Nothing Technologyが日本で最新のワイヤレスイヤホンを発表!

Nothing Technologyは18日、都内で新製品発表イベント「NOTHING@TOKYO」を開催し、同社が展開する「Nothing」ブランドの新商品として完全ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear(ナッシング・イヤー)」および「Nothing Ear (a)(ナッシング・イヤー・エー)」を2024年4月22日から発売すると発表した。

また同社が展開するスマートフォン(スマホ)向けOS「Nothing OS」と、今回発表したNothing EarおよびNothing Ear (a)を含むオーディオ製品においてOpenAIが提供するAIサービス「ChatGPT(チャットジーピーティー)」と統合することも発表した。本記事ではイベントや新商品の模様を紹介する。

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Nothingが国内でイベントを開催

Nothingはイギリス・ロンドンに拠点を置くデジタル製品のメーカーだ。スマートフォン(スマホ)メーカー「OnePlus」の共同創業者であるCarl Pei(カール・ペイ)氏が2020年10月に設立し、これまでワイヤレスイヤホンやスマホなどを製品化し、最近ではNothingブランドに続いてサブブランド「CMF by Nothing」も立ち上げている。

今回のメディア向け発表会にはそのカール・ペイ氏が登壇し、Nothingのワイヤレスイヤホン製品において日本がアメリカに次いで2番目に大きい市場に成長したことを明かした。そうした実績を元に今回、本格的に日本に進出することを決め、その第1弾として直近に発売されたスマホ「Nothing Phone (2a)」に日本市場向けのおサイフケータイ(FeliCa)を初めて搭載したと説明した。

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Nothing CEOのカール・ペイ氏


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Nothing Japan マネージングディレクター 黒住吉郎氏


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新製品のNothing Earは22,800円


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新製品のNothing Ear (a)は14,800円


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ChatGPT統合のスケジュール

続いてこの4月からNothing Technologyの日本市場におけるマネージング
ディレクターへ就任した黒住 吉郎氏が登壇し、今回の新製品についてのプレゼンおよび、同社が展開する製品群にChatGPTを統合することを発表した。黒住氏はこれまでにソニーで「Xperia」の製品開発を担当してきたほか、楽天モバイルのチーフプロダクトオフィサーを務めてきた人物だ。

新たに発表されたNothing OSにおけるChatGPTの統合は「Nothing Phone (2)」が18日から、「Nothing Phone (1)」と「Nothing Phone (2a)」においては今月末を目途に提供を開始する予定とのこと。

一方、オーディオ製品については今回発表された新製品Nothing EarとNothing Ear (a)が販売開始と同時に、その他のNothingブランド製品が6月を目途に提供開始するという。


■Nothing Ear
Nothing EarはNothing Ear (2)を改良した後継モデルで、主な特徴はセラミック振動版をはじめとする高級素材を採用したカスタム11mmダイナミックドライバーを搭載し、ハイレゾ音源をワイヤレス環境で楽しむことができるLDAC(エルダック)に対応する。

またANC(アクティブノイズキャンセリング)や低遅延モードにも対応しており、充電ケースと併用で最大40.5時間の長時間利用が可能な他、2.5Wのワイヤレス充電にも対応している。10分間の充電で10時間利用ができる急速充電も可能。

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開。クリアなデザインの充電ケースとイヤホン本体が特徴のカナル型イヤホンだ。

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左がブラック、右がホワイト


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充電ケース底面


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充電ケースの側面にUSB Type-C端子を搭載


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ブラックのイヤホン本体


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ホワイトのイヤホン本体


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装着した状態

本体サイズと重量はイヤホン本体が29.4mm×21.7mm×24.1mmと4.62g、充電ケースが55.5mm×55.5mm×22mmと51.9g。さらにイヤホンはIP54、充電ケースはIP55の防水・防塵性能を備え、イヤホンの装着自動検出機能、デュアル接続にも対応している。


■Nothing Ear (a)
一方、Nothing Ear (a)はさらに印象的なデザインが特徴のカナル型イヤホンだ。主な特徴はカスタム11mmダイナミックドライバーを搭載し、ハイレゾ音源を楽しむことができるLDACに対応する。

ANCや低遅延モードにも対応しており、充電ケースと併用で最大42.5時間の長時間利用が可能な他、2.5Wのワイヤレス充電にも対応している。10分間の充電で10時間利用ができる急速充電も可能。カラーバリエーションはブラックとホワイト、イエローの3色展開となっている。

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充電ケースを閉じた状態の正面(画像=上)と底面(画像=下)


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充電ケースを開いた状態の正面


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充電ケースを手に持ったところ


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イエローのイヤホン本体


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ホワイトのイヤホン本体


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ホワイトのイヤホン本体


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装着した状態

本体サイズと重量はイヤホン本体が30.9 mm×21.7mm×24.3mmと4.8g、充電ケースが47.6mm×63.3mm×22.7mmと39.6g。イヤホンはIP54、充電ケースはIPX2の防水・防塵性能を備え、イヤホンの装着自動検出機能、デュアル接続にも対応している。最後に今回のイベント関連の動画を紹介しておく。


S-MAX:Nothing 新製品発表イベント ワイヤレスイヤホン製品「Nothing Ear」「Nothing Ear (a)」(2024年4月18日)【プレゼン】



S-MAX:Nothing 新製品発表イベント ワイヤレスイヤホン製品「Nothing Ear」「Nothing Ear (a)」(2024年4月18日)【質疑応答】



S-MAX:Nothingのスマートフォン「Nothing Phone (2a)」ファーストインプレッション(2024年4月18日)【新製品発表会】



Nothing Community Update | Q1 2024


















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Nothing、新たにChatGPTを搭載したEarと Ear (a)を発表
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