にはUSB Type-C端子を搭載


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充電ケースの蓋を開けた状態


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USBケーブルを接続して充電


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充電ケース正面にはランプを搭載

充電ケース底面には製品のモデル名やバッテリーの仕様、技適マーク、PSEマークなどの記載がある。充電ケース正面のランプは蓋を閉じた際に、バッテリー残量を知らせてくれる。残量が10%以上は5秒間白点灯、10%未満は5回赤点滅。また、充電中は赤点灯、充電が完了すると消灯する。

なお、イヤホンのバッテリー容量は40mAh×2(左右1つずつ)、充電ケースのバッテリー容量は470mAhで、連続再生時間はイヤホン単体で最大5時間、充電ケースと併用で最大24時間の利用が可能。

充電時間の目安は、イヤホンが約1.5時間、充電ケースが約2.5時間となっており、10分の充電でおよそ2時間再生できる「急速充電」にも対応する。

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コンパクトな充電ケース
撮影協力: 夢白小夜華さん

充電ケースもかなり小型化されており、持ちやすさ、握りやすさもよい。ここまで小型・軽量化されていると小さなポケットやポーチなどにも入れやすく、持ち運びに躊躇(ちゅうちょ)しなくてすむ。

■EarFun Free 2と比較

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充電ケース上部。左がEarFun Free 2、右がEarFun Free Mini

ここからは、EarFun FreeシリーズのスタンダードモデルEarFun Free 2と簡単な比較をしていこう。

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充電ケース正面。左がEarFun Free 2、右がEarFun Free Mini


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充電ケースの蓋を開けた状態。左がEarFun Free 2、右がEarFun Free Mini


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充電ケースとイヤホン本体を並べた状態。左がEarFun Free 2、右がEarFun Free Mini


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イヤホン本体。左がEarFun Free 2、右がEarFun Free Mini


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左がEarFun Free 2、右がEarFun Free Mini

画像の通り、充電ケースおよびイヤホンともにEarFun Free Miniはかなり小さい。EarFun Free 2はイヤホン本体がやや大きめではあるが、こうして見比べるとEarFun Free Miniの小ささがよくわかる。

・アクティブノイズキャンセリング(ANC)
・外音取り込み
・低遅延モード
・自動装着検出機能
・ワイヤレス充電
これらの機能を削ったことで小型・軽量化でき、さらに3,000円台という破格の販売価格を実現している。

一方で、
・タッチ操作
・ハンズフリー通話
・音声アシスタント起動
・左右片側利用
・IPX7の防水性能
・充電ケース併用で最大24時間の長時間利用
・10分充電で2時間再生の急速充電
これらの基本的な機能にはしっかり対応し、音質もこれまでの製品に劣っていることはなく、むしろこのコンパクトサイズでしっかりと低音も再生してくれるため、とりあえずワイヤレスイヤホンを試してみたい人から日常利用したい人までおすすめできる製品だ。

低価格とコンパクトさが最大の特徴だが、音質も含めた基本的な性能もしっかりして3,000円台で購入できるコストパフォーマンスに優れた製品だといえる。


S-MAX:EarFunの完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free Mini」の紹介と「Free 2」「Free Pro」「Free Pro 2」の外観比較をしてみた!【レビュー】



EarFun Free Mini | Mini Buds, Super Bass



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