auの法人向け副回線サービスにNTTドコモが6月以降に追加!

KDDIおよび沖縄セルラー電話は9日、障害時などで携帯電話回線が使えない場合に他社の携帯電話回線に切り替えて通信が利用できるオプションサービス「副回線サービス」の法人向けについて利用できる通信事業者の回線として新たにNTTドコモを2023年6月以降に追加すると発表しています。

これにより、KDDIおよび沖縄セルラー電話の法人契約の場合には副回線としてすでに提供しているソフトバンク回線に加え、NTTドコモ回線が追加されて2つの事業者から選択できるようになります。オプション料はNTTドコモ回線でもソフトバンク回線と同じ月額550円(金額はすべて税込)となっています。

また送受信最大1Mbpsのデータ通信が月1GBまで利用でき、超過後は送受信最大128kbpsに速度制限され、通信速度の制限は翌月1日から解除されます。またテザリングオプションなどの各種オプションは利用できません。通話やSMS(受信は無料)は従量制となっており、通話料は22円/30秒(一部宛先を除)、SMS送信料は3.3円/通(全角70文字まで)。

対象者は携帯電話サービス「au」の法人向けプランを利用している契約者で、提供されるSIM形式はeSIMのみとなっており、申込方法は提供開始日以降にKDDI法人営業担当者または法人お客さまセンターまで問い合わせするように案内されています。また具体的な開始日は別途、公式Webサイトなどでお知らせするとしています。

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副回線サービスは他社で別途回線を申し込む手間なく、ワンストップの簡易な手続きで副回線を申し込みできるオプションサービスで、au回線で通信がつながりにくい時にも利用でき、副回線として電話やメール、SNSなどで家族や仕事先との連絡が可能となるほか、ショッピングや金融決済、行政サービスなどの一部のアプリを利用できます。

これにより、例えば、通信障害や災害時などにおいても緊急を要する家族や医療機関との音声通話や日常生活に欠かせないスマートフォン(スマホ)などでの決済サービスなどを含めたデータ通信の利用が可能となります。なお、申し込み後に副回線用のSIM(eSIMまたはSIMカード)が発行され、新たな電話番号を利用できるようになります。

今回、これまで提供してきたソフトバンク回線に続いてNTTドコモ回線が追加され、法人利用者が副回線サービスを申し込む場合にソフトバンク回線とNTTドコモ回線から選べるようになります。ただし、NTTドコモ回線の場合にはeSIMのみが提供されるため、対応機種は5Gまたは4G対応のauのスマートフォン(スマホ)のうちのeSIM対応製品のみとなります。



記事執筆:memn0ck


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