防水とおサイフケータイに対応したスタンダードスマホ「moto g52j 5G」をフォト&ムービーレビュー!

既報通り、モトローラ・モビリティ・ジャパン(以下、モトローラ)がオールラウンドな機能を追求する「moto g」ファミリーにおいて同社初の防水・防塵(IP68相当)およびおサイフケータイ(FeliCa)に対応したスタンダードスマートフォン(スマホ)「moto g52j 5G(モデル名:XT2219-1)」(Motorola Mobility製)を2022年6月3日(金)に発売します。

発売に先立ってすでに予約販売が行われており、価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格および公式Webショップ「MOTO STORE」では39,800円で、販路はMOTO STORE以外にも量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)で取り扱われます。

Amazon.co.jpやヨドバシカメラなどの量販店やECサイトでは39,800円の10%(3,980ポイント)還元で実質35,820円となっているほか、goo Simseller(OCN モバイル ONE)では通常価格36,500円で6月3日11時から販売するとのこと。なお、moto g52j 5Gはオープン市場向けメーカー版(いわゆるSIMフリーモデル)として販売されます。

本記事ではモトローラが5月30日(月)に開催した「新製品説明会」においてmoto g52j 5Gの実機をタッチ&トライしてきたので外観や基本機能、特徴などを写真や動画を交えて紹介します。

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moto g52j 5Gの正面。上部中央にパンチホールが配置されています

moto g52j 5Gは購入しやすい価格帯ながらもしっかりと使える性能を備えたmoto gシリーズにおける最新機種で、チップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」を採用して5Gに対応しながらも価格を抑え、モトローラとしては初めて防水・防塵(IP68相当)とおサイフケータイ(FeliCa)に対応しました。

なお、海外向けにも「moto g52 5G」や「moto g52」が発表されていますが、画面の大きさからSoCなどが異なっており、カメラ機能などは共通となっているものの、基板の設計から見直されているということでほぼほぼ日本独自モデルといっても差し障りはなさそうです。

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moto g52j 5Gの正面と背面。ともに
左がインクブラック、右がパールホワイト。背面のリアカメラモジュールの右側におサイフケータイマーク(アンテナ)も見えます。サイズはかなり大きいものの、背面側の左右がラウンドしたデザインとなっているため、手にはフィットする印象でした

画面は上部中央にパンチホールが配置されたアスペクト比9:20の縦長な約6.8インチHD+(1080×2460ドット)IPS液晶「Max Visionディスプレイ」を搭載し、120Hzリフレッシュレートに対応しており、パンチホール部分には約1300万画素CMOS(1画素1.12µm)/広角レンズ(F2.2)のフロントカメラを内蔵しています。生体認証としては顔認証のほか、側面指紋センサーも搭載。

画面占有率(アクティブエリアタッチパネル:AA-TP)は87%で、サイズは約171.0×76.8×9.1mm、質量は約206g、本体色はインクブラック(型番:PATM0000JP)およびパールホワイト(型番:PATM0001JP)の2色展開。外部接続はUSB Type-C端子(USB 2.0)および3.5mmイヤホンマイク端子を搭載し、本体右側面には「Google アシスタントキー」も搭載しています。

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moto g52j 5Gの最大の特徴でもあるFeliCaの内容。なお、モトローラとしてはおサイフケータイ対応機種は2012年にソフトバンク向け「RAZR M 201M」以来

おサイフケータイは「モバイルSuica」や「モバイルPASMO」、「モバイルWAON」、「nanaco」、「iD」、「QUICPay」、「楽天Edy」の動作確認が済んでいるとのことで、NFC Type Fを利用したマイナンバーカードや運転免許証の読み取り、新型コロナワクチン接種証明書アプリも利用可能となっているということです。

リアカメラは以下のトリプル構成で、メインとなる広角カメラは4つの画素を1つにまとめて明るく撮影できるクアッドピクセルテクノロジーに対応し、さらにナイトビジョンモードに対応しているため、暗い場所でも鮮明で明るい写真を撮影できます。またマクロレンズでは自然の姿やミニチュアモデルなどの細部に2.5倍まで近づくことが可能です。

・約5000万画素CMOS(1画素0.64μm、4-in-1)/広角レンズ(F1.8)
・約800万画素CMOS(1画素1.12μm)/超広角レンズ(F2.2、画角118°)
・約200万画素CMOS(1画素1.75μm)/マクロカメラ(F2.4)

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moto g52j 5Gのリアカメラ部分。背面パネルはツヤのある質感

主な仕様はオクタコアCPU(2.2GHz×2+1.8GHz×6)や6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、5000mAhバッテリー、急速充電(最大15W)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.1、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPSなど)、Dolby Atmos、FMラジオなど。連続駆動時間は最長40時間。

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moto g52j 5Gの上下側面。上側にはマイク、下側には3.5mmイヤホンマイク端子やマイク、USB Type-C端子、外部スピーカーが配置されています


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moto g52j 5Gの左右側面。左側nanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードのスロット、右側にはGoogleアシスタントキーや電源上下キー、指紋センサーを内蔵した電源キーが配置されています

センサー類は加速度センサーおよび近接センサー、ジャイロセンサー、環境照度センサー、電子コンパスを内蔵。付属品はカバーおよびSIM取り出しピン、ガイド類やLG(法令/安全/規制)といった紙類で、ACアダプターやUSBケーブルは非同梱。OSはAndroid 11をプリインストール。SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMのデュアルSIMに対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。

5G NR: n3/n28/n77/n78
4G LTE: B1/B2/B3/B8/B18/B19/B28/B38/B41/B42
3G W-CDMA: B1/B2/B5/B8/B19

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ホーム画面(左)とドロワー(アプリ一覧)画面(右)


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設定の「電話情報」(左)と「ストレージ」(右)。展示機では128GBのうちの21.90GB(17%)が使用されていました


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プリインストールされている標準カメラアプリのファインダー画面(左)とカメラアプリの設定画面(右)


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カメラはフラッシュやタイマー、ポートレート、カットアウト、スポットカラー、ナイトビジョン、シネマグラフ、パノラマ、グループ自撮り、UltraRes、ライブフィルタ、プロ、デュアル撮影に対応


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モトローラ独自機能「Motoアクション(My UX)」によってさまざまな機能にも対応し、親切ディスプレイやピークディスプレイ、持ち上げてロック解除、持ち上げて消音、パワータッチ、下向きでマナーモード、ゲームタイム、メディアコントロールなどに対応

moto g52j 5Gは日本市場でニーズの高い防水やFeliCaに対応したことでこれまでのモトローラのラインナップの穴を受ける大きな存在となると思われ、同時に同じくSnapdragon 695 5G Mobile Platformを搭載したスタンダードスマホ「Xperia 10 IV」(NTTドコモ版は64,152円)や「AQUOS sense6s」(au版は40,470円)、「Redmi Note 11 Pro 5G」(メーカー版は44,800円、楽天モバイル版は42,980円)などと比べても安価なため、是非販売台数を伸ばして今後も定期的にモトローラから防水とFeliCaに対応したモデルが投入されて欲しいところです。

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moto g52j 5Gのインフォグラフィックス









記事執筆:memn0ck
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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