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携帯用ゲーム機並みに軽いゲーミングPCが登場!スペックだって伊達じゃない! |
去る2022年9月15日から18日の4日間、千葉県幕張にある幕張メッセにて、日本最大の家庭用(コンシューマ)ゲームとその関連サービスなどが一堂に会する展示イベントの、東京ゲームショウ2022が開催されました。(主催:CESA)
ゲーム関連のイベントのため、主役はやはりゲームタイトルそのものではあるのですが、そのゲームを遊ぶためのハード(ゲーム機本体やゲーミングPC)も多数展示されており、このところは「モバイル可能な携帯用ゲーム機クラスのゲーミングPC」というのも数多く登場してきており、このイベントでもいくつかのモバイルゲーミングマシンが展示されています。
本記事ではリンクスインターナショナルのブースに展示されていた必要十分なスペックを携帯用ゲーム機並みのサイズにまで落としこんだモバイルゲーミングPC「AYANEO AIR」を紹介します。
【見た目にはほぼ携帯ゲーム機なPC】
AYANEO AIRは中国の深圳にあるPCメーカーのAYANEOが開発したゲーミングモデルのモバイルPCで、Windows11(Home)を搭載したフルWindowsのPCでありながら、携帯用ゲーム機並みの本体サイズと重量を備えているのが最大の特徴です。
本機のバリエーションとして、基本モデルとなる「AYANEO AIR」、CPU(APU)はそのままに動作メモリー(RAM)や本体ストレージ容量を抑えた「AYANEO AIR Lite」、AYANEO AIRと同一のスペックでバッテリー容量を増量して連続駆動時間を延ばした「AYANEO AIR Pro」(このモデルのみ重量と本体の厚さが増加)の3モデルが用意されています。
CPUにはAMDの内蔵GPU「Radeon Graphics」を内包したRyzen 5 5560U (6コア12スレッド 定格2.3Ghz・ターボ値4GHz)を搭載し、ディスプレイは5.5インチのタッチパネルを採用しています。
画面解像度がフルHD(1920×1080ドット)ですが、ディスプレイサイズが5.5インチ(ソニーのPlaystation Vitaが5インチだったため、それより少しだけ大きいものを想像してもらうとわかりやすい)と小ぶりなためか、フルHDの解像度でも十分に精細な画像で遊ぶことが可能で、ゲーム設定を適切に設定さえすれば、3Dグラフィックをグリグリと描画するようなゲームでも快適に遊ぶことができます。
【性能よりも取り回しの良さを重視】
前述の通り、軽量さをアピールしているAYANEO AIR(Lite含む)の本体重量は398g(上位モデルのProのみ450g)。
本体の大きさや遊ぶことのできるゲームが大きく異なり、スペックや本体価格も全然違うため、この部分だけを比較するのはちょっとズルい気もしますが、例えば、ニンテンドースイッチ(現行モデル)の本体重量はJoy-con取り付け時で約398gと同じ重量となっています。(参考までに形状の近いソニーのPlayStation Vitaは約219g)
これはモバイルゲーミングPCとしても破格の軽さであり、もちろん現時点では最軽量クラス。競合製品になるだろうと思われるValveの「Steam Deck」の重量が約669gと考えるとこの軽さとコンパクトさは大きなアピールポイントとなります。(ただし、Steam DeckはCPUの世代がAYANEO AIRよりも古かったり、7インチと画面が大きい、本体価格が比較的安価といった違いもあり)
AYANEO AIRは現在、大手ECサイトのAmazonなどで先行予約を受け付けているほか、秋葉原のモバイル・UMPC専門店にて先行で販売されています。
その形状の都合、例えば6ボタンを利用するような対戦格闘ゲームには不向き(アーケードスティックなどを接続して、そちらで操作すれば問題ありませんが)ですが、インディー系の手軽に遊べるようなアクションやレース、FPSなどのゲームを手軽にサッと本体を取り出して遊べるのは非常に魅力的です。
興味のある方は是非、チェックしてみましょう!
また、リンクスインターナショナルのブースではAYANEOシリーズの上位モデル「AYANEO NEXT Pro」(CPUをさらに上位のものにして、ディスプレイサイズも7インチになったことで若干大型化したモデル)も展示されていました。
記事執筆:河童丸
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